私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく72歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後38年の古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
こうした中で、私たち夫婦は幸運にも大病に遭遇しないで、今日に至っている。
しかしながら、いつの日にか、どちらかが介護を要する身となった時、
介護施設に入所するか、或いは自宅で看取るか、ときおり漠然としながら、話し合ったりしている。
或いは、いつの日にか、どちらかが亡くなり『おひとりさま』になった時、私はときおり思案したりしてきた。
私は家内より先にあの世に旅立つことを思い、
残された家内が生活に困苦しないように、私は公正証書の遺言書を作成したのは、
定年後の年金生活を始めて、まもない時であった。
しかしながら、この世の中は、まさかの予期せぬ出来事に遭遇することがあり、
いつの年に私を残して家内に先き立たれて、『おひとりさま』の生活になることも考えられる・・。
私は家内と日頃から、子供がいない一代限りの為か、葬儀、お墓のことも何度も話し合ったりしている。
葬儀は兄妹などの親族関係だけの家族葬とした後、お墓は樹木園に埋葬し、
それぞれ好きな落葉樹の下で土に還る、
そして四十九日が過ぎたら、その時の心情でお墓参りをすればよい、とお互いに確認し合っている。
私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、
と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、やがて四十九日を終えて、樹木園に行き、埋葬をすると思われる。
そして家内に先立たれた時、こうした古ぼけた家でも小庭の手入れも含めて維持管理するのは、
私たち夫婦の長き航路を歩み、愛惜感もあり、苦痛が増したりするので住めないだろう、と私は改めて感じている。
やむなく小庭のある古惚けた一軒屋を断腸の想いで処分し、都立の大きな公園が隣接した場所で、
小さな2DKのマンションに転居すると思われる。
そしてスーパーと本屋に徒歩10分前後で行けた上で、
大学総合病院に公共の交通機関の利便性のある場所を選定するだろう。
やがて『おひとりさま』の私が、晩秋期の最大の難関である要支援、そして要介護になった時、
やはり介護施設に頼るしかなく、ときおり小心者の私は、こうしたことも思案したりしてきた・・。

昨夜、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【dot.(ドット)】を見ていたら、
【 都市部の老人ホームは4~5千万円が必要? おひとりさまの“終のすみか”選び 】
と題された記事にめぐり合い、どのようなことですか・・と思いながら私は記事を精読した。
この記事は、『週刊朝日』に2015年10月9日号に掲載された記事のひとつであり、
【dot.(ドット)】に2015年10月5日配信され、無断ながら転載させて頂く。
《・・おひとりさまにとって、最も気がかりな“終のすみか”。
だが、一口に住み替えといっても、一人ひとりの抱える事情はさまざまだ。
そこで今回は、条件別に、どんな住み替え先が適当かを考えてみた。
「住み替えで最も大事な条件は、現時点で元気か、自立できているかという点でしょう。
介護保険認定の有無が、判断基準になります」
高齢者住宅に詳しい有料老人ホーム・介護情報館館長の中村寿美子さんは、こう話す。
中村さんによると、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどへの入居が前提となってくる。
一方、元気な高齢者の選択肢は多い。
有料老人ホーム、自立型のサ高住や自立生活が基本の一般型ケアハウス、シニア向けマンションのほか、
バリアフリー仕様の都道府県営住宅や市営住宅、UR都市機構の高齢者向け優良賃貸住宅やシルバーハウジングなどもある。
見守りや生活相談など、サ高住で義務付けられているような比較的簡易なものも含め、
サービスは一切不要、となれば一般のマンションももちろん“アリ”だ。
気の合う仲間で共同生活する「グループリビング」を計画してもいいだろう。

とはいえ、どんな住まい方でも、気になるのは、費用。
資産が1千万円に満たない場合は、賃料が低い賃貸住宅がまず視野に入る。
運営費の一部が公費で補助され、所得の低い人は比較的軽い負担で入居できる一般型ケアハウスや、
シルバーハウジングなどだ。
シルバーハウジングは、従来の公営住宅やUR都市機構の住宅を高齢者向けにバリアフリー化した賃貸住宅。
同機構の高齢者向け優良賃貸住宅も、収入に応じて家賃補助があるので、人気があるという。
ただし入居者が、地域住民に限られるケアハウスやシルバーハウジングもあるので、
自治体、UR都市機構の営業窓口で確認したほうがいいだろう。
他方、有料老人ホームやサ高住、シニア向けマンションは、
立地、施設やサービス内容により、幅はあるが、ある程度まとまった額が求められる。
高齢者住宅情報センター大阪センター長の米沢なな子さんは、
「人件費も地代も高い、東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。
更に月々の管理費もかかります。入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ厳しいでしょう」と話す。
施設が充実したシニア向けマンションも同様だ。
サ高住は賃貸が基本だが、賃料の前払いが求められる場合もある。
都市部は賃料も15万~20万円程度みておくべきだろう。

