先程、ヤフージャパンより配信された記事の中で、
『 健康寿命は経済力で決まる
(2)ロボット手術を受けられるエリアは限られる と題された見出しを見たりした。
こうした中、ふたりの叔父さんは御自身の意思はなく、多大な手厚い延命治療を受けて、
やがて病院で亡くなってきた。
もとより延命治療は断り、 痛みだけを執(と)って下さる平穏死を選ぶょ、
と私は家内に幾たびも言ったりしてきた。
家内も胃ろうや人工呼吸器などの延命治療は、お断りですから・・ と私に言ったりしている。
このような話を私たち夫婦は、幾たびも話し合ってきた・・。
結果としては、それぞれ延命治療は断念して、
「延命治療は望みません。痛み止めだけは処置をお願いします」と明示するために、
私たち夫婦は、それぞれ『日本尊厳死協会』に入会したりして、
リビングウィル(生前の意思)などの書面に残している。
医療には、地域格差が付きものです。
大学病院の多くは、県庁所在地にありますし、有名病院の大半が、大都市に集中しています。
クリニックも、大都市なら、専門性で選ぶことができますが、地方ではそんな贅沢は許されません。
より深刻なのは、最先端の医療でしょう。
たとえば、肺がん手術です。
いまでは胸腔鏡手術(胸に穴を開けて内視鏡を差し込み、
その先端から、電気メスや鉗子を出して行う手術)が主流ですが、
それには経験豊富な外科医が欠かせません。
しかし田舎に赴任してくれる医師を探すのは、かなり困難です。
最近は、さらに胸腔鏡ロボット手術に、注目が集まっています。
ロボットといっても外科医が操作するもので、自動手術という意味ではありません。
手術用ロボットには、手ぶれを吸収するなど、
外科医をサポートする便利な機能が備わっているため、
普通の胸腔鏡よりも、安全かつ精度よく、がんを切ることができます。
しかしロボット手術が、できる病院は限られています。
2022年度に行われた肺がんのロボット手術は、全国で5636件でした。
その多くが東京都(693件)、愛知県(510件)、兵庫県(460件)、
大阪府(460件)、福岡県(363件)など、特定の都道府県の大病院に集中しています。
秋田県、新潟県、福井県、宮崎県、沖縄県の件数は、
1桁ないし、0でした(NDBオープンデータ:厚生労働省)。
3位の兵庫県にしても、神戸市、西宮市、明石市などの特定の病院に限られており、
内陸部や日本海側で実施できる病院は、1カ所もありません。
ロボット手術を希望する患者は、
自力で、神戸に出るか、鳥取市の病院にするかです。
鳥取県は、地方にしては珍しくロボット手術に力を入れており(全国12位)、
鳥取市内の病院でも、かなりの件数を行っています。
ロボット手術に限らず、先端的な医療を行っている病院は限られています。
地方から行くためには、交通費がかかりますし、
外来での検査や薬物療法・放射線療法などを受けるとなれば、
宿泊費がかかることもあります。
地方の患者は、それなりの経済的な余裕がないと、いい医療にアクセスできないのです。
(長浜バイオ大学バイオデータサイエンス学科・永田宏教授)・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
母が、介護病院で、96歳で胃ろうしています。
意思がはっきりしていて、相互交通できるときは、胃ろうもありかなと思います。
先程、貴兄よりコメントを頂いたことに気付きまして、
大変失礼を致しました。
>いつも、考えさせる記事をありがとうございます😊
>母が、介護病院で、96歳で胃ろうしています。
>意思がはっきりしていて、相互交通できるときは、胃ろうもありかなと思います。
もとより入院されている御方、そして御家族の思いもありますので、
御意思を尊重されることが、何よりも大切なことと思っている次第です。
コメントありがとうございました。
これからの時節、さわやかな秋の時節の到来、貴兄もお元気にお過ごしできますように、
無力ながら、祈願する次第です。