◇ 夜半から降り始めた雨、辺りがぼんやりと煙るような朝の気配の中で、春雨らしくかすかな音をたてながら庭に降り注いでいました。
日に日に伸長しているバラの葉にも雨粒がやんわりと落ちては跳ねて、初々しい葉が小刻みに上下動を続けていました。
そんな情緒を感じる雨も午前中まで、お昼過ぎからは結構強めの雨脚になって、傘をさしてもすぐに濡れてしまいそうな降り方に変わりました。
好天ならば今日にも咲き始めるかと思われたクレマチスも、恵みの雨では仕方ないと諦め顔、雨が上がったら仕切り直しで咲いてくれるはずです。
□ 伸びたばかりのバラの新芽の柔らかそうな棘も、その鋭さの片鱗がみられます。
ガートルード・ジェキル(ER)、子規の歌を思い起こさせる春の雨です。
(una poesia di oggi)
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る 正岡子規
□ 3月下旬から咲き続けているクレマチスの花も散り始めて…。
□ 毎年のことですが、花びらがバラの葉っぱの上にも落ちています。
□ モンタナ系のクレマチス「エリザベス」は、すぐにでも開花しそうでした。
□ 昨日(4月12日)には、ここまで咲きかけていたのですが…。
+----+----+----+ 4月14日の様子を追加しました。 +----+----+----+
□ 朝の出勤前、少し開花していました。 2014年4月14日
□ クレマチス モンタナ系 エリザベス
(Clematis montana 'Elizabeth')
夕方、帰宅時にはここまで開花していました。
昨年1年生苗を購入して1年経過、花は全部でも、たったの6輪です。
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□ 色づいたチューリップ「レディ・ジェーン」も、開花はお預け。
□ オールド・ローズ「カルディナル・ドゥ・リシュリュー」と白牡丹は隣り合わせです。
いずこにも春の雨が静かに降り注いでいました。
+-+-+-+-+ ここから先は、土曜日(4月12日)の様子です。 +-+-+-+-+
□ それぞれの色をなして、バラの葉が広がっています。
□ ウッドフェンスに誘引のクレマチスの中では、
手前のビチセラ系のつるが日に日に伸びています。
□ バラとクレマチスを誘引しているアーチですが、
側面に葉が展開して賑やかになってきました。
□ 半日蔭の内側には、クレマチス「プリンセス・ダイアナ」を誘引…
□ 日なたの外側には、バラ「ウィズレー2008(ER)」を誘引しています。
□ バラが葉を広げている中で、ヘレボルスの最終の花が咲いています。
□ この花の今年の春、名残を惜しんでいるかのようです。
□ 先月に切り戻したネメシアが、また咲き始めました。
□ 4月になって、少しずつ花の色が増えて来ました。
□ 開花は少し先ですが、ハゴロモジャスミンの花芽がスタンバイしています。
□ さて、日曜日のお昼ですが、
プロシュートのトルテリーニ(Tortellini al Prosciutto)でした。
先ほど、パソコンを閉じようとしてましたら、急にネットワークにつながらなくなりましてね。
無線LANが切断状態で、接続の暗証キーを間違って入力したりして、若干大変でした。
無線LAN装置のパスワードの文字が小さすぎて、ほとんど判読不可能で…。
こんなときに限って、虫眼鏡がどこにいったかわからず…。
再接続したら、亜麻さんからのコメントに気づきました。
4月の中旬ともなりますと、薔薇の咲き始めまで1か月を切ったことになりますよね。
何だか気持ちがそわそわしているようで、毎朝蕾の大きさをチェックしている感じです。
日に日に蕾の数も順調に増えているようです。
「くれない」という言葉、何とも言えない情緒のある響きですよね。
その言葉の連想では、在原業平の和歌をよく思い出します。
千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
古今集というか、百人一首ですよね。
もっとも、このくれないは、秋の紅葉ですが…くれないの響きにつれて、深紅の色彩がいっぱいに広がりますね。
そうそう、こちらの薔薇では、今年初咲きになる、ア・シュロップシャイア・ラドもくれないの…ですよ。
雨の降りしきる中で、この薔薇もそう思って見ていました。
子規は薔薇の俳句をたくさん詠んでいるそうです。
おそらく薔薇が好きだったからではないでしょうか。
花は自分の心情を端的に映しますからね。
その中でも私は次の句が大好きなんですよ。
薔薇深く ぴあの聞ゆる 薄月夜
こうも幻想的な句をさらりと詠めるものなんでしょうかね!
