夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

過ぎ去りし、定年後の私の1月5日の思いは・・。  【下】

2010-01-06 13:38:57 | 定年後の思い
前回のつづきとなるが、一昨年の2008年1月5日の朝の8時前に、
【 『小寒(しょうかん)』の時節を迎えて・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
東京の郊外は、霜がなく曇り空で朝を迎えて折、
ここ1週間の年末年始は、早朝は霜に被(おお)われ寒く感じたが、
快晴の陽射しで日中は陽気につつまれ、恵まれた日々であった。

毎年5日頃は暦(こよみ)の上で、『小寒』と明示されているが、
古人の人々からは、『寒の入り』と称され、寒さのはじまりと伝えられている。

これからの日々は、寒さが増し、本格的な冬の寒さとなるが、
東京の郊外はどのようになるのかしら、
とテレビの天気予報を視聴したりしている。

東京の郊外は、午後より快晴となり、9度前後の陽気、と報じている。
・・】



この日の10時半過ぎになると、
【 東京の郊外は、ほんのひととき霙(みぞれ)・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
庭のテラスに下り立ち、樹木を眺めていたら、
先程、白っぽい微(かす)かな音をたてて、霙(みぞれ)が降りだしてきた・・。

『XXちゃん・・霰(あられ)が降ってきた・・
洗濯物・・』
と私は大声で家内に伝えた。

家内は急いで、洗濯物を取り込んだのであったが、
この後、空を見つめていた。

『貴方・・霙(みぞれ)ですよ・・
霰(あられ)は、もう少し大粒です・・』
と家内は微笑みながら、私に云った。

『あれが・・霙(みぞれ)なの・・』
と私は恥ずかしげに小声で云った。

私は齢を重ねた63歳の身であるが、
社会常識に欠けたところがあり、恥ずかしが霙と霰の区分などが出来ないでいる。


まもなくして、少し雨に変わり、止んだ。

ほんの15分の出来事であり、曇り空となっている。

本日は午前中は曇り空、午後は快晴と予測されていたが、
寒の入りの小寒に相応(ふさわ)しく、
天上の気候の神々のささやかな気まぐれかしら、と苦笑している。
・・】



そして、この日の夜の6時過ぎになると、
【 昼下りは、炬燵(こたつ)の入り・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
この2日間、午後のひととき、居間に設置している炬燵に入り、
本を開いたりして、ぼんやりとしている・・。

テレビは近くにあるが、朝7時のNHKのニュース、天気予報を視聴すれば、
日中の番組表を見ると興味がなく、殆ど見ない。

新聞も精読する方であるが、興味を覚える記事が少ないのが昨今である。

私は定年退職後の年金生活の4年生の身であり、
家内と2人だけの家庭であるので、お互いにそれぞれの趣味の時間を尊重している。

ここ2日間は、監修・正井泰夫の『東京の昭和』(青春出版社)を読みながら、
私が過ごした幼年期、青年期、社会人の頃に思い馳(は)せて、
あの頃はそうだったんだよね・・、
と想い重ねたりしている。

そして、心を清新する為に、お気に入りの煎茶を淹れた後、
季節のことばを改めて学んだりしている。

『初東雲(はつしののめ)』、『淑気(しゅくき)』、『御降(おさがり)』、
そして『初鏡(はつかがみ)』などを再確認し、
情景を心に浮かべたりしている。

このようなことを考えながら、30分前後昼寝をしてしまい、
目覚めると、少し堕落したかしら、
と反省をしながら、庭先に下り立ち煙草を喫ったりしている。
・・】



2007年1月5日の朝の8時過ぎには、
【 されど、『寒の入り』・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外は、早朝は2度前後で、庭の黒土の上にうっすらと霜となって折、ところどころ霜柱も見られる。
6時半を過ぎると、日の出となり、まぶゆい陽が昇って来る。

快晴となり、日中は11度前後のおだやかな日を迎える。

暦の上では、『小寒(しょうかん)』となっているが、
日本海沿いの雪の多い地方に於いては、昨年は豪雪となり、
今年は余りにも雪が少なくスキー場の1部のお方達が嘆いてると、
とニュースなどで視聴したりしている。

