夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私が年金生活で困窮した時・・♪   《初出2008.3.11.》

2008-06-08 22:26:19 | 定年後の思い
私は年金生活の四年生の身であり、
年金を頂き、日常の生活をやり繰りし、
国内旅行等の私達夫婦の共通趣味である国内旅行等に関しては、
程々の貯金を崩している。

限られた収入しかないので、
毎年、家内の収支の概算予定を話し合っている。
例えば、国内旅行は5回程度、予定の耐久購入品は当面なし、
と決めたりし、来年度は赤字が120万円前後で収(おさ)まる、
といった状態なのである。

一番困るのは思いがけない出費である。
私が今までの年金生活の中で、一番困り果てたのは、パソコンの故障であった。


定年退職の3年前に、定年後の生活に備えて、
パソコン、机、椅子などを新調して購入したのであるが、
一昨年の初秋、このパソコンが突然に故障した・・。

家内はパソコンに関しては無知であり、
耐久商品で、永久に壊れることがないと思っている人なのである。

私は最寄のパソコンを購入した量販店に、修理の依頼をしたが5日後、と云われ、
ブログ系のサイトに毎日数通投稿しているので、
困り果てたのである・・。

修理に来て頂いたが、故障の原因は、
心臓部のキャッシュ・メモリーとメイン・メモリーの一部に磨耗があり、
部品交換は技術料を含めると10万円前後、
と笑顔で云われ、私は更に困ったのである。

私はこの期間に、最新のパソコンの下調べをして折、
魅了されたパソコンが販売価格25万円にため息をしたのである。


現役時代の50代の頃は、冷蔵庫、クーラー新調しょう、
と家内に気軽に云ったりして、購入したりしていたが、
年金生活の私は、購入予定品目もなく、
家内にどう説得するかであった。

私は長らくサラリーマンをしていたので多少の悪知恵もあり、
家内が冷蔵庫、洗濯機をよく手入れをするタイプで、
過剰に掃除し過ぎ、やむえず新調した体験があったのを、
思い出したのである。

『XXちゃんさぁ・・冷蔵庫、洗濯機でも耐久商品といっても・・7年ぐらいで・・
我家は新しい物に代えているよね・・』
と私は優しく家内に云った。

そして、この機を逃さずに更に、
『パソコンなんか、ここ10数年で家庭に普及した程度だから・・
飛躍的に進歩しているし・・
前に買ったパソコンより遥(はる)かに廉(やす)くなっているの・・
この際、思い切って新しいのにしょう・・』
と私は少し懇願するように家内に云った。


結果として、データ強制移行料などで、
27万円弱で、魅了されたパソコンに新調し、
やはり最新のCPUは速い、と私は微笑んだりした。


尚、私は年金生活の身であるので、
冠婚葬祭以外の思いがけない出費は、何よりも嫌いで、
困るのが本音である。


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改めて、映画の『ビルマの竪琴』を観て・・♪  《初出2008.3.11.》

2008-06-08 22:09:51 | 映画・テレビ
昨夜、NHKのBS2で市川 崑・監督の『ビルマの竪琴』(1956年版)を観たが、
この映画を鑑賞したのは50数年ぶりであったが、
胸が熱くなり、涙を流したりした。


私は昭和19年に農家で生を受け、
いじけた可愛げのない三男坊で幼年期を過ごした。

その後、父が死去し、祖父も亡くなったのは、小学校3年の晩春であり、
我家は没落しはじめた・・。

私は4年生の頃から、独りで映画館に通い、
東映の『笛吹童子』、『里見八犬伝』等の娯楽映画を満喫していた。

5年生の時、最寄の映画館で、この映画を観て、
私は心の底から感動して、感銘したのである。

これまでの文芸作品は、
幼児の時、母に連れられた『長崎の鐘』、
学校として皆で『二十四の瞳』で鑑賞していたが、
独りで観たいと作品を選定し、
いつものように軽い気持ちで観ていたのであった・・。

