初めての出来事は記憶に残ることが多い。
あまり、頭の引き出しに物が入っていないからだという。
年を取ると物忘れがひどくなるという。
まぁ、病的なものや老化などが原因と言われている。
最近本で見た中に書いてあった。
「引き出しの中に、物が少なければすぐ見つかる。」
「物がたくさん入っていると、見つけるのに時間がかかる。」
50年ほど生活してきた人間の脳は物がたくさん入っているという。
ようは、記憶を忘れたのではなくて、引き出せない状態ではないかというのだ。
さて、ゆきたんくの初めての海外旅行は40過ぎてからのシンガポールである。
今でこそ、たくさんの写真を撮ることが当たり前のゆきたんくであるが、その時は自分のカメラも持っていなかった。
のりたん(奥方)が撮ってくれた写真が多少あるだけだ。
当時の情報量が少ないのに、その時のことを思い出せないのは現在の情報量が多いからではないだろうか。
と考えると、少しは老化を意識しなくてよいのではと思うことができる。
写真には残っていないが、寺院を見たことを覚えている。
写真撮影にはお金がかかるということでやめてしまったのである。
東南アジアの国では、ごく当たり前のことだと知ったのは随分と後のことだ。
勿体ないことをしたと今では思っている。
少ない写真ではあるが、写真を撮ったことをちゃんと覚えている一枚があった。
ゆきたんく と のりたん と 次男のつっくん。2000.07.28
長男のおーちゃんは学校の旅行だったかな?
そう、あと思い出したことは、のりたんとつっくんがインドネシア(義兄がいた)に飛び、その途中でシンガポールに寄る時に後から合流したことだ。
そう、一人で飛行機に乗ったのである。人生2度目の飛行機が海外だった訳だ。
7時間の間地に足が着かないというのは何とも落ち着かなかった。
着いたら着いたで、タクシーを拾わないといけない・・・
そう、ヒゲモジャの兄ちゃん運転手に「リッツ・カールトン・ミレニア」と言ったら「OK」。
海外で外国人との初コンタクトも覚えていた。
もう、15年も前のことになる。
さて、ゆきたんくは「忘れてしまった」のか、「記憶が引き出せない」」のか・・・