薔薇が咲いて月が昇ってきたら、ピアノでも弾いてみましょうか…って、当然やめときます。
お庭が緑に覆われてきて、可愛らしいお花も
そこかしこに咲いていて素敵ですね~♪
薔薇が咲き出すのがほんとに待ち遠しいですね。
「くれない」という言葉の響き、とても好きです。
私の庭では、パーマネントウェーブやラデュレなどが
「くれない」の枝葉を展開しています。
一日中雨だった日に、やさしくやわらかな雨に濡れる光景を目にしていながら、
子規の詠んだこの歌が思い浮かばなかったのですから、お恥ずかしいかぎりです。
ほんとうに、今の時期は棘までもがやわらかいですね。
子規はたくさんの薔薇の歌を詠んでいるのですね。
薔薇の好きな人だったのでしょうか。
今日はどおりで鼻がむずむずすると思ってましたら、そういうことだったんですね。
帰宅してから日没までの間、乾いた鉢に水遣りをして、クレマチスのつるや花の様子をチェックして…。
スノーフレークは、まだまだ花は先のことかなと思ったりしていました。
モンタナ系の花が少しずつ咲き始めて、急にそわそわ、わくわくしてきました。
エリザベスがまっさきに咲きましたよ。
実は昨年のちょうど今頃、別の株ですが3年目にしてりっぱな花をいくつも咲かせていたんです。
そのエリザベスは花後も着実に成長していたんですが、夏のある日に、8月でしたか、突然枯れてしまいました。
南国九州の猛暑の夏は、やはりモンタナ系には鬼門のようです。
ただ昨年の春にエリザベスは一年生苗も購入してましてね、398円くらいの小さいポット苗ですが…。
それが夏を越して、今こうして花開いたところです。
数えたら6輪じゃなくて、8輪になりますが、まあ、大差ないですね。
あとは二年生苗のルーベンス・スペルバの開花が始まりそうで、おそらく明日の朝には花が見られそうです。
ハゴロモジャスミンは冬にずいぶん剪定して3分の2くらいになりましたが、すごい量の蕾がスタンバイしています。
もう遅霜の心配もなさそうですので、淡いピンク色のベールが広がる光景を楽しみに待っています。
春雨に濡れたバラの芽には、やはり子規の歌が一番ぴったりしてますよね。
今頃はまだ二尺も伸びた新芽はないのですが、若い赤い芽を見ると私も必ず思い浮かべます。
うちの庭では新入りは2品種、そろそろ蕾が見えてくる頃です。
こちらも雨が欲しいなと思うほど乾燥していてバラの鉢が毎日水をやってもカラカラなんですよ!
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る
子規のこの句を赤いバラの芽が伸びてくるといつも思い出しながら眺めています~♪
この時期はバラのほとんどに蕾が見られてワクワクしますね^
特に今年初のバラが3種!
どんな花が咲くんでしょう!
折節さんもさぞそんな感じでしょうね~♪
クレマチスのエリザベス、咲いたんですね~
花がルーベンスにとっても似ていますね~♪
ウチのルーベンス、今日2輪開花してました~
もうそんな時期なんですね~♪
ウチにもあるスノーフレークは折節さんのところにもあったかな?って今日りこぴんさんと話しました~!