戦地で現地の人達と戦いが予測されたが、
『埴生の宿』で互いの日本語と英語が合唱となり、回避できたこと。

日本兵の死体の数々・・火葬した時、
私は死体の匂いがスクリーンから感じたり、
帰国前の収容所で共にした兵士の前で、
現地に留まる決意の上で、『仰げは尊し』を別離とし、ビルマの竪琴を弾くシーン・・。

このような思いのシーンが子供の私は、
心が打ち震え、感動し、涙を浮かべたりしていたのである・・。


私は大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした期間があり、
この監督の作品はある程度の作品を鑑賞し、少なからず影響を受けた。

心の中で思い出されるのは『炎上』(1958年)、『野火』(1959年)、
『鍵』(1959年)、『おとうと』(1960年)、『黒い十人の女』(1961年)、
『破戒』(1962年)、『私は二歳』(1962年)、『太平洋ひとりぼっち』(1963年)、
『東京オリンピック』(1965年)、『細雪』(1983年)などの作品である。

私が大学を中退を決意させた原因は、
映画監督としては、このお方もあこがれのひとりであったし、
脚本家としては橋本 忍を代表される方たちである。

振り返れば、この『ビルマの竪琴』が原点だったかしら、
と昨夜の鑑賞後、微苦笑しながら、純米酒を呑んだりした。


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私達夫婦の年金生活の実情は・・♪ 《初出2008.3.11.》

2008-06-08 22:06:14 | 定年後の思い
私は中小業の民間会社のサラリーマンを定年退職し、
年金生活の4年生の身であるが、
生活の初めは多少の不安があった・・。


私は退職の5年前頃から、
退職後の生活をどのように過ごしたいか、
と家内と何度も話し合ったりしていた。

私の現役時代は数多くのサラリーマンと同様に多忙な期間を過ごし、
50代には業界全般が縮小となり、
私の勤めていた会社もリストラなどが行われた。

先輩、同僚の一部は早期退職優遇制度の名のもとで、定年前に退職させられたり、
或いは人事異動が盛んに行われたりした。

私の場合も、50代なかばで、取引会社に出向となり、
何とか定年時を迎えることが出来たのである・・。

このような思いもあり、せめて退職後は自身の趣味で過ごしたく、
退職後からは年金生活とした。


結果としては、家内は茶事、テニスなどの趣味としているが、
お互いに趣味の時間は束縛せず、
ただ共通の趣味として、国内旅行をしょう、と決めたのである。

私達夫婦は子供に恵まれることなかったので、
いずれ片割れとなった時のことなども、話し合っていた。

定年退職後までの期間で、古びた一戸建てをリフォームしたり、
小庭の樹木は老いた時を配慮し、植木屋さんに樹高を短めにして貰い、
垣根、門扉などは一新した。

年金生活の資金の原則は、年金で日常生活をやりくりをし、
国内旅行等は程々の貯金を取り崩している。


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小雨の降った後、陽射しが射しこみ・・♪  《初出2008.3.10.》

2008-06-08 21:33:46 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市では、朝の6時過ぎに小雨が降りだしてきた・・。

ここ数日は桜の咲く時節ような陽気に恵まれていたが、
この1週間、雨が降らない日々が続いたので、埃っぽい乾期であった。

週明けの通勤の方には、お気の毒であるが、
私としては待ち焦がれた雨である。

小雨の降り中、白梅、紅梅の満開の花びらは、
浮かび上がっているような情景を眺めたり、
日本水仙の花は小首をかしげたように雨を受け止めている。

常緑樹の枝葉は濡れ、
落葉樹の枝先は堅(かた)い莟(つぼみ)のように芽吹きを待ちわびている。

このような情景を玄関の軒下で、
煙草を喫いながら、しばらくの間、眺めたりしていた。


10時過ぎになると、空は明るくなり、
次第に陽射しが観えた後、庭に射しこんできた・・。

常緑樹の枝葉は濡れているが陽射しを受けると光を帯び、
落葉樹の枝は、数多くの雨粒がキラキラと光輝いたりしている。

小鳥の6羽がいつものように飛来し、白梅、紅梅の花にまといつき、
歓声を上げながら花びらの密を吸ったりしている。

私は朝のひとときから雨の匂い、黒土の匂いを感じ、
10時過ぎには花の匂い、ときおり微風が吹き、甘い風の匂いを享受し、
今、こうして陽射しにつつまれた庭の中で、ぼんやりとたたずんでいる。


