夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

改めて、私の本棚の上には・・。

2010-01-22 16:37:40 | 読書、小説・随筆
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
私は小説、随筆、歴史書、ノンフィクションなどの読書が好きなので、
若き頃に映画、文学青年の真似事をした時期もあり、同世代の人々に比べれば、本は多く持っている方と思っている・・。

私は映画青年の真似事を挫折した後、
映画の雑誌の『キネマ旬報』の300冊ぐらい、シナリオ集の20冊前後を映画の世界に熱愛する友人に上げたり、
月刊の雑誌などは二年毎に捨てるようにしてきたが、
結果として高校時代より買い求めた5000冊前後の本となっている。

この中には、私の青年期に定職に就かず、食事を抜いて買い求めた本もある。

そして私は本棚を居間に4本、書庫に4本、2階の洋間に2本、そして溢れて捨てるのが欲しまれるので、
やむえず押入れに入れたりしている。

居間にあるのは、頻繁に見返す本を置いている。
この中の本棚のひとつには、最上段の右側に最も敬意している本を置いている。

『世阿弥芸術論集』(新潮日本古典集成 4) 新潮社 1976(昭和51)年、
栗山理一・編の『日本文学における美の構造』 雄山閣 1976(昭和51)年、
北 一明・著の『ある伝統美への反逆 ~焼きもの伝説決別の美学~』 三一書房 1982(昭和57)年、
上田三四二・著の『この世 この生~西行・良寛・明恵・道元~』 新潮社 1983(昭和58)年、
安田章生・著の『西行』 彌生書房 1982(昭和57)年、
中野孝次・著の『西行の花 ~中世紀行~』 淡交社 1982(昭和57)年、
と並び、ここ10年ぐらいは変らないが、
私の定年退職後には、この並びに、
稲田利徳、山崎正和・共著の『方丈記・徒然草』(新潮古典文学アルバム 12) 新潮社1990(平成2)年が加入しているくらいである。

3年前の頃、この本棚の上に、ディズニーのキャラクター・グッズが並ぶようになったのである。
家内がディズニーランド、ディズニーシーで買い求めた品であり、
ミッキー・マウスが中心となり、七つばかりがちょこんと居座っているのである。

もとより私はディズニーのキャラクターは苦手であるが、
長年苦楽を共にした家内の悦ぶ表情を見つめると、なぜか撤去命令を云えないのである。

そして、私はミッキー・マウスなどに顔を合わせた最初の頃には、
人生を過ごす折、たとえ夫婦でも、ときには妥協も必要なの、判るかい、
とミッキー・マウスに向いながら、心の中で呟(つぶや)いたりしたのである。


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改めて、言霊(ことだま)に魅せられて・・。

2010-01-22 07:01:28 | 読書、小説・随筆
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
私は短歌の三十一文字(みそひともじ)、俳句の十七音に関して、
詠(よ)む素養がないが、ときたま人さまの詠(よ)まれたのを拝読し、味わいを得て多々教示を受けている。

そして無念ながら、詩も詠めないので、もっぱら散文の世界で小説、随筆を読んだりしていることが多い。

私は東京郊外の農家の児として、1944(昭和19)年の秋に生を受けたが、
小学生に入学した当時は、幼い記憶をたどれば、家には農協の月刊誌のひとつの『家の光』しか見当たらなかった。

私は人生の歩みは、多くの日本人の方たちより、遥かに奥手であり、
高校生になり、やっと読書の魅力に目覚めたが、
古文の短歌、俳句や漢詩などの世界の基礎学習の授業をさぼったので、今だに不明なことが多いのである。

文は人格を表す、と古人から伝えられているが、
つたない私は、遅ればせながら散文の修行と思い立ち、せめてこのサイトに毎日綴り投稿している。

齢ばかり重ねた定年退職後の6年生の身であるが、つたない才能なりに綴っているが、
テーマがすんなりと決まることもあるが、苦心惨憺の時が多い。

後で読み返せば、月平均50前後に投稿しているが、
大半は気恥ずかしく、数編程度は私なりの独創性ある特有の綴りと思ったりしている。

いずれにしても、言葉の綴りは魔力が秘めている。



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