くしゃみをされたかな?(笑)
色んなクレマチスが育ってきていますね~
ダイアナさんはとっても楽しみにしています~♪
ウチのは駄目になったものですからね・・・
ハゴロモジャスミンがすごいですね~
咲いたらむせ返るほどの香りでしょうね~♪
ご無沙汰いたしております。
ご覧いただいてどうもありがとうございます。
日曜日は丸一日ずっと降っていました。
庭の植物もみんなぐっしょりと濡れて、でもしばらく雨が降ってなかったので恵みの雨でした。
地植えのバラに少し追肥を遣ったものもありましたので、この雨のおかげで滋養が土に沁みこんでよかったと思います。
バラの地植えも鉢植えも、いろんな品種で小さい蕾がたくさん見え始めました。
せっかくの蕾を害虫にやられないように、これから朝夕の見回りが欠かせなくなります。
すべてを害虫から守ることなど不可能ですが、できるだけのことはしたいと毎年思います。
こうして日に日に春らしい庭の色になっていきます。
バラの咲くまであと1か月弱、もうすぐです。
それまでいろんな花が、その花の春を謳歌することになります。
賑やかに咲くくらいが春らしくていいなとよく思います。
日曜日の雨は最初は春雨らしく柔らかな雨、風情があるなあと余裕で見てました。
午後こちらが外出するくらいから結構大粒の雨、風も出て来ましてね、傘をさしても濡れるんですよ。
帰る頃にはさすがにうんざりとしてしまいました。
今日はまぶしいくらいの好いお天気に恵まれましたけどね。
庭仕事は雨が降る前にと、土曜日に草引きなど、ある程度は済ませていました。
でもバラの鉢替えを2つほど、もうすっかり忘れていて…。
別に急ぐことではないですが、この時季はあとは静かにバラの一番花を待つくらいにしておきたいのです。
バラと言えば、土曜日にもうバラゾウムシを見つけました。
それに蛾の幼虫みたいなのも、いよいよ害虫との格闘の始まりだと、こちらも臨戦モードです。
これから庭の花は、順番からいうと、早咲きのクレマチス、ボタン、バラ、ハゴロモジャスミンでしょうか。
ですから、ジャスミンは5月の上旬から中旬にかけての開花です。
今にも咲きそうに見えますが、この紅い蕾の状態が長く続くんですよね。
今年はずいぶん剪定しましたので、昨年よりこじんまりとまとまっています。
咲いたらまたご覧になって下さいね!
けさは昨日までの雨がウソのように上がって、次第に雲一つないようなお天気になりました。
「くれなゐの」の子規の短歌は、高校の現代国語の教科書には必ず載っていると思われます。
子規の作品では、この短歌と「いくたびも雪の深さをたづねけり」の俳句が特に心に残っています。
正岡子規にははた迷惑でしょうが、私はいろんな意味で心の中の先生みたいな方です。
「針やわらかに春雨の降る」なんて、素敵な表現ですよね。
そんな春の雨に洗われるかのように、カルディナル・ドゥ・リシュリューも生き生きとした緑色の葉を広げています。
昨日の時点ではまだ蕾は見えていなかったのですが、もう時間の問題だと思います。
この辺りにはヒメフウロの愛らしいナチュラルなピンクの小花が情趣を添えてくれるはずです。
リシュリューの野性味たっぷりの紫色の花を今から心待ちにしています。
トルテッリーニは、そうですね、ボローニャの名物ですよね。
昨年の旅行では立ち寄ることはできませんでしたが、ヴェネツアからフィレンツェへ向かう列車が停車しました。
このパスタは確かローマでおみやげに仕入れたものです。
まだ食べてるんですからね、どれだけ仕入れたことでしょう。。。
この頃はまたどこかに飛んで行きたいと、そんなことばかり考えています。
お庭をしっとりとさせて、良いものですよね。
色とりどり、にぎやかな彩のお庭、
いつもながら素敵ですね。
クレマチスをはじめいろいろな花が、
バラの咲くのを楽しみにしているようですね
雨だったんですね~、週末に降られるとがっかりですね^^;
アップルブロッサムの散りだした姿がすてき。
バラたちの様子も気になりますね^^
それと毎年見せていただくのを楽しみにしている羽衣ジャスミン!!
今年も蕾がいっぱいですね~゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜
いつ咲くかな~、その感じだと暖かな日が一日あれば開花しそうですね!
楽しみ~^^
昨日そちらで降った雨は南下した様で、いつも遅れて降る雨が今日は薄日が差しています。
折節さんのお庭には惹かれるものがありますが、文章からも引き込まれる何かがあります~正岡子規の名前は知っていますが、今回の「くれないの二尺伸びたる薔薇の芽の針やわらかに・・・」う~ん!まさに今の柔らかい薔薇の棘の表現にぴったりの句なんですね~
お陰様でリシュリューさんも無事に冬越しが出来ました。そちらはもう葉が大分大きいですね!お花が沢山咲くのでしょうね~!楽しみですね~
最後のパスタも美味しそうですね~イタリアのボローニャ地方の名物でしょうか(*^_^*)