西丹沢の大野山に登ってきました(2025年2月10日)。
低山でいいので、春、秋、冬と年に3回くらいは山に登りたいと思っています。最近では、2024年3月の高尾山、2024年11月の鎌倉アルプス、2025年2月の大野山と登ったことになるので、まあいいペースで来ています。
大野山(723m)は、登山口になるJR御殿場線谷峨駅まで行くのに横浜から少し時間がかかりますが、バスでの乗り継ぎは不要なのでアクセスはまあまあ、低山なのでそんなに気合は入れなくても登れる、はげ山なので晴れていれば山頂からの眺望は最高、とメリットの多いとてもいい山だと思っています。そして、この日は平日に休みを取って行ってきたので、ハイカーも少なく、静かでリラックスした山歩きを楽しめました。
ネオアコ・シリーズが続きます。アズテックカメラのアルバム「ハイランド・ハードレイン」のこの曲は、抒情的でドラマチックで大好きです。
The Bugle Sounds Again
小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅に乗り換えます。このあたりも山がちな地形です。
御殿場線谷峨駅で下ります。右奥のほうに明るく見える山が大野山のあたりだと思います。
駅からは、田んぼの間の道を行きます。
酒匂川の嵐橋という吊り橋を渡ります。10人しか渡れないこわい橋なんです。
低い手摺越しに、おそるおそる下を流れる酒匂川を覗きます。
無事渡りました、この橋です。
橋の近くには堰が作られていて、奥には東名高速道路が通っています。
坂道を上りはじめるとすぐ現れる第○サティアン風の建物。しかし、怪しい施設ではありません。道路公団の建物で、おそらく高速道路の建設やメンテナンス関連の施設だと思われます。
山道に入ります。冬だけれど日当たりのよい登り道のため、途中から暑くて汗をかきました。
ミカンの木が2、3本ありますが、放棄されているようです。
別荘風のお宅が見えます。山の中腹ですが、道路と電気が通っているのでこのあたりには人が住めるようで、他にも何軒か民家がありました。水道はどうなっているのでしょうか。
このあたりでクマが出たという話はあまり聞かないのですが、「注意・熊出没」の看板が出ています。クマ除けのベルやスプレーを購入しようかどうかと悩んでいるところです。
車道を横切ると、休憩所+トイレがあり、右の登山道を進んでいきます。
静かな冬枯れの山。
2月15日まで銃猟をするということは、まだやっているということ。クマも怖いけど、狩猟者も怖い。
高度を上げてきて、眺望がよくなってきました。小田原のほうですかね、海も見えます。
はげ山らしい風景になってきました。もうすぐ頂上かと思いきや、まだまだあるんです。
富士山もよく見えています。
愛鷹山。
これでやっと634(ムサシ)m。まだ、90m!もある。
左が東名高速道路、右が建設中の第二東名高速道路。
そして、ついに大野山山頂に到着。
富士山や、
丹沢湖や西丹沢の山々。
檜洞丸?
蛭ヶ岳?
このあたりがてっぺんかな。
箱根の大涌谷の煙も見えます。
さて、下山します。山北駅に向かうルートで下ります。はげ山の様子がよくわかります。このあたり一帯は、牛の放牧や牧草地として使われているのです。
東丹沢のほう、豊かな山塊です。
猛禽類が悠然と飛んでいきました。
牧場の一つ。ここには入りません。
このとても長い階段を下りていきます。標高差100mはあろうかと思われる階段です。
ここで、さっきも見た634m地点ですね。
脇には牧草地が広がります。
杉林では一部伐採がされています。
ニホンジカがいました。写真では、3頭がこちらを見ていますが、6頭ほどいました。こうやって出会うと可愛いのですが、害獣として認識されています。
中腹にある共和小学校は、地域の生徒数の減少により、7年ほど前に廃校になったそうです。
ここからだいぶ下ったところで、軽トラに乗ったおじさんが山北駅までなら乗せてくよと言ってくれたので、お言葉に甘えて車に乗せてもらいました。歩いたら20~30分の距離でしたが。小学校の廃校のことはそのおじさんから聞きました。
上りに1時間40分、下りも1時間40分かけて、約2万歩の歩数でした。弱点の右膝は痛くなる直前でなんとか持ちました。ふだんの膝トレーニングをやってはいますが、もう少し頻度を上げねばいけないなと思います。
ところを何度も強調するところがかわい
らしいですね。あっちは工業製品。
こっちはもともとあった山。
途中道路公団の建物はいかにも
道路公団的ですね。味気ないというか、
殺伐としているというか。まあ、変に
お金をかけてないだけいいですが。
途中の別荘風な住宅は楽しそう。
水道は、井戸か沢水の濾過でしょうか。
私の両親が一時期沢水の濾過で生活
していたのを思い出しました。8年
くらい続いた暮らしでした。こんこんと
水が湧いて涸れることはなく、一旦
それになれると水道なんてまずくて
飲めないと言ってました。
このあたりは山の表情がおだやかです
ね。相模湖あたりの山々と通じるような
低山の魅力。
最後の軽トラは得しましたね(笑)。
軽トラのおじさんには、wakabyさんが
よほど善良な方に見えた、and/or
wakabyさんがよほど疲れて見えた(笑)。
スカイツリーを引き合いに出して、すごく高いんだよとアピールしたかったのでしょうか。
ご両親はなかなか素敵なところで暮らしていたのですね。沢水の濾過で生活できるんですね。下水の処理もたいへんそうですが、そういう装置が販売されているんですかね。
軽トラのおじさんが、私を善良な人間に見えたのだとしたら、人を見る目のある方ですね(笑)。私を疲れてるように見えて拾ってくれたとしたら、優しい方ですね。実際とても親切な方で、自分がどのあたりに住んでいるとか、次来た時も声をかけてくれたらまた駅まで乗せるから、なんて話してくれて、久しぶりにほっこりした気持ちになりました。
でバクテリアに徹底的に分解、透明になる
まで変えて行き、そこから地下浸透だと
思います。今は汲み取りはなくなり、
生活排水もそのへんに流すのは禁止。
私の山荘がそれです。1990年代の途中
で変わったと思います。合併浄化槽と
よばれるのがそれです。
ありがとうございます。
合併浄化槽という装置があるわけですね。きっと汚水浄化の技術は進んでいるでしょうから、バクテリアに処理させて、不溶性成分や病原菌を含む微生物などを徹底的に分解できれば、自然環境に戻せそうですね。