私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であり.
昨日の早朝ぼんやりと3月のカレンダーを切り剥がしながら、『弥生(やよい)』の3月と明記されていたが、
私の住む地域に於いては 『桜月(さくらづき)』だったかしら、と微笑んだりした。
古来より日本の多くの各地では、2月は梅の花が咲き、3月は桃、やがて桜の花が咲いてきたので、
『桜月(さくらづき)』、『桃色(ももづき)』と称せられ、
数多くの人々が春の訪(おとず)れに、感謝しながら悦(よろこ)び感じて過ごす時節である。
しかしながら私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に地域では、
昨年の12月頃から平年より30数年ぶりの寒さとなり、
2月を迎えた時は、我が家の小庭の水仙(スイセン)も莟〈つぼみ〉も見えず、白梅(ハクバイ)、
そして紅梅(コウバイ)は莟〈つぼみ〉が固く、平年より数週間は遅れているのかしら、と苦笑をしたりしてきた。
平年ならば、1月には日本水仙の花は咲き、冬麗の美を感じ、
2月中旬には白梅は凛とした純白の色合い、紅梅は華やかな朱紅色の色あいを見せてくれるので、
早春の美だ、と思いながら毎年過ごしてきた・・。
今年の2月は、相変わらず平年より寒さが続き、齢ばかり重ねた私でも、
天上の気候の神々の采配に戸惑い、どうしてなのょ、と空を見上げたりしてきた。
過ぎし2月20日になって、玄関庭にある白梅が、遅れてご免なさい、と言ったように、
恥じらいながら2輪ばかり咲いたりし、
2月の月末に、澄み切った青空で陽射しは燦燦(さんさん)と、風もなく暖かい3月下旬のような陽気となり、
主庭の白梅は数多くの莟〈つぼみ〉か大きく膨らんできた。
そして3月を迎えると、我が家の小庭は遅ればせながら日本水仙、白梅、紅梅が、
仲良し恋しと彩(いろど)る中、予告もなく幾たびか4月の中旬のような陽気に恵まれた。
そして自宅付近の遊歩道を歩いたり小公園に寄ったりした時、
日本水仙から白梅、花桃、そして平年より早くも桜花まで3月にめぐり逢えたりした。
こうした中で、欅(ケヤキ)、クヌギ、コナラ、モミジ、ツツジなど雑木は芽吹き、
幼年期に農家の児として育った私は、見惚(みと)れながらも愛惜を秘めて、
父親は私が小学2年、祖父は小学4年の時に病死され、その後、私が50代の時に母親が他界された。
そして天上人となった父、祖父、そして母の言葉、しぐさを思い重ねたりしてきた。
過ぎ去りし3月は、日本各地で初旬には日本中の女の子をそれぞれのご家庭で慶(よろこ)び祝う『桃の節句』、
下旬の初めには新たなる旅立つの『卒業式』などが祝賀され、
こうした中で働いて下さる諸兄諸姉の新たなる社会人が、不安と希望を秘めてスタートされる時節でもあった。
そして社会の中核である働いて下さる諸兄諸姉も、再就職や人事異動などで、
新たなる職場に配属され、戸惑いながらも意欲充分な志(こころざし)で、勤務される時期でもある。
私はこうした時節は、定年後に年金生活を過ごし10年生になった今、
それぞれの人々の人生の門出に、微笑ましく感じて、
3月は『桜月(さくらづき)』だったと感じ深めていたのである。
そして新たな『卯月(うづき)』の4月のカレンダーを見ながら、
卯月と命名されたのは旧暦で、現在より40日ばかり遅い初夏に近い時節で、
里に多い落葉樹のウツギの樹から名付けられた、と古人から伝えられているので、
少しばかり私は戸惑っている。
このような心情を重ねたりしていると、4月は世の中は新年度の始まるが多い中、
保育園、幼稚園の園児のあどけない表情、しぐさ、
或いは小学生の入学するピカピカの一年生に、高齢者の私は眩(まぶ)しく見惚(みと)れたりしてきた。
そして新たに中学、高校、大学を入学されたり、或いは進級される方が数多い時節である。
或いは民間会社に於いては、緊張感の中で新社会人となった人たちも多い。
私はこの四月の時節は、近くの公園、野川の遊歩道を散策したりとすると、
木の芽時(このめどき)と称せられる雑木のモミジ、コナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)等の時節が終わり、
やがて幼いあまたの葉を広げて、新緑に時節に向っている。
そして常緑樹も新芽を伸ばしている。
☆ 小庭の奥の右にアカネモチ、左はキンモクセイ
手前は落葉樹で私の定年退職時に5センチぐらい自生した幼き樹、私の記念樹とし成長している ☆
こうした情景を思い馳せると、ここ数年『清浄明潔』という言葉を発想して、
新しき『四字熟語』を創案してしまったかしらと、と微笑みながら思い深めて、重ねたりたりしてきた・・。
この季節は古来より、樹木は芽吹き、やがて幼い葉を広げて、草花は花を咲かせ、
春の明るい陽射しの光につつまれて、清らかに生きている万物に恵みの時、と私は解釈している・・。
こうした思いになると、私は4月は『清浄明潔』の月だ、と心の中で呟(つぶや)いたりしている。