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ときには、早朝に目覚めれば・・♪   《初出2008.3.10.》

2008-06-08 20:44:16 | 旅のあれこれ
私は年金生活の4年生の身であるが、
原則として定年退職後は日の出と共に起きだしている。

ときおり、早く起きだすことがあるが、
殆ど国内旅行に出かけたり、不馴れな旅先の宿で起きる場合もある。

私の住んでいる最寄駅の始発は、5時であり、
周遊観光の集合時間が東京駅は6時半、或いは羽田空港は7時、
この時間になると、自宅からタクシーとなったり、
或いは新宿まではタクシーで山手線の始発に乗ったりしている。

こうした国内避けたいのであるが、旅行の企画に魅力がある場合は、
誘惑に負けてしまい、
いそいその夜明け前に自宅を出たりする。

東京駅、羽田空港にしろ、早朝の情景は通勤時間より早めであるが、
人の多さに驚かされている。


私の現役時代は、業務の開発、運営で多忙期間には、
徹夜勤務も少なくとも何百回も体験したが、
30時間以上勤務すると、若かった40代でも、
本音のところ辛かったのである。

現役時代の勤務時間は9時始業し、夜は7時前後に終れれば、
理想的であったが、35年間勤めれば、
部署によりそれなりに業務に励むと
当然として出社、退社の時間が異なり、朝は睡眠不足が多かったが、
何とか気力でサラリーマンを卒業できたのである。


我が人生で一番楽なのは、観光ホテルの温泉滞在旅行で、
宿泊の部屋で夜の8時過ぎに寝付き、早朝4時に目覚め、
そして5時より入浴可能の一番風呂に入りことである。

こうした折、日常生活と最も違うので、このような贅沢をしてもよいのかしら、
と心の中で戸惑いを感じる時もある。




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我家の公共料金のあれこれ・・♪   《初出2008.3.9.》

2008-06-08 20:38:00 | 定年後の思い
東京郊外の調布市に古びた一軒屋に住む私は、
サラリーマンを定年退職後、年金生活の4年生である。

そして私達夫婦は子供に恵まれることがなかったので、
家内と2人だけの家庭である。

私は年金生活に入って初めて、
電気代、ガス代、水道代、電話代の金額を意識させられたのである・・。


電気に関しては東京電力の地区となるが、
夏季を中核とした時、クーラーの冷房となる。

私は現役時代から暑さに苦手なタイプであるので、
冷房に弱い家内と毎年、冷たい戦争を繰り返してきた。

結果として、27度を妥協として、設定気温にしている。

そして年末年始を含めた期間のひとときは、
炬燵(こたつ)は電気なので、多少使用量が増えるのである。


ガスに関しては東京ガスの縄張りであり、暖房はガス・ファンヒーターを利用し、
お風呂と台所なども使用している。

家内は寒がりなので、積極的に暖房をしているが、
銀行自動振込の請求額を見るたびに、ため息をしたりしている。


水道に関しては、調布市の水道局の管轄下であり、
20数年前頃、水道の検針員のお方が、
奥さん、何人家族ですか、と訊(たず)ねられたことがあった。

家内は洗濯、台所などで几帳面に洗うタイプなので、
2人住まいとしては多少大目らしいのである。


電話通信はNTT東日本を利用しているが、
携帯電話の使えない私達夫婦は、固定されたひかり電話を活用しているが、
以前の黒電話からすると、驚くほど廉(やす)いのである。

家内は千葉県の八千代台市に独り住まいの家内の母に、
殆ど毎晩、電話連絡をしているが、
我家の電話代は、たった千円札が2枚以内で、
年金生活の2人住まいの我家は、
電話通信費としては破格の廉(やす)さかしら、
と私達夫婦は微笑んでいる。

