もう何年前だったか忘れたけど、CD格安ボックスセットでシカゴの10枚組セットというのがあった。
たしか3,000円くらいだったと思う。
初期のシカゴはLP時代は2枚組が多いので、10枚組とはいっても実際には15枚組くらいに相当する超お買い得商品だった。
初期10枚組と後期10枚組があって、ずっと気になってたんだけど買わなかった理由は、あまりにたくさんのCDを買っちゃうと精神的に圧倒されてしまうというか、買っただけで満足してしまうというか、きちんと聴けない気がしたからだ。
そして今。
そういう悩みもサブスクでは全く無用となった。
ようやくボチボチとマイペースでシカゴを楽しんでいこうと思う。
シカゴはわりと好きなバンドだけど、2枚組ベストの他アルバム2枚しか聴いていない。
ライブも行くつもりでけっこういい席を取ったんだけど、直前になって来日キャンセルとなり行けなかった。
後日振替公演が発表されたけど、何故か名古屋公演がなかった。
チケットがあまり売れてなかったのかもしれない。
と前置きが長くなったけど、衝撃のデビューアルバムにして大名盤との誉高い「シカゴの軌跡」である。
デビューアルバムなのにLP2枚組という強気の設定で発売されたようだけど、当時の若者がこれを買うのはかなり勇気がいったのではないだろうか。
まだなんの定評もないバンドのレコードを高価格の2枚組LP、おそらく今の金額に換算すると1万円以上になるんだろうけど、とくにティーンエイジャーには厳しい値段だ。
でも勇気を出して清水の舞台から飛び降りた人は、きっと買ってよかったと思ったに違いない。
1969年に発表されたこのアルバムは、いかにも1969年のロックという感じで、LP片面3曲づつ合計12曲、つまり1曲が長いのである。
短い曲もあるんだけど、その分他の曲はもっと長い。
分厚いホーンセクション、長い長いギターソロ、インプロ曲など、当時のニューロック好きが満足出来る内容だと思う。
メンバーの演奏スキルは非常に高く、複雑なアンサンブルを難なくこなしてるところは流石だ。
そして、歌メロはポップな曲が多い。
この辺は同時代のハードロックやプログレより親しみやすいと思う。
よくシカゴは80年代にポップ化したみたいに言われるけど、デビューから現在まで一貫してポップさを持ち合わせているのだ。
とくに旧LP1枚目に相当する前半は、このままベストアルバムとして通用するくらいポップで完成度が高い。
Introduction (2002 Remaster)
たしか3,000円くらいだったと思う。
初期のシカゴはLP時代は2枚組が多いので、10枚組とはいっても実際には15枚組くらいに相当する超お買い得商品だった。
初期10枚組と後期10枚組があって、ずっと気になってたんだけど買わなかった理由は、あまりにたくさんのCDを買っちゃうと精神的に圧倒されてしまうというか、買っただけで満足してしまうというか、きちんと聴けない気がしたからだ。
そして今。
そういう悩みもサブスクでは全く無用となった。
ようやくボチボチとマイペースでシカゴを楽しんでいこうと思う。
シカゴはわりと好きなバンドだけど、2枚組ベストの他アルバム2枚しか聴いていない。
ライブも行くつもりでけっこういい席を取ったんだけど、直前になって来日キャンセルとなり行けなかった。
後日振替公演が発表されたけど、何故か名古屋公演がなかった。
チケットがあまり売れてなかったのかもしれない。
と前置きが長くなったけど、衝撃のデビューアルバムにして大名盤との誉高い「シカゴの軌跡」である。
デビューアルバムなのにLP2枚組という強気の設定で発売されたようだけど、当時の若者がこれを買うのはかなり勇気がいったのではないだろうか。
まだなんの定評もないバンドのレコードを高価格の2枚組LP、おそらく今の金額に換算すると1万円以上になるんだろうけど、とくにティーンエイジャーには厳しい値段だ。
でも勇気を出して清水の舞台から飛び降りた人は、きっと買ってよかったと思ったに違いない。
1969年に発表されたこのアルバムは、いかにも1969年のロックという感じで、LP片面3曲づつ合計12曲、つまり1曲が長いのである。
短い曲もあるんだけど、その分他の曲はもっと長い。
分厚いホーンセクション、長い長いギターソロ、インプロ曲など、当時のニューロック好きが満足出来る内容だと思う。
メンバーの演奏スキルは非常に高く、複雑なアンサンブルを難なくこなしてるところは流石だ。
そして、歌メロはポップな曲が多い。
この辺は同時代のハードロックやプログレより親しみやすいと思う。
よくシカゴは80年代にポップ化したみたいに言われるけど、デビューから現在まで一貫してポップさを持ち合わせているのだ。
とくに旧LP1枚目に相当する前半は、このままベストアルバムとして通用するくらいポップで完成度が高い。
Introduction (2002 Remaster)