旅人と商人の守神

2014-12-10 00:10:17 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十>

今回の旅では都下の鉄道網を利用してあちこち行き来したが、乗り換えで最も多く利用した駅は地下鉄の銀座駅だった。
その改札フロアの一画にカッコイイ像が静かに佇んでいた。
マーキュリーだそうだ。
一目で気に入って撮影した。
その後も横を通る度、目があう。

背景が今ひとつだったので、アートフィルターでデコレートしてみた。
これからも変わらず旅人を見守ってくれる事だろう。




洋風?寺院

2014-12-09 00:01:25 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<九>

日比谷線築地駅から築地市場に向かうと、途中にお寺がある。
事前に知っていなければそれはお寺に見えなかっただろう。
広い広場の向こうに、時代を経た博物館か美術館のような建物がどっしりと建っている。
築地本願寺である。
和風木造建築で無い寺院なので洋風に見えたが、古代インド様式らしい。
ならそんなデザインでも不思議は無いか。
でもやっぱりお寺には見えないな。



拝観自由なのでお参りさせてもらった。
石造りの広い階段を登り、大きな扉をくぐり本堂の中へ。
本堂はとても広く、ズラリと椅子が並べられている。
大人数でも法事が可能なとこだ。
遠く正面には仏様が安置されていた。
阿弥陀如来らしい。



入口入って左右に階段があるが、そこの手すりに動物の彫物があった。
なんだか凝ったデザインで、やはり美術館を見学にきた気分になった。










日本最大の市場

2014-12-08 07:24:37 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<八>

翌日午前中の目的地は築地。
市場が豊洲に移転すると言うことで、今の築地があるのはあとわずか。
この機会に見学しておくことにした。
日比谷線築地駅で降り、場外市場側から市場に入った。
「場外市場は築地に残ります」と看板が出てたので、場内市場だけ移転するようだ。
今回調べて知ったのだが、築地市場は場内市場と場外市場に分かれていて、場内市場は業者相手に卸すとこ、場外市場は一般客にも小売りするとこ、らしい。
プロ向けの場内市場だが、午前9時以降なら一般人も入れると言うので楽しみにしていた。
しかし事前調査不足で訪れたその日、場内市場はお休み、入る事は出来なかった。
大失敗。



さて、場外市場。
入口の路地の一つで人だかりができていた。
何事かと近づくと本マグロの解体をお寿司屋さんの店先でやっていた。
お兄さん二人が説明役と解体役に分かれ、集まったお客さんにマグロのあれこれ、解体作業のあれこれを軽妙に説明しつつ、包丁やノコギリでマグロを分割しつつあった。
初めて切り身でない本マグロの実物を見たが、ホントに丸々してるんだな。





路地を入って行くと、狭い通りに人がいっぱいである。
すれ違うのが大変。
有名なところなんだろうか、そこここのお寿司屋さんや海鮮丼のお店に行列ができていた。
店頭のメニューの写真を見るととても旨そうだが、何処かのお店でガッツリ食べるより、店先で小物を買って複数を食べ歩く事にした。
まずはカップに入った の揚げ物。
鯨なんて随分久しぶりだ。
サクサクしておいし。
学校給食で覚えた鯨独特の香りを思い出した。
次は何を食べようかと歩いて回る。
こんな物を見せられた。



これは食べねば。
二食目焼きガキ。
んー、ぷりぷり、ミルキー、潮の香り爆発。
他には卵焼きなんてのが人気があるようだ。
でも、あれ食べたらお腹いっぱいになるな。
と、思いつつ路地から路地へ彷徨っていたらお腹が張ってきた。
あれ、もう食べなくても大丈夫だな。
安く済んだこと。
歩き疲れたし、市場の外れに半分オープンエアの小さな珈琲屋さんがあったのでお茶にした。



しかしすごい賑わいだなあ。
人がたくさん居ると言うことはそれだけでエネルギーに溢れている。
人混みは苦手だが、お店の人は威勢がいいし、元気になれる所だ。
お休みの場内市場を閉まってる門から覗き、駅に戻った。




寒波襲来中

2014-12-07 00:00:25 | Weblog
ダメだよ、いきなり寒くなっちゃ。
今日はテニススクール二コマ目前のくつろぎタイムは山の麓に車を止めて、車中で暖かく過ごす。
音量を絞って音楽を流し、枯れた景色を眺める冬の土曜日の過ごし方がまた始まる。
朝、快晴だった空には、お昼を過ぎて低い雲が垂れ込めた。
なんて冬らしい。
ようこそ寒い季節、来年の春までお手柔らかに。

コンビニコーヒーを飲みつつ、写真雑誌に目を落としていると眠気が襲ってくる。
逆らわずにそのまま居眠り。
目を覚ますと冬の雲は去り、日差しと青空が戻ってきていた。
スクールに向かう道すがら、見上げる空の青空の面積は増し、雲は地平線付近に追いやられた。
早くも沈もうとする陽の光が真横から差し、地平線の雲の天辺だけを輝かせる。
夏の積乱雲に見まがうクッキリとした雲の白い輪郭線が横につながる。
まるで雪と氷で覆われたヒマラヤ山脈の峰々の様。
神々しい眺めを車窓から望め得た幸運、しかし運転中、それを撮影できない不運。
寒気の侵入による得難い光景を目に刻み、再び出会えることを願った。

