「摩訶般若波羅密多心経 観自在菩薩…」
突然、パソコン上で写経を始める『夢屋国王』であります。こうした唐突な行動は、今に始まった事ではなく、場合によってはクロッキーブックとパステルを取り出して意味も無く下手な絵を描く場合もあり、時として、ジャズに合わせてケーナ?を吹く。注意力散漫・興味津々…何でも手を出すものの、ひとつとして満足にこなせる物が無いのであります^^;
昨夜は、ごみの山から出てきた「写経本」を手にした途端、書棚に埋もれた「端渓硯」を思い出し、墨を磨り始めただけなのでありますが、好奇心旺盛な我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、筆立てをくわえ離さないのであります。彼女は人間ならば小学校高学年の年齢相当で、乳歯が次々に抜けているのでありますが、筆立てをくわえた姿は、入れ歯をした姿を連想させ、大爆笑…清浄無垢な境地から一気に俗世に連れ戻されて、写経など忘れてしまいました。
今日から弥生3月…畑の雪は、まだ80cmほど積もっておりますが、少しずつ春を予感させるような陽気であります。無駄な事とは思いつつ、ハウス周りの雪をかき出してみました。
雪が融けたら、早めに溝を切って土を乾燥させ、トンネル栽培でホウレン草の早出しが出来ないだろうか…今年挑戦したい事は、この冬『黒革の手帳』にアイディアだけは書き込んであるのですが、その内幾つ実践できるのでしょうか?
やる気満々・注意力散漫…人と同じ事をやっていては、人と同じ結果しか得られないのでありまして、人とは違った視点で畑仕事をしようと思うのでありますが、周囲の人から見ると『夢屋国王』の行動は、実に奇人の如く映るのではなかろうか…それはそれで良しとして取り組んでいる節はあるのですが^^;
『柴犬コウ』の歯が抜けるのは成長の証でありますが、中年男の歯も髪の毛も抜けてしまうと、もう後が無いのでありまして、これは成長とは呼ばず老化と呼ぶのでありましょうが、アイディアだけは生えてくる(湧き出してくる)。後は、気力と体力が持つかどうかの勝負でありますが、私の昨年の手帳を見る限り、春先の勢いが11月位から一気に減退しているような気がするのであります。さて、4ヶ月間の冬の充電期間を経た『夢屋国王』は、春の陽気で「やる気」という芽生えが起こるのでありましょうか?
あれま…本日のお題は「抜ける」であって「生える」では無かった^^;
この辺りからして、既に知能は一部「抜けて」いるのでありますが、私の名誉のために申し上げておきますと、私の髪の毛は、まだ抜ける本数より生える本数が同数か上回っているようであります。