夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

蒼穹(そうきゅう)の大雪原の帯広、そして厳冬の糠平に、東京郊外の田舎者が訪ね・・。

2011-12-19 22:30:06 | 旅のあれこれ
私たち夫婦は、国内旅行が共通の趣味のひとつであり、特に雪の舞い降る情景に魅せられて、
この時節になると、雪恋し、心情となり、
明日の20日より北海道の帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊し、
そして未知の糠平〈ぬかひら〉温泉に2泊し訪れる。

私たち夫婦は何故かしら北海道の風土に魅せられて、幾たびか訪れてきたが、
無念ながら帯広の地域は、二度ばかりしかない。
最初は周遊観光で晩秋の時に、道東めぐりの2泊3日の最終で十勝地方を観たりし、
その後は、5月の知床半島のクルーズに魅了された後、旅の終わりとして十勝川温泉に宿泊したが、
いずれも雪のない時節であった。

私の心の奥底には、この十勝地方の帯広の冬のイメージは、
郊外の果てしなく拡がる大雪原の中、蒼穹(そうきゅう)の情景である。
厳冬の晴れ間の中、大地は凛とし、果てしなく青空が観えるのが、蒼穹(そうきゅう)の言葉に何よりも相応しい、
と思ったりしている。


私が今でも敬愛している亡き作家・立原正秋〈たちはら・まさあき〉氏の随筆から、
私が30代のなかばの昭和55年(1980年)10月の初旬に遅ればせながら
蒼穹(そうきゅう)という言葉を学んだ。

この中の随筆のひとつとして、知人が古美術店を開き、命名を頼まれ『蒼穹』と氏は名付けられた。
氏の発想の根源は、もとより氏は朝鮮半島で生を受けられたので、
大陸性の気候の中、冬の晴れ間の凛とした情景を思い浮かべて、
蒼穹(そうきゅう)という言葉を思い重ねただろう、と私なりに解釈した。

そして帯広市は、シンガーソングライターの中島みゆきさんが、
小学時代の後半の頃から、帯広市の学校に学び、高校まで過ごされた、
と私は25年前に学んだりした。
私は中島みゆきさんを秘かに女神のように信愛し、
このお方の幾つかの歌に支えられて、この人生の難局を乗り切ってきたひとりである。

このような蒼穹(そうきゅう)の情景、そして中島みゆきさんが一時時期過ごされた地域を
私なりに少しでも学びたい心情があった。


今回の旅は、このような思いで帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊した後、
いつに日か訪れることを夢にみていた山奥の糠平〈ぬかぴら〉温泉の厳冬地に行く。

いずれにしても地域でも、マイナス10度前後、烈風か寒気団が襲来すればマイナス20度前後と予測して、
防寒着で身を固めて散策する予定であるが、
旅の間に寒いと感じたら、昨今流行〈はや〉っている中島みゆきさんの『荒野より』の歌を、
心の中で唄えば、私は励〈はげ〉まされて身も心も暖かくなる、と思ったりしている。


糠平〈ぬかぴら〉地域に関しては、
一昨年の2009年2月にNHKテレビの『生活ほっとモーニング』を視聴していたら、
『糠平湖』の冬の情景の数々が映しだされ、
『一度は・・行った観たいわ・・』
と家内が私に言ったりしていた。

今回は帯広に行く勢いで訪ねることとなったが、
170センチ、73キロ前後の老いぼれた熊のような容姿で、この周辺を私はうろつき廻る。
寒さより難敵なのは、本物の熊に出逢うことである。

私は5年前の晩秋に、知床半島の小路、その後に阿寒湖の湖畔の小路を独りで歩いていた時、
熊に遭遇してほしくないので、亡き伊藤久男さんの『イヨマンテの夜』の歌を
音痴のことも忘れて、大声で唄ったりした。
もとより熊祭りの歌であり、熊も東京郊外の田舎者に逢いたくないと思ったのか、
お互いに避け合った成功体験があった。

今回も熊には遭遇したくないが、万一出逢った時は、
どうして冬眠していないのょ、不眠症なの、と私なりに驚いてしまうが、
対処方法を少しボケた脳裏で思案している。


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『AKB48』、『なでしこジャパン』、そして『中島みゆき』に、高齢者の私でも、何かと励まされて・・。

2011-12-19 10:04:15 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の高齢者の身であるが、
今朝いつものように読売新聞を読んでいたら、
ひつとのニュースに思わず微笑んでしまった。

