~ 元気で元気でいれば貯金は減らない ~ 』、
と題された見出しを見たりした・・。
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
今回、《・・元気でいれば・・貯金は減らない・・》って、私は読みながら、
高齢者夫婦の年金生活の向けの記事かしら、と何かと単細胞の私は思いながら、
記事を読んでしまった。
この記事は、『週刊現代』の6月11・18日号に掲載された記事で、
関連の【 現代ビジネス 】に於いて、6月19日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・健康とおカネは、幸せな生活を送るための両輪のようなもの。
どちらか一方が欠けても、人生の道程を真っ直ぐに進めない。
しかしバランスよく両輪を回すために、まず優先すべきは「健康」だ。
健康であれば、カネはかからない。
「健康こそが、カネなり」と言えるからだ。
長く健やかに過ごすには、ちょっとした生活習慣の見直しが大切になってくる。
ここで紹介する25ヵ条は、決してただ面倒くさい「日課」のようなものではない。
むしろマンネリ化している日常に、新しい風を吹き込む斬新な健康法ばかりだ。
☆「午前カラオケ」をしよう
7時前からの散歩は、「朝日を浴びる」、
「リズム運動」(散歩やウォーキングなどの規則的なリズムを刻む運動)で、
セロトニンの分泌につながる。
セロトニンは、覚醒、気分、意欲を司る脳内物質だ。
そのため、朝7時前の散歩でセロトニンの分泌を促せば、うつ予防にもなる。
このように午前中に意識的に活動すれば、副次的に様々な健康効果を享受できる。
「午前中のカラオケを試してほしい」と言うのは、
脳科学者でアンチエイジング医学も研究する塩田久嗣氏だ。
「午前中は、自律神経がお休みモードの副交感神経優位の状態から、
身体に活力をもたらす、交感神経優位の状態にスムーズに変わることが必要です。
自律神経失調症などになると、この切り替えが上手くいかないのですが、
心身を『適度な緊張感と興奮』という刺激にさらすことで、交感神経が大いに活発化します。
午前中にカラオケで歌って、交感神経を刺激することには大きな意味がある。
ぼんやり午前中を過ごすと、特に高齢の方は一日中、
副交感神経から、交感神経に切り替わらないまま夜を迎え、不眠の原因にもなります。
逆に午前中に活性化状態に持っていくと、その日が充実した一日になるはずです。
朝から脳が冴えると、注意力も上がって、
高齢者の方にありがちな転倒による怪我のリスクも減らせます」
午前を活発に活動したあとは、お腹も空く。
お昼は馴染みの定食屋で、いつものサバの味噌煮定食でも食べよう・・・。
こういったマンネリ思考は、あまり良くない。
「何を食べるか」と同じくらい「どこで食べるか」は、非常に重要なことで、
通い慣れた店に行く安心感を、ときには捨てることに大きな意味がある。
いつものことを、いつも通りやっていても、脳の活動量は減るばかり。
普段とは違う刺激を与えることで「脳の司令塔」と呼ばれる前頭前野が活性化し、
認知症などの予防につながるのだ。
そのため月に一度は、新しい店で外食をするのも良いだろう。
今日は最近近くにできたフレンチレストランに、夫婦で足を運んでみようかな・・・。
そんなちょっとした好奇心と遊び心が心身に良い影響を与えるのだ。
夏でもお洒落は心掛けたい。
どうせ汗をかいてしまうから、と着古したよれよれのTシャツや
ポロシャツばかり着てはいないだろうか。
東京都立大学名誉教授で医学博士の星旦二氏は、
健康のためのお洒落の重要性についてこう話す。
「お洒落を意識することが、健康にいい理由は、服を新調するからです。
商品を見る、店員さんと話す、試着をしたりして、買うか買わないかを判断する、
そして自分の財布からおカネを払う。
服を買う上でのこうした一連の流れが、心身に良い刺激となる。
また、お洒落に気を遣い始めれば、さらなる外出への意欲も湧いてくる。
これも健康を保つ上で、非常に大事なことです」
☆スマホで脳内がゴミ屋敷化
昼食から戻った午後のひととき。
のんびりワイドショーを見る人も多いだろう。
そこでただボーッと見るだけではなく、
あえてワイドショーを批評しながら、見てはいかがだろうか。
「ワイドショーを批評したり、突っ込みを入れたりするのは、
テレビを受け身ではなく、能動的に利用するという考えです。
能動的な行動は、脳の若さを保つ上で、非常に重要なポイントです」(塩田氏)
テレビを見ながら、足踏みをするのも良い。
特にワイドショーの批評のようにあれこれ考えながら、
テレビを見て足踏みをすることには、絶大な効果がある。
頭と身体を同時に動かす運動を「コグニサイズ」といい、認知症の予防に有効だ。
厚生労働省所管の国立長寿医療研究センターが、認知症予防のために開発したもので、
認知症兆候が見られる患者が、コグニサイズによって40%症状が改善したという研究データもある。

読者好きな人ならば、一風変わった健康の秘訣がある。
好きな小説の名シーンの音読だ。
前出の塩田氏がこう解説する。
「音読は、脳が活性化するだけでなく、聴覚、喉や肺、そして呼吸器系への刺激になります。
注意点は、しっかり声を出すということ。
ボソボソとした話し声だと、あまり喉の筋肉を使わない。
しっかり発声すると、喉やお腹の筋肉も鍛えられ、
高齢者の方の罹患率が高い誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
読む本は、できれば青春時代に影響された小説など、昔よく読んだ本がいいでしょう。
好きなフレーズに強く感情を込めて読むといいと思います。
活動的だった当時の記憶も蘇り、気持ちも若返ります」