私が定年退職後、遅れせばながらインターネットを開設し、
まもなくして回線を光ファイバーに切り替えた時、
同時にひかり電話にした次第である。


このような生活を過ごしているが、
夏季は冷房で電気代が増え、冬季は暖房でガス代が増えるのである。

『世の中・・巧(うま)くできているね・・』
と私は家内に云った時、
『同時に両方が請求がきたら・・困るわ・・』
と嫌な顔をされたりした。

春、秋のひとときは、暖房、冷房は活躍しないので、
この季節が永遠に続けば、家計は更に安泰するが、
四季折々の樹木、草花の移ろい、そして食べ物がないのは、
情緒に乏しく、やはり淋しいのである。

このような状況で、年金生活を過ごしたりしている。

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ときには、『健康歳時記』を読めば・・♪   《初出2008.3.9.》

2008-06-08 20:36:08 | 読書、小説・随筆
私は年金生活の4年生の身であり、
机上の右側に色々な歳時記、国語辞書などの本を置いている・・。

この中の一冊が、水野 肇・監修の『健康歳時記』(三宝出版)であるが、
私が現役時代の平成7年に、会社に訪問販売してきた時、
おつきあい程度の気持ちで購入したのであった。

現役時代は本棚に収納したままであったが、
定年退職後、改めて人生の再スタート時に机上に置き、
ときおり読んでいる。

この歳時記は、日毎に『からだの365日』、『お天気歳時記』、『暮らしのカレンダー』、
『自然の雑記帳』、『駅弁の旅』、『健康一日一諺』、『雑学の玉手箱』が掲載され、
健康の歳時記にふさわしい編集となっている。

例えば、本日の3月9日に於いては、
『からだの365日』は、免疫とアレルギーは同じ原理、
『お天気歳時記』は、フェーン現象、
『暮らしのカレンダー』は、デパートに初めてエスカレータが登場したのは、
三越本店で大正3年などと記載されたりしている。

『自然の雑記帳』は、メダカの生態の特集であり、
『駅弁の旅』は、山陽本線の三原駅のたこめしが紹介されている。

『健康一日一諺』は、心配は身の毒、と題して、
心配ごとや悩みごとがあると、気分が沈み、憂鬱になる。
これが昂じると思考力、決断力も低下し、仕事の能力もあがらない。

身体的にも不眠、頭重、肩こり、食欲不振、便秘などの症状が現れ、
典型的な鬱病を示すようになる。

ここまでくると「身の毒」などと呑気な事はいっていられない。
「心配の寿命の毒」である。

このように優しく解説されて、私は微苦笑しながら、
庭に下り立ち、煙草を喫ったりしている。

尚、『雑学の玉手箱』は、潜在意識とは、
命題に基づいて、フロイトの学説を解説されて折、
私は思わず襟を正して、精読したりしている。

たかが本の一冊であるが、されど中味の濃い心身の友でもある。



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東京の郊外は、『清浄明潔』がふさわしく・・♪ 《初出2008.3.9.》

2008-06-08 20:34:16 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市は、ここ数日は春のような陽気に恵まれている。

今朝の6時前は4度前後で迎え、
日中は17度前後の陽気、と報じられている。

このような暖かさは平年としては、桜の満開の頃の状況である。

このような時節の言葉として、
古来より『清浄明潔』と称され、『清明』と明記されている。

私はここ数日、一ヶ月も早目の春の訪れに享受しなから、
少し戸惑いを覚えたりしている。

スリー・シーズンの長袖のスポーツシャツと薄手のセーターで朝を迎え、
日中の陽気の時は、セーターを脱いだりしている。

平年のこの時節は、冬のスポーツシャツで薄手のセーターとなっているので、
白梅、紅梅、そして日本水仙を眺めながら、
どうしてなの、と天上の気候の神々の采配に、
喜びながらも戸惑ったりしている。


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早くも『潮干狩り』のお便りを読み・・♪  《初出2008.3.8.》

2008-06-08 20:17:08 | 幼年・少年時代の想いで
東京郊外の調布市では、桜の咲くような陽気となり、
ときおり微風が吹けば、春風は甘く、心身恵まれた日中であった。

