まともな感想になってしまった。

2010-01-11 01:34:21 | 音楽&本&映画
お正月の出来事三つ目は、映画のお話で。
アバターを見てきました。
まったくストーリーは知らない状態で、SFっぽい映画ということ以外はどんなタイプの映画かすらも知らず見に行きました。
なかなか面白かった。
上映時間が長かったので驚きましたけど。

見たのは3Dでない、通常上映の方。
それでも画像の迫力はなかなかで、カメラワークは3Dを意識してるなあと思わせる箇所が随所に見られました。
愚かな企業幹部社員と戦争馬鹿が暴走する、どこかで見たことがあるパターン。
シガニーウィバーですからね。
キャメロンはこんなの好きなんでしょうか。

いろんな要素を巧みに混ぜ合わせて出来た印象がありました。
戦争映画と「エイリアン2」と「マトリクス」とロールプレイングゲームと恐竜とファンタジー。
心配になったのは、こんなに海兵隊を悪役にした映画がアメリカで受けるのかなということ。
まあ、私が心配することではありませんが。

民族の伝統を重視するナチュラリズム溢れる内容で、音楽もアフリカン。
サントラが欲しいかも。
途中から最後の盛り上がりにかけて、正直涙してしまいました。
年を取ると涙もろくなっていけません。
も一度、今度は3Dでどれくらい違うのか見てみたいです。
派手な映画が好きなら、とりあえず

甘"酒"つながりで

2010-01-09 08:57:25 | お酒
私は蒸留所を好んで訪れるウイスキー好きで、夕食時にもよく飲みます。
料理を選ばず、お菓子にも合う。
グラスに沈む琥珀色と燻された木の香り。
うーん、癒されます。

一つの銘柄ばかり飲む訳でなく、いろんな種類を買って来て味の違いも楽しみます。
ボトルが切れかけると、新しいのを買うので、ボトル遷移期間は飲み比べができます。
香りと味わいの差が面白い。
違いが分かるようになると、多数の銘柄を一度に比較したくなる。
まだ結構残ってる状態で新しいのを買い、古いボトルは飲み切らず、気が向いた時、比較用に少し飲む。
で、新しいボトルも減ってきたら、次のを購入。
こうして一度に飲める種類を増やして楽しんでます。
ウィスキーは保存がそれなりにきくのもいいですね。

さてさてそうすると、次に試したくなるのは自分の記憶と臭覚・味覚の確かさ。
グラスに注がれたウイスキーの名前を、匂いと味だけで見分けられるか。
利き酒ですね。
でもこれは一人では出来ない。
なので協力してくれるだろう同じく酒飲みの妹が家にいる、今回の正月休みを楽しみにしていたのでした。
飲み残したボトルをお土産と一緒に持ち帰り、いざ試みん。

本格的な利き酒は、銘柄を知らせず、複数の酒を二度順番を替えて利き、後で利いた酒が先に利いた時の何番目だったか当てたりするようですが、そこまでは無理なので簡易版。
ボトルをテーブルに並べ、後ろを向いている間にグラスに注いでもらって味を見、銘柄を当てる。
というやり方。
利いてみました。

・・当たらない。
一人で飲み比べていたときはあんなに明確だった味と香りの違いが、分からないのです。
1回目、2回目と当たらないと、もうその後は自分の舌が何を味わっているのか分からなくなり、たぶんこれだろういう目星もつけられなくなってくるから不思議です。
つぎつぎと当てて妹に自慢してやるつもりだったのですが、見事に目論見を外してしまいました。

妹も一緒に飲んでいたので、それぞれの味を確かめ終え、翌日の晩「私もやる」と言います。
今度は私が分からないように注いだグラスを渡してやります。
・・やはり当たらない。
妹も初めは結構自信ありげにボトルを指差すのですが、繰り返すうちに正解率が悪くなる。
二人とも、これは一番特徴が違うだろうという銘柄を取り違えます。

なんでなんだろう。

舌に乗る液体が伝える情報の混沌とした感じを思い出します。
ふむ。
お酒の味と香りを決めるのは、いくつもある構成要素(一般人の私が見分けられる要素は数個なんだろうけど)の種類ではなく、実はどの銘柄にもそれら全ての要素を含んでおり、その量の多寡が違うだけなのではないでしょうか。
(私の語彙と表現力では要素を言葉にできない。

