「富寅馬」(FU IN MA)
伊勢佐木長者町の人気店「華隆餐館」の三店舗目が、同じく国道16号沿いにオープン。
「華隆餐館」さんは「刀削麺」を看板に謳っていたけれど、当店は「牛肉麺」。
入り口には、気の利いた「晩酌セット」が紹介されているので、中華飲みにも使えそう。
期待に胸を膨らませ、連れ(寝太郎さん)を伴い入店してみました。
開店祝いの花が置かれたまだ新しい店内は細長い造りで、1階はテーブル席のみでレイアウト。
一番奥が厨房です。私達に気が付いた奥さんからの指示で、利用は1階奥の4人掛け
テーブル席ですが、客席は2階にも設けられています。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油)
その他:爪楊枝、紙ナプキン、箸(箸立て)
着座後:メニュー
これからスタッフさんが増えるのかもしれませんが、この日お店は重慶出身のシェフと
奥さんの2人体制。途中では店のお子さんも顔を出したりと、中国の方の店らしく
アットホームな光景も微笑ましい。
さて、晩酌セットの内容構成は以下の通り。
①お好きなお飲み物1杯
②手作り焼き餃子3ケ
③おつまみ小皿(3品チョイス)
ドリンクは生ビールでお願いし、ほか青島ビールを注文。
醤香豚足
空酒は飲ませません。まず卓上に駆けつけてくるのは、チョイスしたおつまみ3種たち。
味がしっかり染み込んだ豚足に手掴みで噛り付くと、とろとろではなく、適度な歯触りを
伝える、もちぷるタイプ。ゼラチン質もたっぷりで文句なくうんまい!
(レンタロー) 店の奥さんが、2人でシェアしても満足できるよう、サービスで多めに
盛ってくれたんだ。ありがてえだ。
牛肚
牛肚はキュウリをクッションにサーブ。
コクのある旨辛だれが臭みのないモツに馴染み、なかなかの美味さ。
「華隆餐館」 さんの夫婦肺片とは、パンチの強さが違いますが、現地っぽい調味料使いで
味に深みがあり、本場を感じさせてくれます。
口水鶏
重庆豆花(重慶豆花)をチョイスしたのですが、この日は豆花が出来ていなかったのかしら。
残念ながら、提供不可。ということで、ピンチヒッターに選んだのは口水鶏。
同様にキュウリを下に敷き、スライスした鶏肉に辛みと香りが効いた麻辣ソースをかけたもの。
手作り焼き餃子3ケ
浅い焼き色で供された餃子は皮が厚めで、肉餡ナチュラル。
卓上調味料は使わず、おつまみ小皿に残った麻辣ソースに絡めていただきましたよ。
唐辛子と花椒で炒った麻辣ピーナッツはお店からのサービス。
作り立てのようで味が格段に良い。
当店も袋入りを置いていたので、買い求めることができるみたい。
さて、奥さんの話では当店、オープンにあたり焼釜を購入したのだそう。
そう聞くと注文したくなっちゃうじゃない。
前菜のサイズは大と小を用意しているから、2人でもオーダーしやすく、また、ちょっとだけ
食べてみたいときにも有用よね。
脆皮焼肉@380
下味の塩がややきつめ。脆皮焼肉は皮付き豚バラ肉の焼物と捉えていたのですが、
皮目も硬いし、イメージしていた豚バラ肉のジューシーさとは別路線、
また焼き立てではないので、噛み応えを感じます。
ひょっとしたら、焼物はまだレベルアップの過程なのかも?
自分にとって焼釜をもつお店は美味しさの可能性を秘め注目度大。今後が楽しみであります。
ちょこちょことしたつまみが並び、飲んべえは本領を発揮!生ビールを追加したあとは
塔牌 花彫 陳五年@1,800を注文。味の特筆はありませんが、保存状態はまずまず。
汁なし担々麵@800
酒の力は思考を狂わせる。酒のつまみにもなるのでは?と汁なし担々麵をチョイス。
まぜまぜ作業は寝太郎さんのお仕事。太麺は平打ちタイプで柔らか。
鶏肉、肉そぼろ、刻みネギ、チンゲン菜を乗せた汁なし担々麵は、唐辛子印1でしたが、
芝麻醤が効いたぽってりタイプでマイルドな味わい。
もっと攻撃的な辛さをイメージしていたから意外でありました。
さて、店の主力となる牛肉麺は次回の課題に(汗)。
奥さんの話ではメニューはこれからどんどん変えていく予定とのこと。
客卓はIHクッキングヒーターが付いたテーブルですから、火鍋も楽しみです。
会計は、1人当たり2,000円(千円未満四捨五入)
訪問したのは、6月の前半。オープンからひと月たったばかりだと、奥さん。
神奈川のTVでも紹介されるというので、きっとたくさんのお客様が来店するわね。
富寅馬
神奈川県横浜市中区曙町2-14-5 -店舗情報「食べログ」より-