夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

啓蟄の頃、東京の郊外の我家では・・♪   《初出2008.3.6.》

2008-06-08 19:58:20 | 小庭の情景を眺めながら
昨日、カンレダーを見ていたら『啓蟄(けいちつ)』と明示され、
しばらくして2月が閏年(うるうどし)だったと気付き、
微苦笑をしたりしていた。

古人から、地中に冬眠していた虫たちも目覚め穴から這い出しきたり、
一雨ごとに暖かくなってくる時節、
と伝えられている。

我家の庭は、白梅、紅梅が満開となり、群生させた日本水仙が咲いている。
そして庭の外れに、蕗の薹(ふきのとう)が早春の息吹のように日増しに大きくなっている。

つたない花壇からは、クロッカス、ヒアシンス、チューリップ等の春の花たちが芽を出したり、
陽当りの良い所は早くも莟(つぼみ)を見せたりしている。

落葉樹の紫木蓮(シモクレン)、無花果(イチジク)等の樹木は、芽吹き前の莟となり、
春の陽射しを待ち焦がれている。

常緑樹の椿は白玉椿(シラタマツバキ)は殆ど小鳥が啄ばみ、残った花びらも咲き終わり、
そして藪椿(ヤブツバキ)は大きな莟となり、淡紅色、濃紅色の彩りを少し見せ、
毎年、中旬から咲いている。

このように、桃の節句を過ぎた頃は、
我家の庭の情景となっている。

早朝の6時に日の出となり、気温は数度で寒く、
日中は10数度の陽気に恵まれることが多いのである。

こうした頃になると、私は本格的に庭の手入れをはじめ、
草むしりをしたり、樹木の剪定をしたりして春本番を迎えたりしている。



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季節のうつろいと共に・・♪ 《初出2008.3.5.》

2008-06-08 19:55:35 | 定年後の思い
私は東京の郊外で農家の子として生を受けて、
サラリーマンを卒業した年金生活の4年生の身である。

古びた一戸建てに住み、小庭の雑木、草花を眺めたり、
散策をしたりして、日々季節のうつろいを何よりも教示されている。

ときおり、国内旅行などをしているが、
日本風土に限りない美に心を留め、齢を重ねるたび愛惜が深まっている。

このように感じたりしているので、
無知な私は何かと書物で、改めて日本の歳時などを謙虚に学んでいる。

例えば、藤野邦夫・著の『幸せ暮らしの歳時記』(講談社文庫)、
飯倉春武・著の『日本人のしきたり』(青春出版社)、
朝日新聞社・編の『色の彩時記~目で遊ぶ日本の色』(朝日新聞社)、
講談社・編の『茶花歳時記』(講談社)、
野呂希一、荒井和生・共著の『言葉の風景』(青菁社)、
長谷川 櫂・著の『四季のうた』(中公新書)、
松田 修・著の『古今・新古今集の花』(国際情報社)、
道行めく・著の『美しい日本語帳』(永岡書店)、
などを二十歳以来から愛読したり、
ここ数年で知り、恥ずかしながら精読した本もある。

そして無学な私は、ときおり国語の辞書を置き、
そおっと開いたりしている。
久松潜一・監修の『新潮国語辞典~現代語・古語~』(新潮社)であるが、
二十歳以来から何かと教示を受けているのである。


私は定年退職後に自宅にインターネットを開設した遅れた身であるが、
Webの環境に驚嘆したひとりである。

このような時に、『日本文化いろは事典 ~胸はって、ニッポン人!~』を知り、
ときおり開き、学んでいる。

http://iroha-japan.net/

このサイトを開き、知りたいことを検索し、
こうだったの、と下を向きながら学んだりしている。




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我家も『ちょこっと共済』保険に加入・・♪  《初出2008.3.4.》

2008-06-08 19:52:31 | 時事【社会】
私は定年退職後、年金生活に入りに際し、保険関係をすべて見直して、
現役時代より生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険、火災保険等を
ほぼ半減に修正した。

この時に、東京都の住民である私は、わずかな掛け捨てで、
交通災害保険を知り、加入した。

『ちょこっと共済』と称した可愛らしい名称で、
自動車、電車、船舶、航空機などの交通機関で、万一交通事故に遭われた時、
わずかであるが保証される保険である。

http://www.ctv-tokyo.or.jp/

東京都39市町村が共同で実施し、『東京市町村総合組合』が運営をしている。


私は定年退職後は、自動車の運転免許証の更新を取りやめて、
自動車の運転をやめた身であるが、
万一、数多くの自動車などで事故に遭遇した時の用心として加入したのである。

