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古くなったからこそ洗車

2021年05月15日 | クルマ


クルマが古くなると、デザイン的に古く感じるようになってくる。
そうなることを想定して、買うときに出来るだけモデルチェンジして間もないクルマを選んだつもりだ。
しかし経年劣化というのはどうしても覆い隠せなく、やがてくたびれた老兵のように疲れた影をやるせなく落とすようになる。

黒いクルマは古くなると水アカが目立つ。
僕のアクセラは購入以来ほとんどガソリンスタンドの洗車機で使っていて、ワックスは一度もかけていない。
現代の日本車の塗装はとてもよく出来ていて、10年やそこらではまだ劣化しないんだけど、さすがに一度もワックスをかけていないと水アカがついて、ブラック塗装にモヤがかかったみたいになり、黒々とした深みがなくなってしまったのだ。

というわけで、カー用品店で水アカ取りを買ってきた。
昔の缶に入った半ネリ状のものではなく、液体タイプである。
水洗いしたあと、これを付属のスポンジにとり、研磨するように塗り込み、そして拭き取る。
僕のように10年以上洗車機のみの場合、一回で綺麗になることはなく、3回目くらいでようやく本来の艶が出てきたように思うけど、まだ完璧とはいえない。
べつに完璧である必要もないけど。

ついでに、ボディ内外の樹脂パーツの劣化も目立ってきたので、保護剤として定評のあるアーマオールを使用した。
こちらは効果絶大で、黒いパーツがより黒くなり、だいぶ引き締まった感じになった。
ただし外装はそれでいいんだけど、内装、とくにインバネやダッシュボードに塗りすぎるとテカテカと変な艶が出て、かえって安っぽくなる可能性があるので注意が必要である。

よく新車の頃はマメにクルマを洗うけど、古くなったら洗車が億劫になる人がいる。
本来それは逆であり、古くなってからの方がきちんと手入れしなければいけないのである。
新車なんて何もしなくても綺麗なのだから。