翌日、朝日の下で

2014-12-06 00:06:14 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<七>

前回の旅の記事であんな事書いちゃったもんだから、今回の旅でもフラスクボトルを買う気満々。
ホテルに帰って飲む酒に、買ったことのないジャックダニエルを選択した。
こうなると今売られているフラスクボトルタイプの小瓶で手に入れていない酒はあと4つくらいになってしまった。
こりゃもう全種制覇するしか無いな。
変な目標ができてしまった。




TOKYO イルミネーション

2014-12-05 06:00:43 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<六>

恵比寿で夕食を食べる前に、ガーデンプレイスでやってるイルミネーションを見に行くことにした。
恵比寿駅から長い長い渡り廊下を歩いて行くと、見えてきた、最近の冬の街の風物詩。
まずクリスマスツリーが大きくそびえ、その向こう、豆球きらめく並木を抜けると、巨大なシャンデリアがあった。
でかいでかい。
バカラのシャンデリアをいくつも組み合わせて作ったバカラ史上最大のモノだそうな。
周りを囲むガラスの枠が無いともっとスッキリ見えるのに、と無理な注文。
その日は暖かい夜だったので、みんなシャンデリアの周りに置かれたベンチに座りゆったり鑑賞してた。
今週末なら寒すぎてこうはいかないだろな。

<クリスマスツリー>



<バカラ>



<きらめく夜>



京成電鉄金町線

2014-12-04 01:09:34 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<五>

柴又駅は京成電鉄金町線の中間駅である。
金町線は起終点駅を合わせ3駅しかない短い路線。
京成本線からの乗り入れはないみたい。
単線運用で、両端の京成高砂駅と京成金町駅から発車した列車は、中間の柴又駅で列車交換してすれ違うダイヤのようだ。
ちょいと古めの車両が走っていた。
最近の電車は行先表示がLEDスクリーンになって、写真に撮ると文字として写らず切れ切れの線や点になる。
昔の電車はアナログできちんと写ってよろしい。
柴又駅に来た時、柴又駅から帰る時の2回、撮影に挑んだ結果。

<柴又駅ホーム>


<金町行き>


<高砂行き>



柴又の蕎麦屋

2014-12-03 00:27:06 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<四>

帝釈天の参道からは離れるが、美味い蕎麦屋があるらしいのでそこへ行ってお昼を食べた。
洒落たお店だった。

<お店の外壁>


しかも美味い。
注文したのはおろしせいろ。
蕎麦は白く細身。
薬味に二種類の大根おろしと四万十川の青のり、生節が付く。
一口一口目先を変えれて飽きがこない。
薬味の存在感が非常に大きく、これで酒が飲める。
まだやったことが無いが、蕎麦屋で熱燗というのをしてみたい。
加えて板わさなんかをつまみながら…。
こんな蕎麦屋に来る度そう思う。

<おろしせいろ>



江戸川

2014-12-02 01:46:27 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<三>

もう一つの観光スポット、矢切の渡しに向かうべく江戸川の堤防の上に立つと、なんとも解放的な景色が広がった。
広い河川敷には野球場がいくつも並び、少年野球チームや草野球チームが練習していた。
お天気いい日だったので身体の力も抜け、渡し場までゆるゆると散歩状態。
空があお~いひろ~い。
大阪の淀川も広い河川敷があるが、こんなのんびりした雰囲気はなかったよな。
鉄橋を渡る電車や車がうるさかったような。
柴又の駅前に置いてあったガイドマップを見ると、北の方を常磐線が渡っているとある。
あれか。
丁度電車が走っていたが、ここでは僅かに走行音が聞こえるだけだ。



常磐線って確か松戸を通っていなかったか?
と路線図を調べてみると記憶の通り松戸を通過していた。
その昔、長期出張で一時松戸に住んでいた時の事を思い出した。
電車で都内に通勤する朝、車窓から江戸川を眺めたのも思い出した。
金町で降りれば柴又はすぐそこで、矢切の渡しも橋の下流にあると知っていたはずだ。
でもあの頃はまだ寅さんに関心はなく、興味は大阪からそうそう行くことの出来ない北関東や東北に向いていたから、訪れること無く今この時となったのだった。



矢切の渡しは片道200円。
渡ってしまうと他のルートで戻ってくるのは非常に遠回りになる。
往復するのもなんだかなあと思い乗るのは諦める。
乗らない人は桟橋に入れないので写真は遠くからのみ。
舟はFRP製の様で木造りではないが、船頭さんは船外機は使わず昔ながらの櫂でもってゆっくりと舟を進めていた。
どんな乗り心地なんだろう。
やっぱり気にはなる。