今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

期日前投票のすすめ

2014年12月07日 | 時事

来週の投票日は愛知にいて、東京に戻れないので、一週間前の今日、期日前投票をしてきた。

投票所は限られるが毎日夜8時までできるので、
あえて投票日でなくても、投票先が決まったら自分の都合に合わせて(仕事帰りなどに)投票すればいい。
実際、次から次へと投票者がやってきた。棄権するよりよっぽどいい。

私は特定の支持政党をもたない”無党派層”の1人だが、民主主義は断固支持するので、
その支持表明と権利行使のために投票は欠かさない。

争点がないというが、選挙で意思表示できる機会が与えられたことは主権者としてはマイナスではない。

そういう私から見れば、投票に行かない人は、独裁者に自分の運命を託したいのかと思えてしまう。

自分が投票しても変わらない、という認識は間違っており、
微小だが確実な効力に対して鈍感なだけだ。

われわれ小市民が、大会社の社長や高級官僚あるいは超有名人と対等な影響力を行使できる唯一にして確実な行為が投票なのだ(対等でないのは、選挙区による1票の格差)。

 投票先は、マスコミの当落予想にもとずくアナウンス効果やバンドワゴン効果を受けずに、自分の頭で判断すればいいのだが、

自分の1票が”死に票”になることの懸念を、自分の価値判断に優先させる発想もおかしい(これがバンドワゴン効果の原因)。

自民党にお灸を据えるつもりで、マニフェストろくに読まずに民主党に投票して、その民主党が自分の価値観と異なる政策を実行しようとしたらそれに反対した人たちは、自らの愚行をこそ反省すべきだ。

自分の1票はそれ以下でもそれ以上でもない、”自分の”1票であるだけだ。


110番に通報

2014年12月04日 | 失敗・災難

生れて初めて、110番(警察通報用電話)に電話した。

受話器が取られると、「緊急通報用電話です。事故ですか事件ですか」と問われる。

事故とも事件とも判断できない状況だったので、それには答えず、通報した目的を話す。

我が名古屋の棲み家(鉄筋アパート)の同フロアのある部屋が、今朝からドアが開いたままで、夜9時を過ぎても開いたままになっている。

丸見えの玄関内には若い女性用の靴が並んでいる。
間取りからいって、若い女性の一人暮らしであることが容易にうかがえる。
だが、奥は真っ暗で、人がいる気配、少なくとも生きた人がいる気配はない。

今朝までこんなことはなかった。

若い女性が住む部屋のドアが朝から開けっ放しで、夜になってもそのままというのはあまりに不自然だ。

まずは不用心だが、それ以上に犯罪の可能性もある。

自分の棲み家の同フロアが「事故物件」になるのは嫌だなぁ。

ドアが開けっ放しなので、物理的には容易に室内に入れるが、自分が「第一発見者」になる度胸はない。

同じフロアの住人として、開けっ放しのドアを放置できず、かといって管理会社には連絡がつかない時間帯なので、110番するしかないと思ったのだ。

私の通報によって、警察が来てくれることになった。

ほどなく、インターホンがなり、ドアを開けると、略帽をかぶった警官が2名立っている。
下の道路には赤色灯をつけたパトカーが2台止っている(サイレンなしで来たわけだ)。

警官の1人が、通報者である私の個人情報を尋ね、ノートへの記載を求める。

やましい事はないので、すらすら書くが、横で見ている警官の視線が鋭く私を観察している。

婦人警官を含めた数人の警官が開いたままの部屋に入っていく。

私は、室内を見たくないので、関心を示さず、自分の部屋に戻る。

再びインターホンが鳴り、ドアを開けると、

さきほどの警官が立っていて、

室内は無人で、生活している痕跡があるという。

「どうやら鍵を締め忘れて出かけたようです」とのこと。

拉致や失踪でもないらしい。

私は安心して「一番心配したことでなくてよかったです」と返した。

結果的に無駄足を運ばせたことになるが、私が他室のドアを閉めることはできない。

実は、私も部屋の鍵を締め忘れて出かけたことはあるが、さすがにドアを開けっ放しで出かけた事はない。住人の女性は私以上の粗忽者なのか。

警官たちはドアを閉めて帰っていった。

閉じられたドアには、小さなクリスマスのリースが何事もなかったように飾ってあった。