高畑勲監督のスタジオジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」の受け売りではないが、狐の化学(ばけがく)は狡猾(Clever)であり、狸のそれはどこか間が抜けている…我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』が、雪の乱反射で目を細めた顔は、狐そのものであり、何か化かしのテクニックでも持っているのではないかと思える時があるのであります。
所詮、彼女にとって『夢屋国王』は同居人であり、ご主人様は我が家のオッカーなのだから、弟子入りして化かしのテクニックのひとつもご教授願いたいところであります。いや待て、彼女の化かしのテクニックは、ご主人様であるオッカーからの直伝かもしれない…などと下らないことを考えていると、オッカーの顔も何故か狐に見えてくるのでありました。(何卒、オッカーには御内密に^^;)
大工(大九)手前の大八さんが造った『第2サティアンデッキ』も、何とか今年の雪に耐えてくれました。晴天の日曜日、暇を持て余した『夢屋国王』は、一念発起して穴を掘り始めたのであります。雪に埋もれたキャベツやハクサイを掘る訳でもなく、とにかく、ここ掘れワンワン!30分かけて現れたのは、雪に埋もれた屋外テーブルであります。
実は、夢屋マスターが入れるご自慢の『イレギュラーコーヒー』を久し振りに友人『ノロ君』に振舞ったところ、彼曰く
「こんな日は、外にテーブルと椅子を出して、景色を眺めながらコーヒーでも飲みたい気分だねぇ~。」ですと…。
室内で使っているテーブルを出せば、事足りるのでありますが、外には外用のテーブルがある…などと妙なこだわりで、汗をかきながら掘ったのであります。
雨除けにシートで包んだテーブルを掘り出すと『夢屋国王』専用の椅子を置くスペースを確保して、休憩用のコーヒーをまた入れる。
こんな長閑な生活は「止められない止まらない。」おやつは、昔懐かしいCalbeeの「かっぱえびせん」であります。ちょっとCMが古いかぁ^^;
深さ80cmの穴に入って椅子に腰を下ろし、大して長くもない足を伸ばせば、気分は露天風呂…遠くに吾妻連峰や飯豊連峰が見渡せるのであります。低い位置から外を眺めていると、よそ様の家も気にならないし、気分は青い空と世界を征服した気分であります。
などと、空想の世界に浸かる日曜の『夢屋国王』でありましたとさ^^;