◇ 春4月、そこかしこに咲く花達に心和んだ旅も残すところ2日となったオランダ・ベルギーの旅も6日目、早いものでもう今から2週間ほど前のことになりました。
撮り続けた写真(画像)を見て少し慌て始めたのですが、撮影当初は訪れた「名所旧跡」の名前だけもほぼ憶えていたのに、それがおぼつかなくなってきました。
これも寄る年波ということでしょうが、たとえ名前を忘れても写真を見ていると、あの日あの時に感じた様々なことは、不思議なくらいに思い出されます。
今回はベルギー第3の都市のゲント、第2の都市港町はアントワープ、いずれも歴史の重みに加えてしゃれたお店にも目が奪われる、そんな街歩きでした。
2018年4月14日(土)
□ ゲント (Ghent は英語、オランダ語では ヘント Gent)
レイエ川の河畔、中世の街並みがずっと奥へと広がります。
□ 中世の織物業の中心として栄えた、その名残りがしのばれます。
これは聖ミハエル橋からの眺めだったと思います。
□ 聖ミハエル教会 (15世紀)
このように壮大な教会がいくつか見られました。
□ グラスレイ (Graslei)
壮麗なギルドハウスをバックに、石畳の道をトラムが颯爽と走り抜けます。
スピードが結構速いのでびっくりしました。
□ 聖ニコラス教会 (13世紀 スヘルデ・ゴシック様式)
海運の守護聖人が奉られています。
□ 鐘楼(1300年頃)と繊維ホール(1425年) 世界遺産
□ 聖バーフ大聖堂 (St.Baafskathedraal) 16世紀
□ ファン・アイクの絵画「神秘の子羊」(1432年)は、
15世紀フランドル絵画の傑作とされていますが、残念ながら撮影禁止でした。
□ 回廊の美しさも印象的でした。
□ 市庁舎 (18世紀 フランボワイヤン・ゴシック様式、フラマン・バロック様式)
□ 土曜日でしたので、結婚式を見かけることができました。
□ こうした石畳の道をしばし歩きました。
□ お店を覗く時間もあったりして…。
□ ここは外から眺めただけ、ベルギーのビールがかなり揃っているのでは…。
□ フランドル伯の城 (1180年)
□ 土曜日でしたので小さな市場が開かれていて、
ここではチョコレート(おいしい!)などを買いました。
□ 「おいしいビスケット」 そうありますから、きっとおいしいこと間違いないでしょう。
□ 花屋さんには、いずこでもすぐにデジカメで反応してしまいました。
□ ゲントをあとに、お昼過ぎにアントワープ(Antwerp 蘭語 Antwerpen)に到着。
スヘルデ川には遊覧船が航行していました。
+----+---+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
□ うららかな春の陽気で、テラスで食事を取る人の方が多いくらいでした。
「赤い帽子」 (De Rooden Hoed)
□ 私たちは室内でのランチとなりました。
お店の名前は、右上の赤いハットで納得です。
□ 前菜
□ フランドルの郷土料理 ワーテルゾーイ (waterzooï)
□ デザート
この日のお昼はビールを飲んだかどうか、忘れてしまいました。
□ レストランの前、石畳道を馬車が走っていました。
□ 家内が見つけたホタテ貝の道標
スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道は、
ベルギーを通って向かうルートもあるということでしょう。
□ ノートルダム大聖堂 (O.L.Vrouwekathedraal 1522年頃)
高さ123mの壮麗なゴシック様式、アントワープに入港する船の目印となったそうです。
□ 教会内部の美しさにしばし見とれました。
□ ステンドグラスの美しさも格別でした。
□ ルーベンス(1577-1640) 「キリスト降架」 (1612年)
祭壇画の傑作と称されています。
□ ルーベンス 「キリスト昇架」 (1610年)
「フランダースの犬」の中で、少年ネロがどうしても見たかったのがこれらの絵だそうです。
「パトラッシュ、あれを見ることができたらなあ。あれを見られさえしたらなあ」
「あれってなんだろう?」とパトラッシュは思いました。
そして大きな思いやり深い同情的な目でネロを見上げました。
□ 白の美しさを感じました。
□ 向こうの祭壇は、同じくルーベンス作「聖母被昇天」 (1626年)です。
□ 市庁舎 (Stadthuis) 1565年 ルネサンス様式
アントワープは明るく生き生きとした雰囲気が漂っていました。
□ こうしたお店を横目で見ながら歩き着いたところは…
□ ルーベンスの家 (Rubenshuis) 1615年
ルーベンスのアトリエ兼住居だったところで、現在は市立美術館となっています。
□ 館内は撮影禁止でしたので、真面目な私たちは決まりを順守しました。
□ 子ども用の靴
□ チョコレートのお店
□ この日は夕刻になって最後の目的地ブリュッセルに到着しました。
春爛漫、木々に花が咲き乱れていました。
□ にわか雨の降る中を、夕食のためにホテルからレストランへと歩きました。
アーケード内のお店には、いくつか気になりました。
+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
□ ベルギー・ビール
□ 前菜
□ ムール貝のプロヴァンス風(トマト味)
デザートにワッフルをいただきましたが、写真を撮り忘れました。
食事の途中に雨脚が強くなり雷鳴もとどろきましたが、帰る頃には雨も止んでいました。