みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
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台南茶寮(タイナンサリョウ) 茅場町

2014-08-16 | 中国料理(台湾料理)

台湾家庭料理「台南茶寮」(タイナンサリョウ)

場所は、東京メトロ日比谷線茅場町駅1番口より徒歩2分。

人通りの少ないオフィス街の中に位置している。

先日、中野で魯肉飯を食べ損ねたこともあり、日本橋での所用を済ませたあとに訪問した。

今日こそ、魯肉飯を食べるぞと意気込み、到着すると盛夏の正午、店の扉は開け放たれ、

窓も開いている。入店すると左手に年配の女性が独り入口に背をむけるように座っている。

声を掛けると、「いらっしゃいませ」という言葉がかえってきた。

きちんとメイクをしたその容姿や対応から、私は彼女がこの店のママさんなのだろうと決めつけた。

「ランチ、いいですか?」

「やっていますよ。でもランチは辛いカレーになります」

ランチがカレー?台湾式のカレーなのかしら?

魯肉飯は出せるか聞いたところ、提供可能とのこと。

気取りのない店内はカウンター席とテーブル席というレイアウト。小ぢんまりしている。

1人飯なのでカウンター席を使わせてもらおうと思ったところ、

「お好きなところ、使って。こっちテーブル席にどうぞ」

にこにことして愛想もいい。お言葉に甘えテーブル席に着くと次はランチの注文だ。

卓上には、ブラックペッパー、ラー油、酢、醤油と思しき調味料、爪楊枝、粉チーズ、メニュー。

現在ランチは2種類のみ。彼女の押しはあくまでも激辛のカレーだ。

魯肉飯はいつでも食べれますけど、カレーはこの時期だけ。そうしたプッシュで、

何よりも(彼女の)表情が、カレーにしなさい!を語っている。

夏季限定となると、台湾のカレーを食べてみるのもいいか。自分を納得させ同意。

出来上がりの迄の時間繋ぎ、という心遣いかもしれないが、

氷入りのウーロン茶を置き、「台湾まるごとガイド」を手渡してくれた。

激辛カレー@650

使い捨て紙おしぼりは凍らせて提供。首筋にあてると気持ちが良かった。

ともに到着したのは、自家製の野菜ピクルス。

スプーンでカレーを繰り返し口に運び、合間に爪楊枝の刺さったピクルスをぱりぽり。

ジャガイモの入っていないさらりとしたカレーは、唐辛子が入って確かに辛い。

だけれど、なんだか、喫茶店で食べるような味わいだなあ。

「暑いわね。クーラーいれましょうか?」

それは嬉しい提案だ。実は店に入ったとき、もうすでに汗がじんわりでていた。

「ありがとうございます。他のお客様まだのようですが、いいんですか?」

聞くと客足は遅いそうだ。

他のお客様がいないため、こうして雑談を交わしていると、わかったことがあった。

彼女は私が勝手にママさんと思っていただけで、実は(ママさんの)友人(日本人)で

昼の時間帯の助っ人さん。

そして、このカレーは台湾出身のママさんが作ったものではなく、助っ人さんが作ったのだとか。

台湾式のカレーを当て込んでいた私は現実を知り愕然とした。

作り方も親切に教えてくれたのだけれど、聞けば聞くほど忘れたくなった(涙)。

なんでも当店、昔は台湾マンゴーを販売したり、ランチもやっていたのだけれども、主力は夜の営業。

ランチは休んだり、営業したりと不規則だっため、昼の客足が遠のいたという。

この日もママさんは助っ人さんに店を任せ、用足しに出て、私の滞在中には戻らなかった。

また、いま夜は、ママさん一人で切り盛りをして、満席の時には電話でSOS。

近くに住む中国人や台湾人の女性が応援にかけつけるのだという。

スイカのサービス。

助っ人さんはとても感じが良いし話も上手で、何よりも情の深い人だ。

話をしていてしみじみそう思った。当店のママさんも良き友を得ている。

ゆっくりなさっていってね。というご厚意から長居をさせてもらい、そろそろお暇しよう、

というタイミングで次のお客様が2人(男性)、入店してきた。

会計を済ませ、外に出て店を振り返る。

彼らも激辛カレーになるのかな……。宜しくたのむよ。

あ、そうだ魯肉飯。次回こそは、食べないと――。 

 

台南茶寮(タイナンサリョウ)

東京都中央区日本橋茅場町2-15-4 第2大倉ビル 1F

TEL  03-3660-4567

営業時間/ 11:30~13:30 17:00~23:00(L.O.21:40)

定休日    土曜日・日曜日・祝日(予約があれば営業)          -店舗情報「食べログ」より-

台南茶寮台湾料理 / 茅場町駅八丁堀駅水天宮前駅

コメント
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