エルツ城。
コーヘンから車で30分のところにある。
周囲を川に囲まれる形の要塞である。
エルツ城
ここに行くまでにバスがあるのだが、運転手のNさんの提案で帰りは登りになるからバスで、行きは歩くことにした。
城までの道は急坂でとてもではないが走ることはできない。
また、途中に砦があって、そこから敵を射ることもできるようになっている。
もちろん、隠れるところはない。
駐車場から城までを示した。 こんな所に城を作るなんて頭が良いのだ。 → Map
急な坂を下りながら、ドイツの家々の屋根を葺いている石を拾ったり、景色を写真に撮ったりした。
ヨーロッパの建築物は石造りのものが多い理由が分かる気がした。
坂の途中で、ゆきたんくと奥方ののりたん。 エルツ城をバックに。
エルツ城では、日本語ガイドはさすがにいなかったが、コース案内の方には、「英語コース」に編入された。
ガイドに従って城内を回ったが、多くの宝物に圧倒された。
途中でお腹の部分が出っ張っている甲冑があったが、これは主人がデブだったというオチがついて、皆が笑った。
日本人のゆきたんくには、ドイツ人ガイドが流暢な英語を話していると思っていたが、どうやら英語圏の人にとっては、それなりに聞ける程度の解説だったようである。子供たちは半分飽きていて、真剣な大人はよーく聞いてうなづいていた。
私たちは日本語ガイドを借りて、話していることと照合しながら聴いていた。
案内も最後の方で、ガイドから「内容が間違っているところはないか?」と聞かれて、
のりたんが「May be.」
と言っていたので、ゆきたんくはタイトルと内容がはっきりしないところがあると思ったが言うのをやめた。
正確に言うと、伝える自信がなかったので誤解を招かないように遠慮したのである。
城の中庭とも言える部分
突飛な印象を受けた城の装飾
Nさんは、移動するコースの中に名勝があると行くかどうか提案してくれる。
このような企画は大変嬉しい。
Оさんと一緒なら、なお嬉しかった。