折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

あの空の向こうに ~ オランダ・ベルギー 春の旅 ⑤ ~

2018年04月28日 12時08分38秒 | 穀雨

◇ 春4月、そこかしこに咲く花達に心和んだ旅も残すところ2日となったオランダ・ベルギーの旅も6日目、早いものでもう今から2週間ほど前のことになりました。

  撮り続けた写真(画像)を見て少し慌て始めたのですが、撮影当初は訪れた「名所旧跡」の名前だけもほぼ憶えていたのに、それがおぼつかなくなってきました。

  これも寄る年波ということでしょうが、たとえ名前を忘れても写真を見ていると、あの日あの時に感じた様々なことは、不思議なくらいに思い出されます。

  今回はベルギー第3の都市のゲント、第2の都市港町はアントワープ、いずれも歴史の重みに加えてしゃれたお店にも目が奪われる、そんな街歩きでした。

 

                                                      2018年4月14日(土)

□ ゲント (Ghent は英語、オランダ語では ヘント Gent)

レイエ川の河畔、中世の街並みがずっと奥へと広がります。

 

□ 中世の織物業の中心として栄えた、その名残りがしのばれます。

これは聖ミハエル橋からの眺めだったと思います。

 

□ 聖ミハエル教会  (15世紀)

このように壮大な教会がいくつか見られました。

 

□ グラスレイ (Graslei)

壮麗なギルドハウスをバックに、石畳の道をトラムが颯爽と走り抜けます。

スピードが結構速いのでびっくりしました。

 

□ 聖ニコラス教会   (13世紀 スヘルデ・ゴシック様式)

海運の守護聖人が奉られています。

 

□ 鐘楼(1300年頃)と繊維ホール(1425年) 世界遺産

 

□ 聖バーフ大聖堂 (St.Baafskathedraal)  16世紀

 

□ ファン・アイクの絵画「神秘の子羊」(1432年)は、

15世紀フランドル絵画の傑作とされていますが、残念ながら撮影禁止でした。

 

□ 回廊の美しさも印象的でした。

  

□ 市庁舎 (18世紀 フランボワイヤン・ゴシック様式、フラマン・バロック様式)

 

□ 土曜日でしたので、結婚式を見かけることができました。

 

□ こうした石畳の道をしばし歩きました。

 

□ お店を覗く時間もあったりして…。

 

□ ここは外から眺めただけ、ベルギーのビールがかなり揃っているのでは…。

 

□ フランドル伯の城  (1180年)

 

□ 土曜日でしたので小さな市場が開かれていて、

ここではチョコレート(おいしい!)などを買いました。

 

□ 「おいしいビスケット」 そうありますから、きっとおいしいこと間違いないでしょう。

 

□ 花屋さんには、いずこでもすぐにデジカメで反応してしまいました。

 

□ ゲントをあとに、お昼過ぎにアントワープ(Antwerp  蘭語 Antwerpen)に到着。

スヘルデ川には遊覧船が航行していました。

 

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□ うららかな春の陽気で、テラスで食事を取る人の方が多いくらいでした。

「赤い帽子」 (De Rooden Hoed)

 

□ 私たちは室内でのランチとなりました。

お店の名前は、右上の赤いハットで納得です。

 

□ 前菜

 

□ フランドルの郷土料理 ワーテルゾーイ (waterzooï)

 

□ デザート

この日のお昼はビールを飲んだかどうか、忘れてしまいました。

 

□ レストランの前、石畳道を馬車が走っていました。

 

□ 家内が見つけたホタテ貝の道標

スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道は、

ベルギーを通って向かうルートもあるということでしょう。

 

□ ノートルダム大聖堂 (O.L.Vrouwekathedraal  1522年頃)

高さ123mの壮麗なゴシック様式、アントワープに入港する船の目印となったそうです。

 

□ 教会内部の美しさにしばし見とれました。

 

□ ステンドグラスの美しさも格別でした。

 

□ ルーベンス(1577-1640) 「キリスト降架」 (1612年)

祭壇画の傑作と称されています。

 

□ ルーベンス 「キリスト昇架」 (1610年)

「フランダースの犬」の中で、少年ネロがどうしても見たかったのがこれらの絵だそうです。

「パトラッシュ、あれを見ることができたらなあ。あれを見られさえしたらなあ」
「あれってなんだろう?」とパトラッシュは思いました。
そして大きな思いやり深い同情的な目でネロを見上げました。

 

□ 白の美しさを感じました。

 

□ 向こうの祭壇は、同じくルーベンス作「聖母被昇天」 (1626年)です。

 

□ 市庁舎 (Stadthuis) 1565年 ルネサンス様式

アントワープは明るく生き生きとした雰囲気が漂っていました。

 

□ こうしたお店を横目で見ながら歩き着いたところは…

 

□ ルーベンスの家 (Rubenshuis) 1615年

ルーベンスのアトリエ兼住居だったところで、現在は市立美術館となっています。

 

□ 館内は撮影禁止でしたので、真面目な私たちは決まりを順守しました。

 

□ 子ども用の靴

 

□ チョコレートのお店

 

□ この日は夕刻になって最後の目的地ブリュッセルに到着しました。

春爛漫、木々に花が咲き乱れていました。

 

□ にわか雨の降る中を、夕食のためにホテルからレストランへと歩きました。

アーケード内のお店には、いくつか気になりました。

 

 

 

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□ ベルギー・ビール

 

□ 前菜

 

□ ムール貝のプロヴァンス風(トマト味)

デザートにワッフルをいただきましたが、写真を撮り忘れました。

食事の途中に雨脚が強くなり雷鳴もとどろきましたが、帰る頃には雨も止んでいました。

 

コメント (4)
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