先程、読売新聞の夕刊を読んでいて、

【 春です 潮干狩り 】

と見出しがあり、記事を読んだりしていた。

記事に寄れば、千葉県・富津海岸に於いて、
東京湾の沿岸のトップで潮干狩り場がオープンした、
と報じられていた・・。

雲ひとつない青空の陽気の中で、若き母と幼児の女の子が、
殆ど風もない中、アサリを採る情景が写し出され、
お互いに微笑みながら、潮干狩りを楽しまれている写真が掲載されていた。


私は昭和33年の4月中旬頃、
中学一年になったばかりの時、学校で潮干狩りに行ったのが想いだされた・・。

あの頃は東京湾の晴海の付近から、木造の遊覧船に乗船し、
稲毛海岸の浜辺でアサリなどを採ったりしていた。

帰宅後、父の妹である叔母に、収穫した潮干狩りの成果を差し出し、
XXくん・・潮吹きが多いわね、
と洗い場で云われたりしていた。

私の幼児の頃は、祖父と父が中心と農家を営んでいたので、
大衆魚以外の魚、貝などは殆ど知らない方が多かったのである。

私は叔母に、やっぱりボクは《里っ子》だよね、
といい訳をしたりしていた。


私の住んでいる調布市では、
この頃までは殆ど平坦な地で田畑、雑木林が残っていた・・。

ある児童本の中のように、
本格的な山里の子供の《山彦》にもなれないし、
かといって海沿いに住む子供の《海彦》でもなかったので、
私は秘かな自分は《里彦》と命名をしたりしていた時であった。

このような思いの里彦を飛躍させ、自身を里っ子と呼んだりしていた。

煮魚、焼き魚は好きな食べ物であるが、
収穫した直接の魚の匂いは、幼児からの体験が少なく不馴れな私は、
齢を重ねた63歳になっても、少し苦手なのが本音でもある。


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春の訪れ、麗(うらら)か・・♪   《初出2008.3.8.》

2008-06-08 20:15:17 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市は、おだやかな朝の陽射しを受けている。

この時節、白梅、紅梅、日本水仙は満開となり、
桃の花も咲く時節でもあり、
清冽な早春の陽射しにつつまれて、と綴りたいのであるが、
平年より少し暖かい、と感じたりしている。

日中は12度前後の陽気に恵まれ、
明日の日曜日は桜の咲く頃の15度前後の陽気、
と報じられている。

古人より、春の陽射しにつつまれて、のどかにひとときを過ごされるのを、
麗(うらら)か、と伝えられている。


このようにのんびりと春のような朝を迎えることは、
民間会社を定年退職後からであった。

私も数多くサラリーマンと同様に現役時代は業務に精励していたので、
この結果として睡眠不足になったりして、
土曜日の休日さえ会社に出勤したり、
或いは休める時はぼんやりと朝を迎えたりしていた。

土曜日が休日の場合は、日曜日の日中に庭の手入れをしたりして、
深夜観たいテレビ番組もあったが、月曜日から激務を配慮し、
あきらめて寝付いたりしていた。


このようなことを想いだしながら、
主庭で樹木、草花を眺めながら、朝の陽射しにつつまれて、
煙草を喫ったりしている。

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早朝、目覚めれば・・♪   《初出2008.3.8.》

2008-06-08 20:13:38 | 定年後の思い
東京郊外の調布市に住む私は、
定年退職後は日の出と共に起きだしているが、
どうしたわけか解からないが、今朝は4時半過ぎに目覚めてしまった。

少しぼんやりとし、パジャマから平素の洋装に着替えて、
玄関庭に下り立ち、煙草を喫ったりしていた。

夜明け前であるので、薄暗い中、白梅の満開がぽっかりと浮んでいるようで、
心の清浄を享受させられる・・。

こうしてぼんやりとたたずんでいると、
新聞配達のバイクの音が遠くから聴こえたりしているが、
確か50数年前の頃までは、牛乳屋さんが自転車で配達され、
微かに牛乳瓶が揺れ、ガタコトと特有の音を響かせていた・・。

