夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

この世に、果たして一円玉、五円玉は必要かしら、と齢ばかり重ねた私は妄想して・・。

2014-03-05 13:32:17 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であり、
過ぎ去る10日前の頃、門扉の近くにある郵便受け入れ箱を見ると、
3通ぱかりの輸送された中、ひとつのチラシが入っていたので、居間に戻った後、見たりした。
             
そして『通常はがき』が現在の50円から4月1日より52円になることを知ったりした。

しかしながら我が家は、ここ数10年『通常はがき』は利用するのは、年に一度あるかないかであり、
ネットの電子メール、或いは電話連絡で用件は完了している。

こうした中で、新年のご挨拶として、年賀状の葉書を年に一度、郵便局で50通前後買い求めているが、
わずか2円アップで、2,500円が2,600円になるのか、と微苦笑したりした。

そして年金生活の我が家は、預貯金などは程ほどであるが、一円玉、五円玉だけは数多くある。


私は民間会社の中小業に35年近く勤めて2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった半生だったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に築後35年の古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。

もとより家内は料理、洗濯、掃除などがあり、
私の現役時代は小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
           
               
殆ど毎日のように家内からの依頼品をスーパー、専門店などに行ったりしているが、
買い物を精算すると、殆ど10円玉、5円玉、1円玉のおつりがあり、
私の財布から、やがてはあふれてきた。

私はレジの込み合っている中で、齢ばかり重ねた私でも日本男児のひとりとして、
恥ずかしながら10円玉、5円玉、1円玉で支払うことが出来なかったのである。

帰宅後、私の困惑した表情を察した家内は、私にひとつの貯金箱を私に渡してくれた。

確か18年前の頃、家内が郵便局で頂いた郵便ポストの形をした赤いプラステックの貯金箱がある。
                    
          ☆平素は居間の片隅みあるが、今回は記念撮影で特別に移動させた☆

これ以来、私は買い物を終えた後、財布から10円玉、5円玉、1円玉を取りだして、
この赤いプラステックの箱に入れたりした。


私は散策したりする時、ときおり自動販売機で煎茶のペットボトルを買い求める時、
できる限る財布の中にある10円玉を使うことが多くなっている。

或いは買物を終えた後、近くの神社、お寺を参拝したりすると、
お財布にある5円玉、1円玉、そして百円玉ひとつをお賽銭箱に入れたりしている。

しかしながら買物する機会が多いためか、
やがて可愛らしい箱の中が満杯となった時、銀行に入金すると5000円前後が多く、
私はパソコン用のプリンターの用紙、インクの購入費にしたりしてきた。
          

このように私は過ごしてきたが、来たる4月1日より、
時の政府が『社会保障の財源を確保し、財政再建を図る』と命題に基づいて、
消費税が5%より3%アップの8%が実施される。

少しボケた私は、商品を買い求める時、消費税8%込みの価格にして下されば計算も解り易い。
そして価格設定に際して、切り捨てか切り上げか解らないが、
10円単位のすれば、更に良し、と強く願ったりしている。

私は常日頃、果たして世の中に5円玉、1円玉は必要かと妄想することもある。
しかしながら、たとえば金利ひとつ取っても、国はもとより、多くの人に影響大の難問となるので、
やむえないかしら、と苦笑しているひとりである。

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