昨年の12月中旬の折、長野県の白馬村に温泉滞在をした時、
一晩で20センチ前後の雪が降り、旅人のひとりとして喜んでいた。
観光ホテルのフロント女性は、
『去年の今頃は、この辺は2メートル前後の豪雪で・・・
除雪で大変でした・・』
と微笑んで言ったりしていた。

先程、『小寒』について調べていたら、【日本文化いろは事典】で明示されていた。

《・・

『小寒』
1月5日頃
小寒は『寒の入り』つまり寒さの始まりという意味です。
本格的な寒さでないという意味があるようですが、
実際この頃になると寒さは厳しくなります。
寒中見舞いは、小寒から出し始めます。

このように綴られていたが、私は好奇心があるので、
その後についても、読んだりした。

『大寒(だいかん)』
1月20日頃
大寒とは、一年で最も寒い時期という意味です。
小寒から数えて15日後とされて折、
小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の合計30日間を『寒の内』といいます。
耐寒の為に様々な行事が行われます。

寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期にあたります。
・・》

以上、【日本文化いろは事典】から引用させて頂きました。

このように読んでいたら、今年の冬の寒さは・・陽射しの受けている白梅の樹木などを見詰めている。
・・】



この日の午後の1時半過ぎになると、
【 私の『初詣』のあれこれ・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
先程、ネットでニュース欄を見ていたら、毎日新聞の配信により
《 初詣が過去最多 昨年より422万人増 》
と見出し記事があった。

無断であるが、この記事を引用させて頂く。


・・全国の主な神社・仏閣への人出は、9795万人と昨年より422万人増加と増加し、
統計の残る1974年以降で最も多かった。
・・》

このような記事を読んだ私であるが、私はまだ初詣としては参拝していない。
私の三が日の外出は郵便局へ年賀葉書の不足分、スーパーでの買い物、
そして遊歩道の散策、本屋に寄り数冊買い求めた程度である。

私の幼年期は父が生前の時は、実家の最寄の神社に初詣に父に手を引かれ行ったりした。

その後は、20代の頃は、明治神宮、鶴岡八幡宮を付き合っていた女の子と参拝したりした。

結婚した後は、家内と明治神宮に一度行って、人並みの多さに嫌になって、
京王沿線の近場とし、高尾山、高幡不動、深大寺などであった。

私の母が亡くなった後は、
年末年始に旅行して、旅先の神社で参拝していた。

ここ3年は、家内の母を自宅に招いて、年末年始を共に生活するので、
つい億劫となり、初詣は私達夫婦は取りやめている。

一昨年、遊歩道を私独りで散策の折、神代植物園に行き、隣接した深大寺を参拝した。

私は62歳の身であるが、三が日に初詣をしたのは、
20回あったかしら、と思いうかべている。

私は人の多い場所は苦手であるので、現役時代には1月の中旬の土曜日の午前中が多く、
退職後の今は平日の昼下りに参拝したりしている。
・・】




2006年1月5日の朝9時半過ぎに、
【 曇り空の朝・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
東京の郊外は、どんよりとした曇り空であるが、午後になると快晴と予報されている。

午後に妹が来宅し、妹が経営している賃貸マンションの保証人を長兄と私がしているので、
色々とした書類を記載することになっている。

昨日、これに伴い、市役所に行き、指定書類を受け取り、本屋に寄る。

作家の山口瞳(やまぐち・ひとみ)氏の『禁酒禁煙』、『旦那の意見』の中公文庫を買い求める。
私は山口瞳氏からは、小説の影響は少ないが、随筆はだいぶ影響を受けている。