そして、私達夫婦は国内旅行が共通の趣味なので、
旅行先で万一交通事故に巻き込まれた時のことを配慮したのである。

私達夫婦は、それぞれが毎年千円ほどの掛け捨て保険をして、
衰えてきた身体と少しボケてきた心を守ったりしている。

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『自己顕示、自己嫌悪・・』・・♪   《初出2008.3.4.》

2008-06-08 19:49:46 | 定年後の思い
私は年金生活の4年生の身であるが、
いつものように日の出と共に起床している。

洗面した後は煎茶を淹れたりし、新聞を取り込んでいるが、
この後に真っ先にすることは、居間のビデオ・ケースの上に立てかけている
書家・詩人の相田みつをの『日めくり ひとりしずか』に向かうのである。

そして彼の綴られた本日の格言を、心の中で、呟(つぶや)いている。

たまたま4日に於いては、


   自己顕示
   自己嫌悪
     わたしの
     こころ
     うらおもて

             みつを

このように彼特有の字体が明示されている。

私はこのお方から、人生の哲学を学んでいるひとりであるが、
私の身勝手な人生の戒(いまし)めとして、日々教示されている。

私の実家は数多い曹洞宗のごく一般の家庭であるが、
私は宗教にも関心がなく、ただ相田みつをの残された名言は、
何よりも親愛している。

私はこのサイトに心の発露を日々綴ったり、
日常の言動は、家内はもとより、ご近所の方たち、
そしてタクシー、バスを待機している時などで見知らぬ人と話したりしている。

ともかく明るく振舞い、よくしゃべるので、
家内からもときおり、貴方少し静かにして下さい、
と云われたりしている。

現役時代の若き時代は、上司から、
ひとこと多いよ、人に対しお節介だよ、と注意されたくらいである。

私は何事も言動で示せねばならない、
と信じているので、
齢を重ねた63歳の身であるが、余り変わらないのである。

そして、ときおり表現しすぎたか、と反省し、
しばらくの間、心が落胆し沈黙する時もある。

古人の以来、ケガは治(なお)ってもクセは直(なお)らない、
と名言があるが、
こうした名言の前に、思わず微苦笑したりしている。


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天上の気候の神々は、我に応援・・♪

2008-06-08 19:47:37 | 小庭の情景を眺めながら
今朝の8時半より、庭に出て、日中は樹木の剪定、草抜きをした・・。

午前中のひととき、雨マークがあったが、
幸いに作業の終えた3時過ぎまで、
曇り空であり、何とか終えたのである。

天上の気候の神々も体力の衰えた私を雨で中断することなく、
秘かに応援してくれたのかしら、
と私は微笑している。


草抜きをしていた時、何故かしら黄色い蝶が私につきまとい、
私は微苦笑していた。

同じつきまとわれるのであったならば、
50、60代の凛とした女性の方が良いのに、
と齢を重ねた63歳の私は思ったりしていた・・。

つたない私としては、こればかりは願望の夢のひとつであって、
いたしがたいのである。

このような事を考えていたら、
黄色い蝶もより一層可愛く見えるから不思議である、
とテラスの簡易椅子に座り、煙草を喫ったりしていた。

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改めて、山根基世・女史に魅了され・・♪  《初出2008.3.3.》

2008-06-08 08:00:16 | 映画・テレビ
私はテレビに関しては、NHKのニュース、天気予報を観て、
ときおり興味のあるドキュメンタリー番組を観る程度である。

今朝の読売新聞を見ていたら、【くらし 家庭】欄で、
山根基世さんのお品書きで『干しエビ』という明題の記事があり、
このお方には注視していたつもりであるが、
昨年の6月にNHKを退職された、と知った。


私はNHKのある番組で山根基世アナウンサーを視聴し、
好感したのは1885年の頃であった。

その後、この方が初のエッセイとして、『であいの旅』(毎日新聞社)で発刊され、
私は1988年の夏に購入し読んだのであるが、
まぎれない真摯な思いに好感したのである。

そして、『歩きながら』(文化出版局)が1989年の春に発刊されたのを購入したりしていた。

私はこの2冊の本を家内に勧め、
しばらくしてから家内も好感していた。

それからは、NHKの番組でこのお方が出演されたりすると、
『XXちゃん・・基世(もとよ)ちゃんが・・出ているよ・・』
と私は家内に云ったりしていた。

このように山根基世・女史に関して、数年熱愛期間が過ぎると、
ときおり雑誌のエッセイ欄で読んだりし、
相変わらず真摯でお逢いできて、
と思ったりして読んでいたのである。

