私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であり.
いつものように午前中のひととき自宅の付近を散策した。
曇り空で時折まばゆい陽射しを受けながら、5月中旬のような陽気に恵まれ、
小公園を歩いたりしていると、数多い樹木は若葉は光帯びて、
世の中は大型連休と称されるゴールデン・ウィークに相応しい天気だ、と微笑(ほほ)えんだりした。
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そして住宅街を歩いていた時、この中のひとつのお宅の二階のベランタ沿いに、
鯉幟(こいのぼ)りが掲げられていた。
この住宅街は、私が高校2年の1961年(昭和36年)の頃に、
大きな団地が出来て、その周辺に分譲地となった地帯であり、早くも50数年が過ぎている。
ここ10年は『おふたりさま』の高齢者の夫妻が住まわれたり、
或いはお子様の家族に引き継がれて住まわれたり、
或いは2所帯住宅で1階は親、2階はお子様の家族が住まわれて、親子孫の三世代が同居されている家もある。
こうした家並みが並ぶ中を私は歩いていたのであり、
我が家は子供に恵まれなかったが、たまたまこの中の家のお方が、
お孫さんの為に、鯉幟りが掲げられているのかしら、と私は人生の微笑を頂いたりした・・。
私の住む周辺は、家並みが密集しているので、
旧家でない限り、とても鯉幟(こいのぼ)りを悠然と泳がせるスペースがなく、
ここ数10年は観かけることが少なく、たまたま鯉幟りを偶然に観て、思わず足を止め、
小振りな3つばかりの鯉が微風を受けて泳いでいたのを長らく見つめたりした・・。
この後、幼稚園の近くの歩道を歩いていた時、悠然と空に泳いでいる鯉幟(こいのぼ)りを見かけて、
私は微笑みながら、眺めたりした・・。
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やがて帰路に向う途中、人影もないので、かぼそい声でひとつの歌を唄ったりした。
♪甍(いらか)の波と雲の波、
重なる波の中空(なかぞら)を、
・・・
【『鯉のぼり』作詞、作曲・不詳 文部省唱歌 】
私は遠い昔の幼年期に祖父、父を健在の頃、農家の宅地の外れに鯉幟(こいのぼ)りを高く掲げられ、
あの当時はどの家も男の子のために鯉幟りをこの時節に掲げられていた・・。
このようなことを思い重ねて、過ぎ去った時の流れを思い馳せたりした。
やがて前方の方から散策していると思われる高齢者の夫婦を見かけて、
やむなく私は、心の中で唄ったりした・・。
♪橘(たちばな)かおる朝風に、
高く泳ぐや、鯉のぼり。
・・・
【『鯉のぼり』作詞、作曲・不詳 文部省唱歌 】
そして齢ばかり重ねた私は、愛惜感を秘めながら自宅に向かった。
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いつものように午前中のひととき自宅の付近を散策した。
曇り空で時折まばゆい陽射しを受けながら、5月中旬のような陽気に恵まれ、
小公園を歩いたりしていると、数多い樹木は若葉は光帯びて、
世の中は大型連休と称されるゴールデン・ウィークに相応しい天気だ、と微笑(ほほ)えんだりした。
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そして住宅街を歩いていた時、この中のひとつのお宅の二階のベランタ沿いに、
鯉幟(こいのぼ)りが掲げられていた。
この住宅街は、私が高校2年の1961年(昭和36年)の頃に、
大きな団地が出来て、その周辺に分譲地となった地帯であり、早くも50数年が過ぎている。
ここ10年は『おふたりさま』の高齢者の夫妻が住まわれたり、
或いはお子様の家族に引き継がれて住まわれたり、
或いは2所帯住宅で1階は親、2階はお子様の家族が住まわれて、親子孫の三世代が同居されている家もある。
こうした家並みが並ぶ中を私は歩いていたのであり、
我が家は子供に恵まれなかったが、たまたまこの中の家のお方が、
お孫さんの為に、鯉幟りが掲げられているのかしら、と私は人生の微笑を頂いたりした・・。
私の住む周辺は、家並みが密集しているので、
旧家でない限り、とても鯉幟(こいのぼ)りを悠然と泳がせるスペースがなく、
ここ数10年は観かけることが少なく、たまたま鯉幟りを偶然に観て、思わず足を止め、
小振りな3つばかりの鯉が微風を受けて泳いでいたのを長らく見つめたりした・・。
この後、幼稚園の近くの歩道を歩いていた時、悠然と空に泳いでいる鯉幟(こいのぼ)りを見かけて、
私は微笑みながら、眺めたりした・・。
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やがて帰路に向う途中、人影もないので、かぼそい声でひとつの歌を唄ったりした。
♪甍(いらか)の波と雲の波、
重なる波の中空(なかぞら)を、
・・・
【『鯉のぼり』作詞、作曲・不詳 文部省唱歌 】
私は遠い昔の幼年期に祖父、父を健在の頃、農家の宅地の外れに鯉幟(こいのぼ)りを高く掲げられ、
あの当時はどの家も男の子のために鯉幟りをこの時節に掲げられていた・・。
このようなことを思い重ねて、過ぎ去った時の流れを思い馳せたりした。
やがて前方の方から散策していると思われる高齢者の夫婦を見かけて、
やむなく私は、心の中で唄ったりした・・。
♪橘(たちばな)かおる朝風に、
高く泳ぐや、鯉のぼり。
・・・
【『鯉のぼり』作詞、作曲・不詳 文部省唱歌 】
そして齢ばかり重ねた私は、愛惜感を秘めながら自宅に向かった。
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