夜、1杯の日本酒を飲む程度の適度な晩酌も良い。
前出の星氏が言う。
「以前、私たちの研究チームが、都市の高齢者1・3万人の飲酒の習慣について
3年間追跡調査をしました。
その調査における3年間死亡率を分析したところ、
男性は『酒をほぼ毎日飲む』群が、最も死亡率が低いという結果が出たのです。
女性も『週に1~2回飲む』群の死亡率がいちばん低く、
逆に男女とも酒を『飲まない』群の死亡率が最も高かった。
適量を楽しく飲む分にはオススメです」
一杯やっているうちに、夜のニュースが始まった。
NHKであれば「ニュース7」、「ニュースウオッチ9」など
複数の番組をチェックするという人も少なくないだろうが、
硬派なニュースを見るのは、一日1回にとどめておいたほうが得策だ。
「ニュース自体は、情報収集のためにも見た方がいい。
ただし、最近はコロナやウクライナ侵攻など、世情も不安定でニュースは
ネガティブな話題が多く、気が滅入ってしまう人も多い。
テレビは、特に同じ話題ばかりやるので、思考も硬直化してしまいます」(前出・塩田氏)
ネットのほうが、テレビよりも、多様なニュースを扱っているから、
思考停止になることはなく、脳の刺激になっていると思うのは早計だ。
雑多な情報を取り入れ過ぎると、脳内が「ゴミ屋敷」状態になってしまい、疲弊してしまう。
スマホとあえて距離を置く「デジタルデトックス」(解毒)が、
いまのスマホ依存社会では重要で、19時以降にスマホを扱うのは、よしたほうが健康のためだ。
夜にスマホから離れることには、他にも良い側面がある。
スマホから発せられるブルーライトが、不眠の原因にもなりかねないため、
日中の使用だけにとどめたほうが良い。
いつまでもスマホをいじっていないで、
夜になったら早めに風呂に入ったほうが、ずっと健康的だ。
お湯の温度は41度の半身浴を推奨する。
「少しぬるめの温度であるが、長く浸かっていられるので、
時間をかけて芯まで温まれる。
また高齢の方は、冷え性も多いので、体をしっかり温めることで、血流も促進されます。
42度以上の湯は、交感神経を活性化させますが、
41度程度のぬるま湯であれば、副交感神経が優位になり、リラックス効果もある」(塩田氏)
自分史だからといって、カッコつけることはない。
他人から見たら、顰蹙を買うような武勇伝だったとしても
自分にとってその思い出が輝いているならば、自分史に入れよう。
「過去の細部」を思い返すことは、脳の若返りにつながる。
高校生時代の良き思い出を少し書き記したあと、心地よい気分に浸りながら床につく。

上の表に心身ともに元気になる25の健康法をまとめた。
これを地道に実践して健康を保つことで、結果的におカネに困ることもなくなる。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、《・・心身ともに元気になる25の健康法・・》学び、
多々教示されながら、微苦笑をしたりした。
たとえ高齢者向けの記事であっても、その人なりに日常生活を過ごされ、
10人10色だよねぇ・・と微苦笑したりした。
今朝、起床した後、洗面所で顔を洗ったりした後、
キッチンにある冷蔵庫に行き、冷やして置いた煎茶を、
お寿司屋さんより頂いた大きめの湯飲み茶わんで一杯飲んだりして、
正気になり微苦笑したりした。
まもなく、大きめのコップにアイスコーヒー、大きめの湯飲み茶わんに冷茶、
このふたつをトレイに載せて、居間にあるビデオ・ケースの上に置く。
こうした中、居間のビデオ・ケースの上に立てかけている
曹洞宗を学ばれた書家・詩人の相田みつを氏の『日めくり ひとりしずか』に毎朝向っている。
そして氏の綴られた本日の格言を、心の中で、呟(つぶや)いている。
☆ 過ぎし日に、たわむれで撮ったれした ☆
私は曹洞宗を学ばれた書家・詩人の相田みつを氏の『日めくり ひとりしずか』に毎朝向って、
何かと気弱な癖に、ときには傲慢と独断、そして偏見の多い私を戒(いまし)めている。
こうした中、我が家の平素の買い物に関して、年金生活を始めた当初より、
私は自主宣言をして、家内から依頼された品を求めて、
殆ど毎日のようにスーパー、専門店に独りで行っている買物メール老ボーイとなっている。
しかしながら一昨年の2月に新ウィルスコロナの烈風後は、
感染が怖くて、『三密(密集、密接、密閉)』に伴い、
3日に一度ぐらい、ここ10日は2日に一回集約して、素早く店内の品を確認し、買物をしている・・。
我が家の平素の買い物の実態は、買い物の当日になると、
朝食後に家内は、いつものように新聞に添付されているスーパーのチラシを見た後、
赤のサインペンで丸印を付けたりする・・。
やがて私は手渡されて、赤丸が付いたのが本日の買物の対象品であり、
そして私が店内で魅せられた品を追加するのが、我が家の鉄則となっている。
スーパー、コンビニ、専門店のドラック・ストアー、そして本屋に立ち寄って買い求めたりしている。
そして帰宅後、再び独りで、自宅から3キロ以内にある遊歩道、公園など散策して、
季節のうつろいを享受したりして、健康にも良いかしら、と思ったりしている。