私がある民間会社を定年退職後、
しばらくして山根基世・女史がNHKの女性初のアナウンス室長となったと知り、
貴女の言動が人一倍真摯がゆえに抜擢された、
と我が事のように喜んだりした。

そして私は長年民間会社に勤めていたつたない経験から、
この頃のNHKは不祥事が重なり、世間から風当たりが強かったので、
NHKの首脳陣が団塊の世代から秘かに人気のあり、
女性の登用で何とか和らげよう、
と思惑はなかったといえなくもないが、
こうしたことを割り引いても、重責のアナウンス室長として、
山根基世・女史は十二分に資格はあると思っていたのである。

その後、私は本屋で、
山根基世・女史の『ことばで「私」を育てる』(講談社文庫)を遅ればせながら知り、
今日に至っている。


今回の読売新聞の記事で、

「世間知らずというか、人知らずだった。
自分のやりたいことを、感情的にならず論理的に、
しかも相手の心に届く言葉で伝えなければ、
人はついてきてくれないことを、
番組をやりながら学びましたね」

と1971年,NHKにアナウンサーとして入局以来の長年の苦楽の成果として、
集積の言葉で語った。

そして、退職後は元同僚のアナウンサー等と有限責任事業組合『ことばの杜(もり)』を設立し、
長年培ったアナウンス技術を生かし、
子供たちへの読み聞かせや日本文学の朗読などの活動を続けている、
と記事に記載されていた。


私はこのお方に関しては、テレビ、本の写真などで、
20代から60代の初めの今日まで、ときおり拝見しているが、
ますます言葉は磨かれ、苦楽の歳月で素敵な表情になった、
と新聞の写真を見つめたりしている。



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今朝、思わず『ハナミズキ』の鼻歌を唄い・・♪ 《初出2008.3.3.》

2008-06-08 07:58:12 | 音 楽
東京の郊外は、この時節に相応しく、早春の陽射しが射しこんでいる。

先程、庭に下り立ち、白梅、紅梅の満開の花に見惚れたり、
日本水仙の花に微笑んだりしている。

このような情景を見つめたりしていると、


♪薄紅色の可愛い君のね
 果てしない夢がちゃんと 終りますように
 君と好きな人が 百年続きますように

【 『ハナミズキ』 作詞・一 青窈 】


このような歌を唄いだしたのであるが、
どうしてこの歌が私の心から発露されたのだろうか、
と煙草を取り出しながら、思ったりした。


この『ハナミズキ』を最初聴いた頃は、好感する曲程度しか感じていなかったが、
昨年の5月にハナミズキを観た時、
突然、この曲が心に沁みたのである。

私は齢を重ねた63歳の身であるが、
季節の移ろいの情景、女性のしぐさ、言葉に何より魅了させられている。

このような堕落した私であるが、
残された歳月に心に残った情景、思いが齢を重ねるたびに、
いとおしさが深まっている。


この時節、早春の陽射しにつつまれて、
白梅、紅梅、そして日本水仙を見つめたりしていると、
この光景が何時までも、と叶(かな)わぬ夢を見たりしているのである。


♪君と好きな人が 百年続きますように

【 『ハナミズキ』 作詞・一 青窈 】


私は庭を眺めながら綴っているのであるが、
先程、この名曲の『ハナミズキ』を作詞と唄われた青窈さんの字を調べたりした。

窈はヨウと読めるが、意味合いは、
女性のしとやかで美しいようす、
と明示されていたので、『桃の節句』に相応しいかしら、
と私は微苦笑をしている。



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雨の降る前に、庭の手入れ・・!?

2008-06-08 07:54:52 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外に住む私は、昨日は初夏のような快晴の中、
スーパー、パソコン量販店、本屋、そして百円ショップ等を廻り
久しぶりに汗だくとなったりした。

10時過ぎに布団にもぐり、
佐野眞一・著の『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)を読み始めたが、
一時間もしないうちに眠りに付いたのである。

天気予報によれば、日曜日は日中曇りとなり、夕方に雨が予測されているので、
ときには庭の手入れに最適かしら、
と思い早めに寝付いたのである。


こうして今朝は4時半に起きだし、
曇り空の朝を向かえているが、先程ネットで地元の天気予報を見れば、
何故かしら午前中のひととき雨マークになっている。

私は最近行いが悪かったかしら、
と天上の気候の神々に問いただしている。

いずれにしても、小指を少しケガしてから、
庭の手入れをさぼっているので、
清々しい玄関庭、主庭の情景は、つたない私の実力によるしかない、
と苦笑したりしている。

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