私はときおり、昨今の世情の移り変わりに、
眩暈(めまい)を感じたりする時もある。

私は齢を重ねた63歳の身であるが、
私よりご高齢の方は、世のうつろいをどのように受け止めているのか、
ときたま思ったりしている・・。



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東京の郊外は、恵みの雨となり・・♪   《初出2008.3.7.》

2008-06-08 20:11:32 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市に住む私は、ここ一週間は雨も降らず、
埃っぽい日々が続いていた。

数日前、テレビのニュースで渋谷駅前の夜の7時頃、
小雨の降る情景が写しだされていたので、
私はまもなく降ってくる、と秘かの願いをしていたのである。

結果として、小雨も降らず、少し落胆したりした。

白梅、紅梅、日本水仙が満開にもかかわらず、
しっとりとした潤(うるお)いのある黒土の上で、
凛とした花びらを鑑賞するのが願いであった。

夜のひとときに雨が降り、日中は早春の陽気に恵まれのが、
この時節の最良な状況と身勝手な思いである・・。

樹木、草花、そして人々も全て良し、
と思いながら、この1週間過ごしていた。


今朝の天気予報に寄れば、
本日の夜の9時前後、所に寄ると雨、と報じていたが、
先程の5時過ぎに小雨が降りだしてきた・・。

通勤の方たちで帰宅される方にはお気の毒であるが、
私としては待ち焦がれた恵みの雨となり、
玄関庭の軒下で煙草を喫いながら、樹木を眺めたりしている。

明日の土曜日は12度の陽気となり、
日曜日になると桜の咲く頃の15度の陽気、
と天気予報は報じている。


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我、『かいわれ大根』は日常の友・・♪   《初出2008.3.7.》

2008-06-08 20:08:51 | 食べ物、お酒
私は定年退職後、日常の買物を担当している身であり、
スーパーのチラシに家内から指定された品以外、
野菜売り場なども寄っている・・。

今の時節は、蕪(カブ)、大根(ダイコン)、白菜(ハクサイ)、キャベツ、
ホウレンソウ等をもとより見たりしているが、
三つ葉、春菊、菜の花、独活(ウド)なども見たりしている。

何より新鮮が優先されるので、鮮度が落ちていると、
晩酌の友が欠けているようで、少し気落ちしたりしている。

こうした折、私は迷わず『かいわれダイコン』に手を伸ばしている・・。


かいわれダイコンは、20数年前頃、家内が購入して、
私はこれ以来好きな食べ物のひとつとなっている。

口に含むと可愛らしい大根のようであり、
一人前に大根の風味、味わいを満喫できるのである。

私が現役時代、上層部の方から、業務改善の指示で、
予算は少なく、早く成果を、
と難題を受けたりすると、
帰宅後の晩酌の時、かいわれ大根を食べたりしている。
そして、一寸の虫にも五分の魂、と心の中で呟(つぶや)いて、
ストレス解消としていたことが多い。


年金生活の今は、NHKのニュースを見ながら、
夕食の折、家内と他愛ない話をしているが、
ときおり政局の混迷のニュースを視聴したりする時、
馬鹿なことを・・と小声で呟いたりしている。

こうした折、無力な国民のひとりとして、
かいわれ大根をつまんで純米酒を呑んだりしている。

幾つになってもストレスを感じたりする時もあるが、
私にとっては心の安定剤の上、何より特有の風味、味わいに魅了され、
今晩もかいわれ大根を一品に付け加えよう、
と思ったりしている。


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蕗の薹(ふきのとう)の想いで・・♪  《初出2008.3.7.》

2008-06-08 20:06:48 | 現役サラリーマン時代の想いで
私の幼年期は、祖父と父が中心となって農業を営んでいたせいか、
2月頃に宅地の外れに蕗の薹を見かけたりしていたが、
取り残した蕗の薹が日増しに大きくなり、
4月の頃になると蕗の成長を驚いたりしていた。

