福島原発の処理水の海洋放出。
それまで安全でないとされていたものを急に安全と態度を180度変えたような政府のご都合主義的対応がそもそもの問題だが、事実問題としての安全性については、 IAEA(国際原子力機関)も承認済みであるから、政治的な意図によるプロパガンダ(中・韓だけでなく日本のマスコミの一部も含む)をきちんと論破してほしい※。
※:核技術そのものを原理的に反対している人たちは、その存在自体を否定するため、安全性の議論にならない。
少なくとも、福島原発事故、いや広島・長崎の原爆被害※を経験した我々日本人は、放射線医学(核物理学ではない)についての基本知識は持っておいてほしい(と福島原発事故の直後から、私はここで散々訴えた)。
※:例えば戦後、広島市出身というだけで結婚を断られたという。この非科学的な般化思考が風評被害をもたらす(中国国内の現状がまさにこれ)。
言い換えれば、世界で最も身近に"放射能"と付き合わされてきた我々日本人くらいは、無条件に「放射能怖い!」という世界共通の素朴な反応レベルからは脱してほしい。
私は毎日、自然放射線のラドン(Rn)ガスを計測していて(例えば本日のわが部屋は20ベクレル/m3)※、地上に住んでいる人全員がラドンという地中からの放射線(防御できないγ線)をその土地ごとの強さで浴びて生活していることを確認している。→東濃の高放射線帯を走る
※こういう民生用の放射線計測器は日本製がない。福島原発事故当時、私はガイガーカウンタ(米国製)を持っている数少ない民間人だった。ちなみにラドン濃度は、大陸の石造りの家の中が高く、民生用の測定器はその確認のためにある。
さらに、体内の筋肉にあるカリウム40(K40)という放射性物質からα線を内部被曝し続けていることも知っている(筋トレ=内部被曝増強)。
付け加えて、温泉ソムリエの私は放射能泉(ラドン・ラジウム温泉)が好きで、あえて浴びにいくだけでなく、自宅の浴室に購入したオーストリア産のラジウム鉱石5kgを浸している(これらは放射線ホルミシス効果が期待できるため)。
その上、紫外線(広義の放射線に入る)は黒ずくめの完全防御までしないし、アルコールという毒物を(溶液状態で)好んで摂取している。
大量に摂取すると死をもたらす酸素(O2)と水(H2O)に至っては、なんと生まれてこのかた切らしたことがない。
安全/危険という二分法(二元論)思考はこの世界を必要以上に単純化するので、この思考で判断すると必ず間違う(しかも認識感度が鈍化するので間違いに気づけない。例えば、"放射能"には過敏に騒ぐのに、防災には手をつけず、ハザードマップすら見ない)。
科学(定量・実証)的な”安全”基準こそを、”安心”という感情の根拠とするのが冷静な人間の態度であってほしい。