『 運動には がん予防効果がある
1日15分でもコツコツと続ける 』、
と題された記事を見たりした。
過ぎし日に、厚生労働省の公表によると、2016(平成28)年時点で、
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられている。
自立した生活ができる期間であり、私は今年の9月で、満78歳となり、
何んとか男性の健康寿命の延長戦の最中かしら、と思ったりする時もある。
しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。
私は、あと2年半・・・生かされれば
今回の《・・運動には がん予防効果がある
1日15分でもコツコツと続ける・・》って、
どのようなことなの・・と思いながら、真摯に学びたく、記事を読んでしまった。
この記事は、東大医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一さんの『DR.中川 がんサバイバーの知恵』、
連載記事のひとつで、【 日刊ゲンダイヘルスケア 】に於いて、2022年1月22日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・肝炎や肝臓がんのリハビリに体操を。
そんな取り組みを続けているのが、久留米大の研究チームです。
タオルを使った運動やスクワットなど15分ほどでできる内容で、
週1回患者を集めて行っているそうです。
筋肉は、第2の肝臓といわれ、肝臓がんの人のうち筋肉がある患者と
衰えた患者を比べると、ある患者の方が、長く生きることが分かっています。
チームは、そこに着目し、「肝炎体操」と名づけた体操を取り入れているそうです。
久留米大の取り組みは、肝炎や肝臓がんなど病気を発症している人が対象ですが、
病気になっていない人も、ぜひ運動を生活に取り入れてほしい。
細切れの運動でもよく、最近発表された台湾での研究によると、
毎日15分の運動でも、がんや心筋梗塞などの予防になり、
死亡数が14%低下し、平均余命が3年延びることが分かりました。
がんを心配する方は、食事を気にします。
欧米の高脂肪食は、大腸がんのリスクで、
逆に野菜や果物などに含まれる食物繊維やビタミン類は、がんの抑制にかかわっていますが、
食べれば食べるほど、がんが減るわけではありません。
つまり、月並みですが、食事はバランスが大事です。
その点でいうと、運動はやればやるほど、がん予防につながります。
1日15分より、1時間の方が、週に1回より、毎日の方が効果的です。
私も毎朝、仕事の前に、ジムで汗を流しています。
特に男性では、大腸がんや肝臓がん、すい臓がんは、活動量が増えるほど、発症リスクが低い。
WHO(世界保健機関)や米国のガイドラインで、
1日30分、週5日以上の運動が推奨されるのは、
運動が健康維持のカギであることに、ほかなりません。
「健康日本21」が勧める1日30分以上、週2回以上は、国際的にみると、かなり控えめ。
もっと積極的に運動してほしいと思います。
運動が、なぜがんを予防するのか、詳しいメカニズムは解明されていませんが、
スウェーデンの研究結果が興味深い。
手術で肥満を改善した糖尿病患者と
重度の肥満と糖尿病がある患者に分けて、21年間(中央値)追跡。
すると、肥満を改善すると、がんの発症リスクが37%低下。
さらに肥満と血糖コントロールの両方を改善すると、
がんの発症が、60%減少することが分かりました。
運動も、肥満と糖尿病の改善に貢献するので、この研究結果は注目でしょう。
ただし、激しい運動は、活性酸素を増加させるため、逆効果に。
ウオーキングなど適度な運動を、毎日続けることを心掛けてください。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、
連載記事のひとつ
77歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。
過ぎし年に家内が大病に遭遇して、私は家内より先に要支援、要介護などになることは、
夫の責務を放棄することであるので、
何とか多少の自助努力で、ボケずに健康でいたい、と思い深めている。
しかしながら、私と同世代の7人の友人、知人に死別してきた私は、
あの世に旅立つ時は、神様か仏様が采配することかしら、と思ったりする時がある。