◇ けさはまだ薄暗い頃、眠りの彼方からこちらにせまって来るような、まるで空気が金属音で震えているかのような「音」で目が覚めました。
ややあって、それがおそらく自然公園からなのでしょう、遠くの林から朝の空気を伝わって来る、蜩の鳴く音であることに気がつきました。
蛍のぼんやりとした光の点滅、そして蜩の一斉に鳴きわたる音、いずれも知りうる限り最も幻想的な光や音、その音の世界にけさは遭遇したわけです。
猛暑の夏に頭のてっぺんまで浸かってしまったような日々が続いていますが、春から秋への通過点のいったいどの辺りに私たちはいるんでしょうか。
□ 緑に朝の光が反射してとても眩しいのです。
□ ドミニク・ロワゾー
(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)
春は穏やかにチャーミングに咲く花も、
いまでは野性的な心地すらします。
□ 狭い通路まで、のこぎり草が枝垂れて来て、
あまり通れなくなってしまいました。
□ 猛暑の中を本来の小さい花が咲き続けています。
□ ベーサルシュート(左手前)の出現した、クイーン・オブ・スウェーデンの
その株元でホスタの花がずっと咲き続けています。
□ こんなホスタの花も…。
□ クレア・オースチン
(Claire Austin S 2007 D.Austin England)
こう見えても、夏にはやや強い方の品種です。