こうした施設のハードルは高いが、解決策はある。
都市部を離れるのだ。
「地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件があります」(米沢さん)
大都市でも、プールに温泉などの豪華設備を望まなければ、手が届きやすくなるのではないかという。
確かに、住み慣れた地域からの移住も視野に入れれば、身の丈に合う住まいは見つかる。
けれども、おひとりさまにとって、友人や、仕事などを通じて築き上げた関係は、
時に血縁のしがらみよりも、重みがある。
「移住は嫌」「生活を変えたくない」と望む高齢のおひとりさまが圧倒的だという。
だが、前出の中村さんは経験上、「立地や生活スタイルに、こだわりすぎないほうがいい」と助言する。
「大切なのは、住まいの質です。
施設だとストレスが少ないからか、自分で思った以上に長生きされるんです。
人生のかなりの時間を過ごすことを考えたら、食事や入居者の方や施設の雰囲気、
スタッフの対応などを、重視したほうがいいでしょう」・・》
注)原文にあえて改行を多くした。

私は漠然と、《・・東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。
更に月々の管理費もかかります。入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ・・》
と読んだ時、裕福でない私は溜息を重ねたりした・・。
そして《・・地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件・・》と教示されて、
私は安堵させられたりした。
そして未知の地域にある有料老人ホームでも、私はボケていない限り順応できるかしら、
と思ったりした。
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖に、おしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
或いは、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。
こうした現状を思い重ねれば、その地その地は旅先の滞在日数の長い延長戦と思いながら、
新鮮な情景に心も身も託すだろう、とぼんやりと思い立ったりしている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後38年の古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
こうした中で、私たち夫婦は幸運にも大病に遭遇しないで、今日に至っている。
しかしながら、いつの日にか、どちらかが介護を要する身となった時、
介護施設に入所するか、或いは自宅で看取るか、ときおり漠然としながら、話し合ったりしている。
或いは、いつの日にか、どちらかが亡くなり『おひとりさま』になった時、私はときおり思案したりしてきた。
私は家内より先にあの世に旅立つことを思い、
残された家内が生活に困苦しないように、私は公正証書の遺言書を作成したのは、
定年後の年金生活を始めて、まもない時であった。
しかしながら、この世の中は、まさかの予期せぬ出来事に遭遇することがあり、
いつの年に私を残して家内に先き立たれて、『おひとりさま』の生活になることも考えられる・・。

私は家内と日頃から、子供がいない一代限りの為か、葬儀、お墓のことも何度も話し合ったりしている。
葬儀は兄妹などの親族関係だけの家族葬とした後、お墓は樹木園に埋葬し、
それぞれ好きな落葉樹の下で土に還る、
そして四十九日が過ぎたら、その時の心情でお墓参りをすればよい、とお互いに確認し合っている。
私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、
と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、やがて四十九日を終えて、樹木園に行き、埋葬をすると思われる。
そして家内に先立たれた時、こうした古ぼけた家でも小庭の手入れも含めて維持管理するのは、
私たち夫婦の長き航路を歩み、愛惜感もあり、苦痛が増したりするので住めないだろう、と私は改めて感じている。
やむなく小庭のある古惚けた一軒屋を断腸の想いで処分し、都立の大きな公園が隣接した場所で、
小さな2DKのマンションに転居すると思われる。
そしてスーパーと本屋に徒歩10分前後で行けた上で、
大学総合病院に公共の交通機関の利便性のある場所を選定するだろう。
やがて『おひとりさま』の私が、晩秋期の最大の難関である要支援、そして要介護になった時、
やはり介護施設に頼るしかなく、ときおり小心者の私は、こうしたことも思案したりしてきた・・。