38面の『社会』面にある小さな記事のひとつに、

《 AKB48トップ5独占 》

と見出しされた記事であり、やはりねぇ、と微笑んだのである。

無断であるが、この記事を転記させて頂く。

《・・
オリコンは18日、2011年のCDなどの売り上げ年間ランキングを発表した。

シングル部門では、アイドルグループ、AKB48が史上初のトップ5を独占、
1位の「フライングゲット」(158・7万枚)から5位「桜の木になろう」まで5作品がミリオンセラーという新記録を達成した。
年間シングル総売り上げは、734・6万枚に達し、こちらも新記録となった。

アルバム部門は、嵐の「Beautiful World」が90・8万枚を売り上げて1位だった。

(2011年12月19日  読売新聞 朝刊)
・・》
注〉記事の原文にあえて改行を多くした。


私の現役時代は、たまたま音楽業界のあるレコード会社に35年近く勤めた身であり、
ここ1998年にCDを中核とした売上がピークとなった後、長らく低迷期が続いている。
私も2004年に定年退職した後、やはり音楽業界の動向が気になり、
ときおりネットで検索したりしている。

こうした昨今、昨年の春の頃から、アイドルグループの『AKB48』に注視し、
けなげな若き女性のグループに、何かと励まされたりした。

読書好きな私は、本屋に寄ることが多いが、
このの街の本屋の一角に、数々の本などのコーナーが設置され、売れ行きは好調ですょ、
と店員さんから私は教えられたりした。

そして今年もシングルをほぼ2か月ごとに発売され、破竹の勢いですべての作品が
100万枚を超えるミリオンセラーとなり、
私の勤めたレコード会社でないが、『AKB48』は音楽業界に活性をもたらし功績ある、
悦んだひとりである。

このような思いがあるので、このニュースを微笑んで読んだのである。


そして私はサッカーに無知であったが、3月11日に東日本大震災が発生した後、
私は東京郊外に住む私でも、大いに戸惑いながら重苦しい閉塞感につつまれていた・・。

初めて『なでしこジャパン』の存在を知ったのは、
何かしら「FIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011」がドイツで行われ、
大会3連覇を狙う開催国ドイツに、延長戦の末1-0で勝利した、
とNHKのテレビ・ニュースで知ってからである。

そして準決勝は背の高い選手が揃っているスウェーデンと対戦することになり、
できたら日本は奮戦して勝って欲しいけれど、無理だろうと、と私は思っていた。
しかし、NHKのテレビ・ニュースで、
何か得意のパスサッカーで3-1で快勝して、決勝進出を果たす、
と知り、驚いたりした。

その後、決勝は世界ランキング1位のアメリカで、日本はこれまで1度も勝利できなかったことを知り、
これまで『なでしこジャパン』は、良く奮戦してくれた、
とサッカーに無知な私でも、秘かに感謝をした。

そして『なでしこジャパン』は、終始アメリカの猛攻にさらされながらも、
延長戦に持ち込み、先行された延長も残り4分、澤選手の同点弾で2-2となり、
PK戦の末、無敵のアメリカに対し初勝利の偉業を達成した、
とNHKのテレビ・ニュースのダイジェトで私は知った・・。

何かしら日本のサッカーの世界で、男子チームを含めて、
日本代表としては初のFIFA主催の世界大会優勝という快挙を成し遂げた、
とニュースは伝えていた。

私はサッカーに無知であったが、こうした熱戦の末、『なでしこジャパン』の各選手の奮闘に、
圧倒的な感銘を受けた・・。


最近の私は、昨今流行〈はや〉っている中島みゆきさんの『荒野より』の歌を、
心の中で唄っていることが多いのである・・。

確か10月中旬の頃から、家内はテレビのドラマで『南極大陸』を居間で視聴しているが、
私は犬も猫も苦手なので、このドラマのテーマ音楽の『荒野より』が聴こえると、
思わずテレビの画面に目が移るぐらいである。

私は中島みゆきさんに関しては、かっては物狂いのような心酔した熱愛者となり、
40代の前半は、出勤や退社後もCDウォークマンで聴いたり、
帰宅後も毎晩アルバムの数々を聴いていた時期もあった。

私は25年近く中島みゆきさんを女神のように信愛し、
このお方の幾つかの歌に支えられて、この人生の難局を乗り切ってきたひとりである。

その後は幾分平熱になってきたが、敬愛するひとりであり、、
この話題の概要も知っていたし、テーマ曲も馴染んできている。

無念ながら体力は衰えてきたが、10歳ぐらい若いと近所の奥様方の評判のある私であるが、
この秘かな源泉は、やはり中島みゆきさんの歌かしらと思いながら、
昨今は思わず『荒野より』の歌を唄ってしまうのである。


このように今年の私は、圧倒的に突出した『AKB48』、『なでしこジャパン』、そして『中島みゆき』に
何かと励まされて、人生は気力だょね、と心の中で呟(つぶや)きながら過ごしている。


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