祖父、父たちは、蕗の薹などで晩酌をし、
蕗になった料理は幼児の私には苦手な食べ物のひとつであった。


私が40代は、民間会社で情報部門に勤務していたので、
4月からの新管理体制など対応で開発・運営などに、
ほぼ毎年一月の頃から多忙な身となっていた。

日曜日に休めればよい期間が多く、睡眠不足もさることながら、
果たして上層部の要請に答えられるかと必死に面持ちで過ごした。

節分を過ぎた頃の日曜日、
昼前に庭に下り立ち、蕗の薹がわずか地上から、
こんにちは、といった表情で小指の先程度の大きさで、
10数個見つけたりする・・。

私は蕗の薹になる前の莟(つぼみ)のような蕗を採り、家内に手渡していた・・。

昼食の前、私は弐合徳利をお燗している時に、
家内に味噌味などで蕗の薹の幼期を簡素に調理して貰い、
私は早春の陽射しの射しこんでる庭を眺めたり、
家内と他愛のない話をしたりして、純米酒を呑んだりしていた。

ほろ苦い蕗味噌を口に含むと、香り、風味はまぎれもなく早春の息吹、
と味わっていたのであった。

昼食後、少し酔った睡眠不足の私は、2時間ばかり昼寝をしたりしている。


私は定年退職後の年金生活の4年生の身としては、

芭蕉を敬愛しじきじきに弟子入りに懇願した
ひとりの俳人の名句が思い出したしている。


思ひ出し 思ひ出し蕗の にがみかな

         詠み人・路通


私は江戸時代の前期に残された名句を呟(つぶや)き、
微苦笑をしたりしている。

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ときには、隠居した人のような・・♪   《初出2008.3.6.》

2008-06-08 20:04:05 | 定年後の思い
私は民間会社のサラリーマンを定年退職し、
年金生活の4年生の身である。

日常生活の多くは、殆ど毎日、買物と散策をして折、
その時節の樹木、草花を眺め、季節のうつろいを享受している。

そして読書を最優先の趣味とし、
ときおり庭の手入れ、家内と共通の趣味の国内旅行に行ったりしている。

このような生活を送っているが、
ときには買物、散策を取りやめたりすることもある。


今朝からの私の行動は、日の出前に起きだして、洗面した後、
居間にある書家の相田みつを氏の日めくり名言の本日分を呟(つぶ)いたりしていた。

この後は、新聞を取り込みながら、玄関庭に下り立ち、
樹木を眺めながら、煙草を喫ったりしていた。

そして、家内用のコーヒー、牛乳をそれぞれの指定されたマグカップを
寝室で眠っている家内の枕元に置いた後、
台所に引き返し、煎茶を淹れたりしている。

その後は、新聞の朝刊を煎茶を飲みながら読んだりしているが、
ときおり、政局の混迷を嘆きながら、
馬鹿なことを・・、と呟いたりしている。

私は無力な国民のひとりであるが、
ある高名な政界人は心の節度を忘れたのかしら、
と思ったりしている。

そして、雨戸を開け、朝の陽射しに向かい、思わず両手を合わしたりしている。

その後は、主庭に下り立ち、
陽射しを受けはじめた白梅、紅梅、そして日本水仙の花を眺めたりしている。

朝食後、このサイトに綴ったりし、
家内と満開の白梅、紅梅の話をしたり、
日本水仙を眺めながら、旅先であった想いで話(ばなし)をしたりしている。

昼下がり、定年退職後ホタル族になった私は、
早春の陽射しにつつまれた主庭に下り立ち、
煙草を喫いながら、あんな事もあったよね、
と過ぎ去った日々に思いを馳せたりしている。

昨夜は深夜まで読書をした為か、少し眠くなり、
佐野眞一・著の『阿片王 ~満州の夜と霧~』(新潮社)を寝室に持ち込んで、
1時間程読んだ後、眠りについた。

先程、昼寝から目覚め、煎茶を飲みながら、
主庭の柔らかな早春の夕陽を受けた白梅、紅梅を眺めている・・。


江戸時代に於いては、60歳になると公私ともに隠居したと云われて折、
現世の私も、ときには真似事したかのよう日中であり、
微苦笑しながら、ぼんやりと振り返っている・・。



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