その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋ラボ(膨らみ)

2010-01-25 15:56:15 | 夢屋ラボ

冬にしては珍しく好天に恵まれ、こんな日曜日は、いつもなら『釣り』に出掛けるところですが、もう半年も釣竿を握っておらず、少々釣りに行くことが億劫になって来ております。日頃の運動不足の解消を兼ねて昼食後、近くの里山に出かけて来ました。木の枝に残された山栗の「イガ」や『ヤママユガ』の繭を見つけながら歩くこと1時間30分。気が付けば、山間の集落は日が傾いておりました。
木の芽が膨らむには、もうしばらく時を必要とするようですが、この節『膨らみ』と言えば、来るべき春の入社・入学に向けて胸膨らませること。婦女子の胸の膨らみ…借金の塊が雪だるま式に膨らむ…と在らぬ方向に妄想が膨らみます。

ん、今日の実験テーマは『膨らみ』を科学しよう…ということで、
           
早速100金ショップで調達した実験器具を準備し、『カルメ焼き』作りに挑戦することにしました。、「良く、ばんちゃ(おばあちゃん)が、火鉢で作ってくれたもんだぁ。」などと私のお袋が語っておりましたが、火鉢などという暖房器具が日常的に使われなくなったきょうび日、「餅を炙る」とか「手を炙る」などという表現を使っても、現代の子どもたちにはイメージが湧かない光景ではないでしょうか。Oh!旧厚生省の質疑応答集に、「病室に必要な暖房器具について…(答)一般的に暖を取れる程度、火鉢でも可。」などという回答が10年程前まで残っておりましたが、見直しは図られたのでしょうか?(余談です^^;)
さて、このカルメ焼きでありますが、お玉に砂糖20gと水8cc程を入れて煮詰めて行くのですが、両手が塞がっていて画像に残すことが出来ません
130℃程度まで温度を上げて、砂糖水が水あめ状に粘性を持った気泡を出し始めたところで、一旦110℃までタオルの上で冷やし、重曹玉(卵白と重曹、砂糖を混ぜたもの)を大豆粒ほど割り箸の先に取り、一心不乱にかき混ぜます。
           
口で言えば、これだけのことですが、なかなか上手に膨らまないのです。私の実感では、130℃までしっかり温度を上げ粘性を出すことと、110℃まで冷ました時に、高すぎず低すぎず…この辺が、上手に作るキモのようであります。
 2NaHCO3 = Na2CO3 + H2O + CO2
炭酸水素ナトリウムが、加熱によって炭酸ナトリウムとなり、二酸化炭素を放出するという実験でありますが、私は無駄な二酸化炭素を放出し、地球温暖化に悪影響を与えてしまったのでありましょうか…
なお、世のお父さんたちに余談でありますが、タオルはお母さんお気に入りのキャラクター入りタオルを使ってはいけません。また、水あめ状の粒が飛び散りますので、テーブルや床には古新聞を敷きましょう。お子ちゃまは、必ず大人といっしょに実験しましょう

コメント
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