引っ越し模様と記憶力

2015-11-26 01:05:47 | Weblog
このところは雨が多いが、秋の初めはいいお天気が続いたなあ。
いつもこんなだったっけ?
10月の週末は毎週毎週行楽日和だったのに一度も遊びに行けず。
それもこれも引越し準備に追われたため。
部屋の片付けは予想以上に一筋縄ではいかなかった。
旧居に越して約20年、その間に溜めに溜めた不要品は4、5日でなんとかなるものではなく、事前に立てた片付け計画は機能せず、毎回遅れることになった。
一番手間取ったのが前にも話題にした雑誌や文庫本、漫画などの書籍類。
古本の事前売却は手続きする時間がなく、結局全て新居に送る事に。
今もまだダンボール箱に入ったまま、部屋の隅に未整理のまま置かれている。

片付けに際し取り崩した本の山からは、熱心に買っていた頃のテニス雑誌がたくさん出て来た。
一番最後に現れたのは1900年代のだった。
表紙を飾るプレーヤーは、ピートだったり、マルセロだったり、カルロスだったり、グスタボだったり、マルチナだったり、アンナだったり、貴男だったりした。
うーん、懐かしい。
ショックなのは顔は覚えてるんだけど、名前が出てこないプレーヤーが多数いたこと。
誰だっけ?
女子は名前だけでなく顔も思い出せないプレーヤーが半分くらい。
男子に注意が向いていたようだ。

そうそうウイリアムズ姉妹が髪をビーズで飾ってた頃だ。
ダブルスのゲーム中だろうか。
向き合い相談しているところを撮影した表紙があった。
おー、セレナはまだ細っそりとして、可愛いお尻をしている。
もちろん一般女子と比べたら格段に逞しいが、今のあの肥大した筋肉の塊と比べたらかわいいものだ。
どんなトレーニングをしてああなったのだろう。
名残り惜しいが取っておくわけにもいかず、それら雑誌類はなんとか全て処分することができた。

文庫本はとりあえず再利用。
大阪を出、東京に向かうのに、どうせ内容を忘れてるからと片付け中の文庫本から、まずまず面白かった記憶のある奴を選択して新幹線に乗った。
短編集で、毎回仲良し3人組がゲストに連れてきた友人と酒を呑み料理を食べ、そこで話題にのぼる日常のちょっとした謎を推理するお話しだ。
お酒もアテも美味しそうで、謎解きも罪のない出来事が対象で心穏やかに読める。
前にも書いたが、昔読んだ本のストーリーはほぼ忘れてしまっている。
その本もシチュエーションは憶えていたが、推理した結果は憶えておらず、再び面白く読めた。
しかも最終話の「あっ」と思わせる仕掛けもしっかり忘れていて、またしても「あっ」とやられてしまった。
これにはちょっと我ながら呆れた。
読み進めたら最後はなんとなく思い出すものではないか。
それなのにまったく思い出すことなくもろにトラップにかかってしまった。
しようがないなあ。

ブログ再開したから、文庫本とはまた少し疎遠になりそうだ。