引退を発表したブレイン・ウイルソン（米）の話題も。
全米VISA選手権で、最初の2種目（鉄棒、ゆか）でいい演技ができなかったウイルソンは、その後会場を去りました。「いい競技生活だった」と振り返り、ベテランらしく「代表になるのはほかの選手たち。フロアにいる選手たちだ。引退する自分に注目してほしくない」などと語りました。写真がちょっとさびしげ・・・。
チェルシー・メメルは自身のブログで、女子の全米選手権への意気込みを語りました。5月中旬には合宿と、6か国の選手による小規模な大会がおこなわれたそうです。段ちがい平行棒で自身初となる16点台を出したとうれしそう。アメリカではこれでも代表入りはむずかしいのでしょうね・・・（汗）まだやるべきことがあるとしながらも、全米選手権が「待ち遠しい」としています。
またアル中にならないでね、ウイルソン。
全米VISA選手権（22日～25日・ヒューストン）の個人総合は2日目をおこない、デビッド・センダーが優勝しました。
・センダー、全米タイトル獲得（International gymnast）
1. デビッド・センダー 180.700
2. ジョナサン・ホートン 180.450
3. ジョセフ・ハガティ 180.300
くわしい得点はこちら（pdf）。妥当な点なのでしょうか。モーガン・ハムは2日とも4種目だけの演技でした。これを見ても1日目のモーガンの跳馬B得点は突出しているような・・・？
ま、それはいいとして、10名のナショナルメンバーが発表されました。これに数名を加えた選手が6月の最終選考に進みます。
＜ナショナルメンバー＞
センダー、ホートン、タン、ハガティ、Ｐ．ハム、Ｍ．ハム、デュランテ、アルテメフ、バブサール、ゴールデン
たぶんこれに、嘆願を出したタウンゼントも加わるのでしょう。
イタリア選手権もやっていました。女子個人総合では、17歳のリア・パロラーリが優勝しました。
・パロラーリ、伊選手権優勝（International Gymnast）
1.リア・パロラーリ 57.700
2.フランチェスカ・ベノッリ 57.100
3.パオラ・ガランテ 57.050
06年世界選手権優勝のフェラーリは段ちがい平行棒だけ演技し、13.150という平凡な得点で、種目別決勝には進めませんでした。07年欧州選手権跳馬チャンピオンのジオバニーニはひざを痛め、途中で棄権しました。
男子個人総合は、マテオ・モランディが通算4度目の優勝をかざりました。イタリア語よくわかりませんが、ケガか体調不良を乗り越えての優勝のようです。得点は87.150、これは妥当なのでしょうか・・・。
フェラーリは、出ただけ、ってことなのでしょうか・・・？
全豪選手権（22日～25日・メルボルン）の結果は下でお伝えしたとおりですが、女子の五輪代表は、今大会の結果をもとに8～12名にしぼられ、6月末の最終選考で6名が決定するそうです。
・ジューラ、3年連続優勝（International Gymnast）
また、これもしつこくご紹介しているとおり、男子は世界選手権で個人総合51位のシンプソン選手しか出られず、メダルをねらえそうなリッゾやセラトライをかわりに出すことはできません。豪としてはこれが不服らしく、今週末にケープタウンでおこなわれるFIGの会議で、代表選考規定について強く文句を言うそうです。最初からこの規定はわかっていたはずなのにあとで文句を言う・・・さすが欧米です。
団体19位でえらそうなことを言うな。これが当サイトの見解。
