夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『春一番』の昨日、東京郊外でも強風の中、メタボの私は戸惑いながら散策して・・。

2014-03-19 12:07:11 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であるが、
昨日の朝、小庭にある白梅が強い風を受けて、盛りを過ぎた花が風を受けると、
花吹雪となっていた。

そして白梅の満開を過ぎた後やがては、風もなく時折はらはらと音もなく散り、
周辺にわずかな花びらがあるのが、何よりも情緒があるのになぁ・・と私は戸惑いながら見つめたりした。

やがて10時過ぎに平素の買物専任者の私は、いつものように家内からの依頼品を確認した後、
冬用のスポーツシャツ、長ズボン、ウォーキングシューズの容姿で、スーパーに向ったが、
大通りの歩道を歩いたが、風を身体全体に受け止めても寒さを感じることはなかった。

そして朝方にテレビのニュースに於いて、
春一番の強い風は吹き荒れますが、日中の最高気温は20度前後となり、
4月下旬のような陽気となります、と報じられていたのを思い重ねて、
何かと鈍感な私でも、本当だねぇ、と実感させられたりした。
                    

やがて買物の責務を果たした私は帰宅後、
強風の為に軽登山靴に近い重いウォーキングシューズに履き替えて、散策に出かけた・・。

私は過ぎ去りし年の2010年〈平成22年〉の秋の健康診断で糖尿病と明示されて以来、
食事の内容はもとより、ひたすら歩き廻ったりして大幅に改善されている。

何よりも長き45年ぐらい日本酒の純米酒、ビールを夜のひととき愛飲してきたが、
糖尿病と宣告されて以来、 冠婚葬祭、懇親会、国内旅行など以外は、
原則として自宅で呑むのは、5日に一度ぐらいとなっている。

この間、最寄の内科専門医院に3週間毎に定期健診を受けているが、
ここ3年ぐらいは悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はほぼ優等生となって、
改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。

しかしながら身長170センチで、問題は体重が75キロ前後となりメタボの範疇であるので、
少なくとも日々の散策は必須事項となっている。

昨今は長寿の社会に於いて、何よりも健康寿命が肝要である、と言われたりしている。
もとより高齢者が、心身ともに健やかに過ごすためには、歩くことが大切で、
私も雑誌の『サライ』から、改めて学んだりしてきた。

①生活習慣病(高血圧症、糖尿病、心臓病など)を予防する。
②認知症になりにくい
③免疫力が上がる
④骨を丈夫にし、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防する。
⑤筋肉量を維持、向上できる。

私はこれまでの60代の9年半の日々は、幸運にも大病に遭遇せずに過ごしてきたが、
健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わない。
私自身の糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症である。

こうした根底があり、自宅の周辺3キロぐらいの中の住宅街の道、遊歩道、小公園などをひたすら歩いたりする中で、
季節のうつろいを享受している。
                 

昨日の散策は、自宅の付近に流れている野川の両岸にある遊歩道を歩いた。
川の流れは平素は清流の中、川面は陽射しを受けたりする煌(きら)めいたりしているが、
強風の中では、川面はさざ波のようになったりしていた。

そして遊歩道を歩く高齢者の中で、細身の方は強風を受けると、身体が揺らぎ、
メタボの私は体重の重み、がっしりとしたウォーキングシューズ、
その上に近眼の私はメガネをしているので、たとえ埃(ほこり)が舞い上がっても、
動じなく歩き進んだりした・・。

メタボとメガネは、こうした時だけ有利かしら、と苦笑しながら颯爽と歩いたり、
春まじかな『春一番』の強風の中、記念ねぇ、と思いながらデジカメで撮ったりした。
          

この遊歩道は幾たびか毎週のように歩いたりしたが、私の住む地域は30数年ぶりの寒い冬だったので、
平年よりも数週間、春の訪れが遅れていると感じたりした。
          

そして平年ならば桜の莟〈つぼみ〉が、たわわになり、早咲きの桜もわずかに観られ、
やがて桜並木は三分咲きから、月末頃には満開となっていたが、果たして今年の桜花は・・。
と思ったりした・・。
 

この後、高台にある小公園に立ち寄ると、風は強さを増したりした。
          

そして黄色い花が観えると、まんさく、かしらと思いながら私は近づいた。
単細胞の私は、記念撮影をしょうと、デジカメを舞えたが、風で枝の花、枝先も揺らぎ、
おとなしくしていてねぇ、と思いながら撮ったりした。
          

しかし無念ながらコンパクトカメラの為か、或いは私の技量不足の為か、
それとも私の平素の行いが悪い為か、このような写真になってしまったのである。

この後、私は幼年期に農家の児として育ったので、こうした情景に魅了された撮ったりした。
          

やがて芝生の生えた広場の中、近くにある幼稚園の先生に引率された園児50数名が、
それぞれ風の中を走りまわったり、中には歩いたりして歓声していた・・。
そして強風が増すと、中の数人が帽子が飛ばされて悲鳴を上げたりしていた状景に、
私は、いいよねぇ・・こうした年齢の時は・・と微苦笑したりした。

このような人生のひとときの情景を視たりして、私は小公園内を歩き、やがて自宅に向かった。


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