毎年8月に実施している、仲良し大男3人組のココフカ旅行。
パターンとして旅行会社のフリープランを使うことが多かった。
3人の体力の低下から(笑)、ここ数回はツアーに参加している。
そのツアーも、利用客のアンケートから新しいバターンを作り出しているようだ。
2016年夏のツアーは、世界遺産になった明治日本の産業革命遺産の一部を周った。
その中に「恵美須ケ鼻造船所跡」というのがあった。
鉄・製鋼、造船、石炭産業の中の造船である。
この現存する石造防波堤は、当時の史料にみえる「今浦波戸」ではないかということだ。
右手の方に、新しい防波堤が伸びている。
ここの水は綺麗だった。
かつての造船所跡。どこに何があったか紐と表示で示されている。
長州藩が設けた造船所の遺跡で、一つの造船所内に異なる外国の造船技術が共存する唯一の造船所だそうだ。
西洋式造船所の遺構の一つとして、近代技術の導入期を知る貴重な遺構ということで2007年には近代化産業遺産に指定された。
その後は、2009年に九州・山口の近代産業遺産群の1つとして、ユネスコの世界遺産の暫定リストへ掲載された。
2013年には国の史跡となった。一昨年の2015年に世界遺産に正式登録されたのである。
このツアーに申し込んだ時に、こんな歴史を持った場所に行くという感覚がなかった。
今度からは心して、味わわねばと思う。