ボトルを前に飲んでいたときは、前面に出てくる特徴と目の前にあるボトル(銘柄)を結びつけて、この酒はこんな味、その酒はそんな味とイメージを植えつけてしまった。
ボトルを見ることで特徴ある要素だけを意識するようになったのでしょう。

しかしボトル無しで味と香りを見ようとすると、その特徴を探すため全ての要素に意識を向けなければいけない。
前面に出てくる要素以外の後ろに控えた、どの銘柄にも存在する要素も捉えてしまうので、何が特徴なのか分からなくなってしまった。
利き酒ではそれら要素を区別し、かつ構成量をも見分けることができなければいけないのでしょう。
私は視覚情報をプラスした上で要素は区別できたものの、量を見分けることが出来なかったんでしょうね。

今度酒を飲むときは、構成量にも意識を向けて、再度利き酒に挑戦だ。



女神様にご挨拶

2010-01-05 22:25:27 | その他旅行き
 あけましておめでとうございます。
   本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始はいつものごとく三重に帰省しておりました。
今年はとても寒い年の初めと聞いていたので、屋外で遊ぶツールは特に持って帰らず。
太らないよう体を動かす方法は、歩くことしか無い正月休みとなってしまった。
なわけで、お正月に歩いて楽しむ?行事、初詣に行って来ましたのでそのお話をしたいと思います。


初詣は毎年家族で伊勢神宮は内宮さんへ行きます。
いつもなら、人ごみを避けて車道のある裏手?の道を使い、すたすたと歩いて行くのですが、今年はこの記事で紹介するためお願いして、食べ物屋、土産物屋の並ぶ通りを歩くことにしました。
久しぶりに通りましたが、やはり凄い人出です。
早くも参道を歩いている気分。
子供の頃来たときは、的屋の出店がずっと連なっていたのですが、今は入口付近だけで、奥の方は洒落た店構えの地の商店が軒を並べ、古い町並みの雰囲気を出しています。
ずいぶんと変わったものです。





進むほどに人の密度が増し、もう進めない!って位になる頃、宇治橋手前の広場に放たれました。
ホッと一息。
宇治橋を渡り、神域へ。
式年遷宮を数年後に控え、昨年末、先に掛け替えられた宇治橋は白々として欄干の手触りもすべすべ。





参道の砂利をさくさくと踏んで歩きます。
右手に庭園を見、歩く。
左手に三重県産清酒奉納棚を見、歩く。
右手にお札の返納所を見、歩く。
おっとっと、持参した交通安全御守に、一年間お守りいただいたお礼をしてお返ししました。




五十鈴川の御手洗場で手と口を清める。





正宮への参道途中、右手にある別宮、風日祈宮への道を望む。





そうこうする内に、歩みが止まる。
正宮手前100M位の所から、参拝者で道は埋まり、ぜんぜん進まなくなります。
思い出したように数歩進んでは止まる、
  数歩進んでは止まる、
    を繰り返します。
人ごみと待ち行列は嫌いですが、毎年この混雑だけは年初の風物詩として受け入れてしまう。

いつもならため息をつきながらとろとろと歩くだけですが、今回は暇潰しの強力な見方、カメラがあります。
頭上に差し上げ、前を埋め揺れる後頭部の波を撮ったり、参道脇に立つ巨木を撮ったり、待ち時間はあまり気にならず過ぎて行きました。




正宮下の階段を埋める人





結局、渋滞が始まった場所から一時間かかって正宮前に到着。
ふぅ~。


二礼二拍手一礼。
・・・・・。


ようやくお参りできました。
めでたしめでたし。

社殿の裏を通り、帰途につきます。
神楽殿隣のお札受所で今年の交通安全御守を入手。
休憩舎を過ぎるとその裏手にお正月限定で甘酒をふるまうテントがあります。
毎年家族みんなで飲んでいきます。
昨今の世情から「甘酒はアルコールを含んでいません。」の大きな看板がわざわざ立ててある。
甘酒って酒じゃないのか?
じゃあなんで甘"酒"って名前なんだろ。
疑問に思いつつ紙コップに注いでもらい、裏手の庭で湯気立つ甘いお酒?を飲んで暖まりました。





宇治橋を再度渡って、今度は人ごみを避け、五十鈴川の畔を駐車場まで歩く。
思ったより寒くなくて、楽しめた初詣でした。




うーん、新春特大号になってしまった。