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昨日の早朝ぼんやりと3月のカレンダーを切り剥がしながら、『弥生(やよい)』の3月と明記されていたが、
私の住む地域に於いては 『桜月(さくらづき)』だったかしら、と微笑んだりした。
古来より日本の多くの各地では、2月は梅の花が咲き、3月は桃、やがて桜の花が咲いてきたので、
『桜月(さくらづき)』、『桃色(ももづき)』と称せられ、
数多くの人々が春の訪(おとず)れに、感謝しながら悦(よろこ)び感じて過ごす時節である。
しかしながら私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に地域では、
昨年の12月頃から平年より30数年ぶりの寒さとなり、
2月を迎えた時は、我が家の小庭の水仙(スイセン)も莟〈つぼみ〉も見えず、白梅(ハクバイ)、
そして紅梅(コウバイ)は莟〈つぼみ〉が固く、平年より数週間は遅れているのかしら、と苦笑をしたりしてきた。
平年ならば、1月には日本水仙の花は咲き、冬麗の美を感じ、
2月中旬には白梅は凛とした純白の色合い、紅梅は華やかな朱紅色の色あいを見せてくれるので、
早春の美だ、と思いながら毎年過ごしてきた・・。
今年の2月は、相変わらず平年より寒さが続き、齢ばかり重ねた私でも、
天上の気候の神々の采配に戸惑い、どうしてなのょ、と空を見上げたりしてきた。
過ぎし2月20日になって、玄関庭にある白梅が、遅れてご免なさい、と言ったように、
恥じらいながら2輪ばかり咲いたりし、
2月の月末に、澄み切った青空で陽射しは燦燦(さんさん)と、風もなく暖かい3月下旬のような陽気となり、
主庭の白梅は数多くの莟〈つぼみ〉か大きく膨らんできた。
そして3月を迎えると、我が家の小庭は遅ればせながら日本水仙、白梅、紅梅が、
仲良し恋しと彩(いろど)る中、予告もなく幾たびか4月の中旬のような陽気に恵まれた。
そして自宅付近の遊歩道を歩いたり小公園に寄ったりした時、
日本水仙から白梅、花桃、そして平年より早くも桜花まで3月にめぐり逢えたりした。
こうした中で、欅(ケヤキ)、クヌギ、コナラ、モミジ、ツツジなど雑木は芽吹き、
幼年期に農家の児として育った私は、見惚(みと)れながらも愛惜を秘めて、
父親は私が小学2年、祖父は小学4年の時に病死され、その後、私が50代の時に母親が他界された。
そして天上人となった父、祖父、そして母の言葉、しぐさを思い重ねたりしてきた。
過ぎ去りし3月は、日本各地で初旬には日本中の女の子をそれぞれのご家庭で慶(よろこ)び祝う『桃の節句』、
下旬の初めには新たなる旅立つの『卒業式』などが祝賀され、
こうした中で働いて下さる諸兄諸姉の新たなる社会人が、不安と希望を秘めてスタートされる時節でもあった。
そして社会の中核である働いて下さる諸兄諸姉も、再就職や人事異動などで、
新たなる職場に配属され、戸惑いながらも意欲充分な志(こころざし)で、勤務される時期でもある。
私はこうした時節は、定年後に年金生活を過ごし10年生になった今、
それぞれの人々の人生の門出に、微笑ましく感じて、
3月は『桜月(さくらづき)』だったと感じ深めていたのである。
そして新たな『卯月(うづき)』の4月のカレンダーを見ながら、
卯月と命名されたのは旧暦で、現在より40日ばかり遅い初夏に近い時節で、
里に多い落葉樹のウツギの樹から名付けられた、と古人から伝えられているので、
少しばかり私は戸惑っている。
このような心情を重ねたりしていると、4月は世の中は新年度の始まるが多い中、
保育園、幼稚園の園児のあどけない表情、しぐさ、
或いは小学生の入学するピカピカの一年生に、高齢者の私は眩(まぶ)しく見惚(みと)れたりしてきた。
そして新たに中学、高校、大学を入学されたり、或いは進級される方が数多い時節である。
或いは民間会社に於いては、緊張感の中で新社会人となった人たちも多い。
私はこの四月の時節は、近くの公園、野川の遊歩道を散策したりとすると、
木の芽時(このめどき)と称せられる雑木のモミジ、コナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)等の時節が終わり、
やがて幼いあまたの葉を広げて、新緑に時節に向っている。
そして常緑樹も新芽を伸ばしている。
☆ 小庭の奥の右にアカネモチ、左はキンモクセイ
手前は落葉樹で私の定年退職時に5センチぐらい自生した幼き樹、私の記念樹とし成長している ☆
こうした情景を思い馳せると、ここ数年『清浄明潔』という言葉を発想して、
新しき『四字熟語』を創案してしまったかしらと、と微笑みながら思い深めて、重ねたりたりしてきた・・。
この季節は古来より、樹木は芽吹き、やがて幼い葉を広げて、草花は花を咲かせ、
春の明るい陽射しの光につつまれて、清らかに生きている万物に恵みの時、と私は解釈している・・。
こうした思いになると、私は4月は『清浄明潔』の月だ、と心の中で呟(つぶや)いたりしている。
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