平成元年頃から本格的に読み出しているので、新刊本、古本屋で買い求めているが、
まだまだ氏の発表された作品は全てを読みきっていない。

そして、長尾秀美(ながお・ひでみ)氏の『日米永久同盟』で、
副題として、『米軍再編・日米安保強化』時代を考える、と題された新刊本を購入した。

この本は、新聞の新刊広告で見て、興味を示していた・・。

私は11時頃に駅前の洋菓子店に行き、妹の好きなケーキを買い求めに出かける。
・・】



この日の午後1時過ぎには、
【 何時もの情景に・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
先程、成城学園前の駅前のスーパー『成城石井』で苺(いちご)を買い求めた後、
洋菓子の『アルプス』でショート・ケーキを買い求めた。

駅前、商店街の人々の動きは、年末年始の情景が終わり、何時もの情景になった・・。

大通りに東京三菱銀行と三和銀行がお互いに面していたが、
両行の合併により、東京三菱UFJ銀行となり、私は笑ってしまった。

時が過ぎれば、旧・三和支店の方が従来と違った金融関係業務に生まれ変わるだろう。

人々の動きは何時もの情景であるが、街は少しずつ変貌していく・・。
・・】



2005年1月5日の夕方5時版過ぎには、
【 ケーキの思い出・・。 】
と題し、投稿している。

【・・
妹が来宅するので、散歩がてら駅前に行く。

イチゴを買い、ケーキ屋に入ったが、洋菓子全般については、私は知識がない。
ショート・ケーキについては、デザインされた形の気にいった良さで買い求めてしまう。

新婚時代の時は週末の金曜日の帰り、
会社の最寄りの六本木のクローバーに寄り、ショート・ケーキを買い、帰宅するのが通例だった。

私はケーキ等については、婦女子の食べ物、と決め付けているので食べない。
家内の食べる笑顔で充分だった。

3年後に土地を買い求めて家を建てたので、この習慣は暫く途絶えた・・。
家内が茶事を中学生から習っていたので、
B型の勢いで茶室を造ることになり、だいぶ予算を超えたので、経費を切り詰めしのいだ訳であった。

私が40歳頃から、この習慣は戻り、
50歳ごろになると、家内から、もう結構ですから、と言われて、ときたま買う程度になり今日まで続いている。

齢を重ねた今でも、相変わらずケーキの選定に迷うのが、本音である。
・・】



このように私は1月5日時点を基軸に、
昨年の2008年から定年退職後の数が月後の2005年の初春まで遡(さかのぼ)ったのであるが、
果たして進化してきたか、或いは退廃してきたか、解からないのである。




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過ぎ去りし、定年後の私の1月5日の思いは・・。  【上】

2010-01-06 10:31:03 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように日の出の6時半過ぎより、5時過ぎに目覚めて、
薄暗い中、煙草を喫いながら、明け方の月を眺めて、私には微笑んでいるように見えた。

この後、洗面した後、ぼんやりと昨日のことを思い浮かべたりしていた。

昨日の朝は、読売新聞の朝刊を煎茶を飲みながら読んだりした後、
このサイトに何をテーマに書こうかしら、とぼんやりと思ったりした。
そして、一時間ばかり考えた結果、
【『天上の神々』よりも、『八百万(やおよろず)の神』に信愛を深めて・・。】と題した投稿文とし、
30分ばかりで書き上げて、送信した。

つたない私であるが単なる日記にしたくなく、テーマが秘め随筆のような形で表現したく、
すぐに決まる場合もあるが、修行が未熟の為に時間が要することも多いのである。


午後の一時過ぎに陽射しが燦燦と照る中、近くに流れる野川の遊歩道を歩いた。
この川沿いの遊歩道は、市の小公園が幾重もある中で、
この地域に古き時代よりあるコナラ、クヌギなどの落葉樹が多い場所が私は好きで、
立ち止まって眺めている小公園がある。

そして、木のベンチが10ぐらいある中のひとつに私は座り、
薄茶色に染めらたコナラ、クヌギのたわわな葉が陽射しを受けた情景を眺めたり、
見上げれば冬晴れの澄み切った青空となり、
私は農家の児として育ったためか、限りなく心を寄せられたのであった。