昨夜、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【dot.(ドット)】を見ていたら、
【 都市部の老人ホームは4~5千万円が必要? おひとりさまの“終のすみか”選び 】
と題された記事にめぐり合い、どのようなことですか・・と思いながら私は記事を精読した。
この記事は、『週刊朝日』に2015年10月9日号に掲載された記事のひとつであり、
【dot.(ドット)】に2015年10月5日配信され、無断ながら転載させて頂く。
《・・おひとりさまにとって、最も気がかりな“終のすみか”。
だが、一口に住み替えといっても、一人ひとりの抱える事情はさまざまだ。
そこで今回は、条件別に、どんな住み替え先が適当かを考えてみた。
「住み替えで最も大事な条件は、現時点で元気か、自立できているかという点でしょう。
介護保険認定の有無が、判断基準になります」
高齢者住宅に詳しい有料老人ホーム・介護情報館館長の中村寿美子さんは、こう話す。
中村さんによると、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどへの入居が前提となってくる。
一方、元気な高齢者の選択肢は多い。
有料老人ホーム、自立型のサ高住や自立生活が基本の一般型ケアハウス、シニア向けマンションのほか、
バリアフリー仕様の都道府県営住宅や市営住宅、UR都市機構の高齢者向け優良賃貸住宅やシルバーハウジングなどもある。
見守りや生活相談など、サ高住で義務付けられているような比較的簡易なものも含め、
サービスは一切不要、となれば一般のマンションももちろん“アリ”だ。
気の合う仲間で共同生活する「グループリビング」を計画してもいいだろう。

とはいえ、どんな住まい方でも、気になるのは、費用。
資産が1千万円に満たない場合は、賃料が低い賃貸住宅がまず視野に入る。
運営費の一部が公費で補助され、所得の低い人は比較的軽い負担で入居できる一般型ケアハウスや、
シルバーハウジングなどだ。
シルバーハウジングは、従来の公営住宅やUR都市機構の住宅を高齢者向けにバリアフリー化した賃貸住宅。
同機構の高齢者向け優良賃貸住宅も、収入に応じて家賃補助があるので、人気があるという。
ただし入居者が、地域住民に限られるケアハウスやシルバーハウジングもあるので、
自治体、UR都市機構の営業窓口で確認したほうがいいだろう。
他方、有料老人ホームやサ高住、シニア向けマンションは、
立地、施設やサービス内容により、幅はあるが、ある程度まとまった額が求められる。
高齢者住宅情報センター大阪センター長の米沢なな子さんは、
「人件費も地代も高い、東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。
更に月々の管理費もかかります。入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ厳しいでしょう」と話す。
施設が充実したシニア向けマンションも同様だ。
サ高住は賃貸が基本だが、賃料の前払いが求められる場合もある。
都市部は賃料も15万~20万円程度みておくべきだろう。

こうした施設のハードルは高いが、解決策はある。
都市部を離れるのだ。
「地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件があります」(米沢さん)
大都市でも、プールに温泉などの豪華設備を望まなければ、手が届きやすくなるのではないかという。
確かに、住み慣れた地域からの移住も視野に入れれば、身の丈に合う住まいは見つかる。
けれども、おひとりさまにとって、友人や、仕事などを通じて築き上げた関係は、
時に血縁のしがらみよりも、重みがある。
「移住は嫌」「生活を変えたくない」と望む高齢のおひとりさまが圧倒的だという。
だが、前出の中村さんは経験上、「立地や生活スタイルに、こだわりすぎないほうがいい」と助言する。
「大切なのは、住まいの質です。
施設だとストレスが少ないからか、自分で思った以上に長生きされるんです。
人生のかなりの時間を過ごすことを考えたら、食事や入居者の方や施設の雰囲気、
スタッフの対応などを、重視したほうがいいでしょう」・・》
注)原文にあえて改行を多くした。

私は漠然と、《・・東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。
更に月々の管理費もかかります。入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ・・》
と読んだ時、裕福でない私は溜息を重ねたりした・・。
そして《・・地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件・・》と教示されて、
私は安堵させられたりした。
そして未知の地域にある有料老人ホームでも、私はボケていない限り順応できるかしら、
と思ったりした。
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖に、おしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
或いは、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

こうした現状を思い重ねれば、その地その地は旅先の滞在日数の長い延長戦と思いながら、
新鮮な情景に心も身も託すだろう、とぼんやりと思い立ったりしている。
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