夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

庭の手入れをすれば、家内の若さの勢いに、高齢者の私は微苦笑させられ・・。

2011-12-11 19:49:15 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
過ぎし8日に、今年最後の樹木の剪定(せんてい)作業と早朝から張り切っていたが、
天上の気候の神々がせっかちな性格に変貌したせいか、夕方から小雨の予報が、
昼過ぎに早まり、やむなく順延した。

そして我家は原則として、庭の手入れは私の責務の範疇であるが、
年に数回ぐらい家内の支援があり、
昨夜に、枝切りを徹底的にしましょう、私も頑張るわ、と家内から元気な声を聴いたりした。


朝の8時半過ぎに私は玄関庭の下り立ち、
いつものように剪定鋏(ハサミ)を腰の周りに備え、剪定用の鋸(のこぎり)を持ちながら、
樹木に登ったり、適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

まもなく家内は、高枝鋏(たかえだばさみ)を薙刀〈なぎがた〉のように持ち、
私に近寄ってきた後、付近の樹木を高枝鋏(たかえだばさみ)で枝葉を切り落としたりした。

私は樹木の枝葉を切り落としたりしていると、ときおり地上から、
『その枝の下の方から、切り落として・・』
と家内の指示の声がする・・。

このように2時間ばかりした後、主庭に移動した。

そして私はベランダの片隅の簡易椅子に30分ごとに5分休憩し、
煎茶を飲みながら、煙草を喫ったりしていた。

家内は歩道に面した垣根のアカネモチの枝葉を剪定鋏(ハサミ)で器用に切っている。
その後は、金木犀(キンモクセイ〉、マテバシイなどの樹木も高枝鋏(たかえだばさみ)で枝葉を切り落とし、
休憩も取らず、奮戦している。

その後、お互いに昼食抜きで奮闘していたのであるが、
私は疲れて、簡易椅子に腰かけて、煎茶を飲みながら、煙草を喫ったりしていた。

家内はまもなく62歳を迎える身であるが、心身溌剌としている。
私は5つばかり齢上であるが、定年退職後は現役時代の緊張感が失くしたせいか、
昨今は体力の衰えも実感する時がある。
私の母、そして家内の母も更年期が過ぎてから、
新たに甦〈よみがえ〉る程に元気になった時期もあったので、
女は良〈い〉いよなぁ、と私は家内を見つめたりしていた。

その後、私は家内の切り落とした枝葉を拾い、市の指定の『燃えるゴミ』袋に、
剪定鋏(ハサミ)で枝葉を袋が破けない程度に細かく切り分けたりした。
主〈あるじ〉の私は、ついに家内に体力も逆転させられたか、と微苦笑した。

こうして3時間ばかりし、散乱した落ち葉を掃き清めていると、
薄暗くなり、夕暮れの4時過ぎとなった。

そして風呂を沸いた頃、家内に先に入ってもらい、
私は庭の片隅で簡易椅子に座り、煎茶を飲みながら煙草を喫ったりした。

私は若き40代の頃は、こうした時はお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗で、
冷酒を二杯ぐらいは吞んで待機していたが、
今や煎茶を飲む身となり、やはり齢かしらと苦笑したりした。

その後、私は風呂から上がった6時少し前から、昼食兼早めの夕食となり、
お互いに疲れたが、何とか今年最後の樹木の剪定は終わった、と微苦笑したりした。

そして私は、歳末近くに落ち葉を掃き清めれば、歳末を迎えて新年か、
と思ったりしている。

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