「チャイナ テーブル エムクローバー」(China Table エムクローバー)
場所は東急東横線・大井町線 自由が丘駅正面口を出て、大丸ピーコックを目印に
左手の道を入る。
すると、通りの電信柱にはお店の料理を紹介する看板。ここで向きを右に変える。
当店の入ったビルは住宅街の中に位置する。
1階には盆栽・園芸の店。その青々とした緑を横目に奥に足を進め1軒目。
カフェカーテンのかかった、その外観からはおよそ中国料理店とは想像できない店構えだ。
シックな扉を開けて入店する。
木の風合いを生かしダークブラウンと白でまとめた清潔感のある店内は、
ベンチソファのテーブル席のみで、右手側は鏡、左手側は先ほどの園芸店のグリーンを
背景に席数は20席ぐらい。
パンケーキなどのスイーツが似合いそうな雰囲気で、緑の多いロケーションと言い
イメージ的にはお洒落なカフェだ。女子受けは手堅いだろう。
店の女性(奥様だろうか?)のサジェスチョンで左手のベンチソファを利用。
フロアは彼女一人で切り回す。
着座後、業務用タオル地のおしぼり(直置き)と氷の入った水が置かれ、メニューとともに、
店内のボードに書き記された本日のスペシャルランチの説明を受ける。
有難いのだが、今回のチョイスは、メニューから<のんびり飲茶セット>のB にした。
内容構成は、Hotなポット茶、オリジナル手作り点心(蒸し点心・揚げ点心)、
選べるお料理、選べる手作り花巻、デザート。 というもの。
注文を伝えると、カトラリーバスケット(スプーン、箸)、小皿、調味料が運ばれてきた。
飲茶セットのポット茶もウーロン茶、ジャスミン茶、プーアル茶よりチョイスでき、お湯の注ぎ足しももらえる。
蒸し点心や揚げ点心に好みで使える塩は3種類。
①唐辛子とニンニク、②カレー、③山椒。
このほかに、醤油、辣油、酢も準備される。
のんびり飲茶Bセット@1,780
蒸し点心に続き、揚げ点心も卓上に整い、一気に賑わう。
サーブ時には点心の説明があった。
しかし、後からいらした女性グループの陽気な談笑の声でかき消され、聞き取りにくく、
記録は正確さに欠けるかもしれない。
ホタテとアボカドの蒸しギョウザと2種の季節の蒸し点心
①ウニと帆立の焼売
②ホタテとアボカドの蒸しギョウザ
③ずわい蟹と青菜の焼売
2種のおすすめ旬の揚げ点心
④イカと茎わさびの春巻
⑤ドライトマトとチーズの揚げ餃子
最も味にインパクトを感じたのは、ホタテとアボカドの蒸しギョウザ。
皮を噛み切り味わう。
とろりとしたアボカド餡のセンセーショナルな旨さが走る。出会ったことのない味だ。
焼売も良い意味で期待を裏切り、独創性を持たせている。
ドライトマトとチーズの揚げ餃子は皮がカリカリで、まるで揚げラビオリのよう。
枠にとらわれない、のびのびとした感性から生まれる自由度の高い点心は当店の魅力なのだろう。
選べるお料理は5種類。
(エビのオーロラソース、エビのチーズチリソース、フライドポークの黒酢ソース、
チキンの黒酢ソース、フィッシュの黒酢ソース)。
彩野菜のカラフルなサラダをたっぷり添え、花巻と一緒に盛り付けワンプレートでのサーブ。
このスタイルもお洒落なカフェ飯だ。
ハートや星に型抜きされたキュウリの愛らしいこと。
こんなキュートな野菜に出くわすと、でれんと顔が間延びしそうで自分が怖い。
チョイスはエビのオーロラソース。軽やかな味わいだ。
手作りの本日の花巻は8種類。
(プレーン、かぼちゃ、黒ごま、マンゴー、唐辛子、レーズン、シナモン、アーモンド)。
注文時に別ボードから選んだのが、唐辛子。
ほんのりオレンジ色の花巻は、ふわっと柔らかく刺激的な辛さはない。
エビ(4尾)を完食後、残ったオーロラソースも花巻につけて綺麗に片付けた。
当店の花巻、なかなか美味し。
再びボードを見ると、手作り数量限定1ヶ@250なのだという。
デザートは杏仁豆腐。
会計を済ませた後、エムクロだよりと3周年記念のハッピーくじをいただいた。
(結果は店内ボードに掲示)。接客も丁寧だ。
骨太の中華料理を好まれる方には物足りないと思うが、柔軟な創造性は
一般の中国料理店にはないチャームポイントだ。
新感覚で味わう自由が丘の隠れ家、創作チャイニーズ。
週末にはサングリアもいただけるというので、自由が丘散策の1ページを飾るのに
相応しい1軒ではないだろうか。
China Table エムクローバー
東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス101
TEL 03-6421-3605
営業時間/ 11:30~14:30(L.O.)18:00~21:00(L.O.)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日火曜日)
※ランチ満足度数は、3.7~5.0