寒気が緩み、周囲の雪も一気に融け出しました。昨年の『3・11』が大雪だったことを、ふと思い出します。送電経路の違いから停電も免れ、一晩中テレビ映像を見ていた記憶が甦ります。LPガスに井戸水、石油はホームタンクに残っているし、食糧は飯米と当面の味噌がある。たまたま、二女の卒業式で東京に出かけていたオッカーを新潟駅まで迎えに行き、ガソリンを満タンに給油していたので、『夢屋一家』は、さほど逼迫した状況にならずに過ごすことが出来ました。弱点は電気…小型の発電機を購入したので、ガソリンさえあれば何日かの停電にも対応できるだろう。『3・11』は、被害の無かった家庭にも、何がしかの教訓を与えたはずであります。男の隠れ家『第2サティアン』で電気の無い生活に慣れているはずなのでありますが、それは乾電池という電気の供給元がある生活であり、ラジオの情報も途絶えてしまったならば、不安は増幅されることでありましょう。未曾有の災害を風化させてはいけないが、どこかで忘れてしまいたいという思いがあることも確かであります。
さて、お気楽な『夢屋国王』の元に、今年初めて訪問してくれた客人は、ユスリカの一種とコモリグモでありました。コモリグモは、掘り出したハクサイの株(葉の間)で越冬していたようでありますし、ユスリカは雪の上を這っているのでありますが、どこで越冬していたものやら…大雪の『夢屋王国』のどこかで、じっと春を待っていたのでありましょう。
量販店の店先にマメコバチ(コツノツツハナバチ)の巣箱が売り出されておりました。彼女たちも春の目覚めが早く、サクランボやリンゴの受粉役に欠かせません。(ミツバチに比べると効率は悪いようでありますが…^^;)30cm程度のヨシ棒が無造作に箱に入れられただけなのでありますが、このヨシの茎穴が彼女たちの貴重な育児場所となるのであります。名人級になると、このヨシ棒一本々々の穴の中を磨いて準備される方もいらっしゃるようです。
こうした果樹栽培に有益な侵入者とは別に、最近、『夢屋王国』内に迷惑な侵入者が夜な夜な現れているようであります。緩んだ雪にしっかりと足跡を残す獣…これだぁ!
これでも、ご近所で外飼いされている猫なのであります。『夢屋王国』で繰り広げられる宴の生ゴミを放置しようものなら、ひと晩で散らかし回り、畑の野菜の新芽は踏み潰す…どうやら『夢屋王国』と彼のテリトリーが一致しているらしい。何事も平和外交を心掛ける『夢屋国王』ではありますが、国土を侵略するものは許さないという強い態度も必要なのでありますが、何せ迎撃する武器が無い…対ドラ猫防衛構想を練らなければなるまい^^;
追記)震災から丁度一年という節目にお気楽なブログネタで失礼いたします。
未だ避難生活を余儀なくされている方々の一日も早い復興と、東日本大震災により、尊い命を失われた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。