ふたたび中国の展望を見てみましょう。厳明勇、王冠寅のインタビュー記事です。
楊威、李小鵬らが引退し、中国男子はオールラウンド型の選手不足が深刻な問題です。しかしおそらくこの二人(先日の監督インタビューでは名前が上がっていませんでしたが・・・)が後継者となるだろうということで、話をきいています。
厳明勇は今年のロンドン世界選手権、先日の豊田国際のつり輪で優勝。思えば2002年にひざの半月板を損傷するケガを負い、治療中に上半身の強化に取り組んだ結果、つり輪が得意種目になったということです(アテネのときどっかで聞いた話・・・)
とにかく個人総合の選手が必要ということで、記者がゆかや跳馬はどうなのかとたずねたところ、「まだ脚が痛むので、脚力が必要な種目は慎重に練習している」と答えました。脚の故障のためつり輪、鉄棒、平行棒など上半身を使う種目に集中しており、跳馬は何とかこなせるものの、ゆかはほとんど練習していないそうです。それでもチームが求めるならば、全種目やる方向も考えてみたいとしています。
いっぽう王冠寅はもともとオールラウンド型の選手。世界選手権と豊田国際で優勝した平行棒が得意種目で、「鉄棒とゆかもまあまあ。現時点では、平行棒でつけた差を守りきるのが目標だが、ほかの種目も力をつけ個人総合の方向で努力したい」と話しました。
冬の合宿のスローガン「弱点を強化し、手に手をとって前進しよう」(←たぶん)のとおりにやれば、中国体操の未来は明るい、というまとめです。
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中国語わかりませんが、厳明勇は脚がよくなっても6種目やりたくなさそうですね・・・