『たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでいくから』(俵万智)
昨日、工場跡地で見つけた蔓性の植物を「不思議種(ふしぎだね)」と命名し、ひとり悦に入っておりましたが、果たして本当は何と言う名の植物なのだろうという思いがフツフツと湧き上がり、調べて見ることにしました。
種に綿毛がある植物は、キク科植物に多いと思われますが、キク科の特徴は認められず、蔓性の形状に着目して、カラスウリなどのウリ科の植物を検索しても種の形状が全く違う。莢が発達したものだと考え、マメ科を検索しても要領を得ない状態…結局、本官は検索を断念し、ふて腐れて寝てしまったのであります。
こうして考えてみますと「夢屋ラボ」研究室の研究は、どうも中途半端な状態で終わってしまいます。種はデカイ…きっと、外来種であろうと半ば、自分を納得させ、今年夏になれば、また、花を咲かせるだろうと先送りの課題にしてしまうのであります。
それよりも、検索中に出会った俵万智さんの詩が気に入ってしまいました。上の句は、子どもの頃、いや、子どもたちにも見せてやった実体験。そして、下の句は、親としての今の思い…。こうして、子どもたちは親元を離れ成長していくのだなどと、科学的な探究心は一気に文学の世界へと飛んでしまうのでありました。
(それでもまだ思案中…)