国立競技場スタジアムツアーに家族で参加して、会場の中を見てきました(2022年6月25日)。
イベントがないときは、スタジアムツアーのチケットを予約購入すれば、スタジアム内の決まったエリアを見学できるようです。イベントといっても、今のところときどきサッカーの試合があるくらいで、8月に永ちゃんのライブでコンサートとしての観客入れがいよいよ始まるようです。
国立競技場はザハ・ハディドの宇宙船のような設計案が一旦は通って、安藤忠雄氏も推していたと思います。私もそれが見たかったクチです。しかし、建築費用が当初予想から大きく膨らんでしまって、御破算になり、隈先生の和的で無難な案が選ばれたという経緯がありました。明治神宮外苑という場所は日本の聖地なのだから、宇宙船みたいのは作っちゃダメでしょと、中沢新一氏は言っていました。そんなこともありましたが、立派なスタジアムができたことは間違いありません。さあ、見てみましょう。
JR千駄ヶ谷駅から出て、国立競技場の南側に行き、Eゲートから入ります。
1階スタンドに入りました。さすがに中は広いです。
トラックの一部が解放されています。
この屋根はそうとう重そうですが、どういうバランスになっているのか、よく支えられるものだと思います。木材もたくさん使われています。
座席はアースカラーという5色が、ランダムでもない規則的でもない、不思議な配列で並んできます。
トラックに立ちました。感触はゴムのクッションがきいている感じです。
巨大なモニターの前にある展望デッキにあとで行きます。
ここはフィールドに直結しているインタビューゾーン。
ロッカールーム。
シャワールームと洗面所。
さらに奥に行くと、自動車用の通路や駐車スペースがあります。
その外側の壁に、サインウォールがありました。東京2020大会陸上競技参加選手が書き残していったサインが約300あるそうです。
インタビューゾーンからフィールドに戻ります。選手たちが入場するゲートですね。
2階スタンドの下の帯状のところが、LEDでつよい色を発していて、
このように色が変わっていきました。
時間は14:30くらいですが、お昼を食べてないのでお腹がすきました。こんな魅惑的なポスターが貼られていますが、販売されていません。
道路の向かいには、こってり豚骨系ラーメンの聖地、ホープ軒もあります。
3階スタンドに上がりました。外側にはツタのような植物が植えられています。
展望デッキからの眺め、1階スタンドから見たのと全然違う大きさを感じます。
屋根が近いので骨組みがよく見えます。木材の柱がだいぶ支えになっているようにも見えます。
3階から見ると客席の多さも実感できます。陸上競技時は68,000人、コンサート時は88,000人がキャパだそうです。
ひさしの木の格子は、47都道府県の木材が使われていて、それぞれの方位に向けて配置されているとのこと。
こちらは、5階にある「空の杜」。周りに植物が植えられていて、一周できます。
北側には、慶応大学病院や、
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミアなんかが見えます。このホテルも木材が使われていて、国立競技場とバランスが取れています。
南側の国立競技場モニュメント。
スタンドの外側に植えられた木々が成長して天井に届くくらいになったらおもしろそうですね。スタジアムの雰囲気が変わってくるかもしれません。私はスポーツは見ないので、何かのコンサートでまたきっと来れることを楽しみにしたいと思います。
おまけ:帰りに寄った渋谷スクランブルスクエアの14階からの眺め。