この後、あてどなく歩いていたら、この先にあるイトーヨーカドーの国領店にある本屋に寄ってみよう、
と思い立ったのである。
この『熊沢書店』は、大型チェーン店の本屋であるが、私は半年に1回ぐらいしか、
買物の後に利用する程度の店である。
30分ぐらい本探しにさまよった後、一冊の本に目が留まり、購入したのである。

上野千鶴子(うえの・ちずこ)氏・著作の『男おひとりさま道』(法研)であり、
話題となった『おひとりさまの老後』の続編かしら、と思ったりしたのである。

この『おひとりさまの老後』、そして私達夫婦は、いずれは片割れとなり、
煙草を喫うし、お酒が大好き、運動不足の日々を過ごしている私の方が先に死ぬことの確立は圧倒的に高いが、
こればかりは予期できなく、家内に先立たれた思いは、このサイトに綴っているので、省略するが、
老後設計の再チエックとして買い求めたのである。


そして、夜のひととき、NHKのBS2で映画『ヘブン・アンド・アース』(制作2003年)を視聴し、
中井貴一・主演に惹(ひ)かれて観たのであるが、
無念ながら私は監督のフー・ピン、主演のチアン・ウェンなどが無知もあり、
共感することがなく、娯楽大作の域で留まり、少しばかり落胆した。

このようなことが昨日の出来事であり、
今朝、定年退職後の今頃はどのように過ごしていたか、ぼやりとこのサイトを開き、
読み耽(ふけ)ったりした・・。


昨年の2009年1月5日に於いては、
【 されど、『寒の入り』・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外は、早朝は2度前後で、庭の黒土の上にうっすらと霜となって折、
ところどころ霜柱も見られる。
7時前に日の出となり、30分過ぎると我家の主庭、居間はまばゆい朝の陽射しを受けている。
昼下りは11度前後の冬晴れに恵まれ、夜の6時過ぎは7度前後で、
平年より暖かい日かしら、と感じたりしている。

私は早朝、玄関庭の軒下で煙草を喫っていたら、
我家から見える大通りで久々に多くの自動車、バスが走っていたので、
今日からは官庁の御用始めとなり、数多くの民間会社にお勤めの方たちも仕事始めと解かり、
年末年始の休暇も終わり、社会は本格的に動き始めた、と実感したりしたのである。

私は居間に戻り、カレンダーを見つめると、『小寒(しょうかん)』と明示されている。

私は年金生活の5年生の身であるが、
東京郊外は昨年の23日から雨から遠のき、平年より暖かな日に恵まれ、
今日を迎えている為か、小寒か、と云われても実感が乏しいというのが、本音である。

この後、私は秘かに愛用している【日本文化いろは事典】のサイトを開き、
『行事・祭事』を指定した後、『二十四節気』を読んだりしたのである。

http://iroha-japan.net/iroha/A04_24sekki/
☆ 日本文化いろは事典 ☆ 『行事・祭事』==>『二十四節気』

《・・
『小寒』
1月5日頃
小寒は『寒の入り』つまり寒さの始まりという意味です。
本格的な寒さでないという意味があるようですが、
実際この頃になると寒さは厳しくなります。
寒中見舞いは、小寒から出し始めます。
・・》

このように綴られていたが、私は体力は衰えても好奇心があるので、
その後についても、読んだりした。

《・・
『大寒(だいかん)』
1月20日頃
大寒とは、一年で最も寒い時期という意味です。
小寒から数えて15日後とされて折、
小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の合計30日間を『寒の内』といいます。
耐寒の為に様々な行事が行われます。

寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期にあたります。
・・》

このように明示されていたのである。

私は季節感のうつろいを何よりも注視しているので、
こうした時節を明示している【日本文化いろは事典】サイトは、
こよなく愛用させて頂だいているサイトのひとつでもある。


このように読んでいたら、今年の冬の寒さは・・と思いながら、
家内と訪れた日本の各地の冬の情景を思いを馳せたり、
一月の下旬に奈良の若草山の山焼きを観るために小旅行するので、
奈良の街並み、室生寺などの情景を思い浮かべている。

・・】

このように昨年は投稿していたのである。

                       《つづく》


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