夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

クリスマスを迎える頃、秘かに待ちわびている歌は、山下達郎さんの『クリスマス・イブ』・・。

2011-12-16 07:24:16 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳となった身であるが、
ここ2週間ぐらい新聞の折込みのデパート、スーパーのチラシで、クリスマスの贈り物などが掲載されていると、
高齢者の私でも、微笑んでしまうのである。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

もとより私たちの結婚前の交際時には、クリスマス・イブの時に逢い、
プレゼントを交換して、私は少し背伸びをして、高級な食事処を誘って、
ワインなどを吞みながら、イタリアかフランス料理などを頂いていた。

その後、結婚して2年が過ぎた頃から、
私は退社後にプレゼントを買い求めて、カードにささやなな一文を認〈したた〉め、
ケーキを購入して、我が家に帰宅してたりした。

この後は、一軒家を建てて、ローン返済で苦汁していたので、
せめてケーキだけ購入して、帰宅していた。

私が40代の頃には、家内に何か欲しい品、とやんわりと聞いたりしていたが、
必要な品は、デパートで買い求めているので必要はない、
できたら旅行に行って温泉にゆっくり・・と要望されたりした。

この当時は私は多忙であったのは、40代の後半の頃から、業務が幾分空〈す〉いた2月頃に、
冬の旅をして、家内の念願に応〈こた〉えたりしていた。

定年退職後の年金生活に於いても、我が家はプレゼントの品よりも、
観光ホテルに滞在して、ゆっくりと温泉を満喫することが多い。


このように我が家はクリスマス・イブは、旅先以外の年は、
ささやかな室内飾りをして、平素より幾分多めの料理を私は日本酒を吞みながら、頂いている。

こうした時、ぼんやりと若き20代の男女であったならば、
山下達郎さんの『クリスマス・イブ』を聴きながら、共に楽しいひとときを過ごすのかしら、
と思ったりしたのである。

こうした私なりの思いは、あるサイトに於いて、2007年12月23日に、
【 この時節、最も微笑む曲は、『クリスマス・イブ』・・♪ 】
と題して、投稿しているが、あえて再掲載をする。

【・・
東京の郊外は、昨夕からの雨が先程から上がり、静寂なひとときとなっている。

私は庭に下り立ち、常樹木の枝葉は濡れ、
そして葉を落とした落葉樹の枝の雨粒を見つめたりしていた・・。


♪雨は夜更けに過ぎに
 雪へと変わるだろう

【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】


この歌がどうしてか、脳裏に浮んだのである。

私は年金生活の4年生の身であるが、
私のサラリーマン現役時代の時、確か1983年のこの時節に初めて聴いて、
巧過(うます)ぎる歌だなぁ、と瞬時に感じたりした。

この後に、JR東海のCMに盛んにテレビで放映され、
離れ離れの若い男女で、やっと逢える、といった情景だったと思い浮かべている。

後年に判ったことであるが、
JR東海のX’mas7 ExpressのCMと知った。

山下達郎のこの曲の唄声を背景に、
その後毎年のように幾つかの若い男女のせつなく、もどかしい情景が映しだされ、
私は微笑みながら、秘かに若い男女に幸せあれ、
と心の中で声援していた・・。


♪きっと君は来ない
 ひとりきりのクリスマス・イブ

【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】


私はシンガー・ソング・ライターの山下達郎に関して、
無知な方であるが、この『クリスマス・イブ』を聴いた限り、まぎれなく天才と讃(たた)えている。

そして、ネットのYou Tube上で、
【Xmas Express 歴代CM1988年~1992年】を視聴し、
若き男女がやっと逢える情景を微笑ましく見ていた・・。

http://www.youtube.com/watch?v=ZGu7SGxNWyo&feature=related
☆【JR東海 Xmas Express 歴代CM1988年~1992年】
                  <==【 『クリスマス・イブ』 作詞・作曲・唄 山下達郎 】☆

私は、若き男女が、冬の天の川のように心寄せながら、
ときめき、もどかしさ、せつなさの恋情を齢を重ねた私さえ感じられ、感銘させてくれるのである。
・・】

このように投稿していたのであるが、
携帯電話が普及している現在は、待ちわびることは死語となっているが、
若き男女のお互いの恋情の思いは、少なくとも遥か平安時代の頃から、ここ千年変わることないのである。


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