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2014年J2リーグ第14節 札幌 VS 水戸【4:0】

完全に中盤を支配され,細かいパスでサイドを切り裂かれていた前半,特に半ばまでの出来からして,後半こんなゴールラッシュを生み出すとは想像できなかった。
やはりサッカーは難しくも,面白いゲームだということを再認識した試合だった。

前半からハイボールの競り合いでは負けていなかった札幌は後半,都倉が落としたり,パウロンが跳ね返したセカンドボールの支配率において,前半とは見違えるような改善を示した。
一人一人の技術や速さではやや水戸に分がある(特に28番と32番は危険だった)という印象だったが,その劣勢分を人数をかけることで補った札幌は,奪ったところから相手の高いDFラインの背後にできたスペースに的確なパスを供給することで,素晴らしいフィニッシュを見せてくれた。

特に先制点につながるシュートと,CKからヘッドで得点を奪った都倉の動きは,札幌にエネルギーを与えるものだった。
組み立てという点ではまだ物足りないながらも,あきらめず必死にオフ・ザ・ボールの走りを貫徹したことでゴールに繋げた上里,グラウンダーのボール捌きはぎこちないながらも,浮き球にはアグレッシブな反応を見せるパウロン,そして守備面での貢献度が高かった宮沢,河合,石井の中盤組の奮闘は,手放しで褒め称えたい。

コンビネーションで崩すところまでは行っていないものの,ひと月以上勝利から遠ざかっていたチームの不穏な雰囲気を払拭するには充分な札幌のゴールラッシュが,なでしこ勝利の前奏曲となることを祈りたい。
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