先進国では「ダイエット」とは、減量を目的とする食生活や食餌療法を指すのでありますが、痩せすぎの人が適正体重に戻したり、過少または過大な摂取成分を制限することも「ダイエット」の範ちゅうなのであります。
学生時代はウエスト76cm程度のジーンズも穿けたような気もするのでありますが、さすがに加齢とともに82cm程度のスラックスが常態(まだ充分余裕があります^^;)となりました。したがって、ダイエットなどという言葉は無縁であり、食べたい物を食べたいだけ食べても、体重に変化は無い…友人の『貧乏父さん(H.N.)』の観察によれば、私は飲み出すと余り食べないとのことだが^^; …しかし、私は食べたいと思う量を食べているのだから、決して飲んでいるときに食べ物の量を減らしておこうなどという発想で、食餌量を減らしている訳ではないのであります。
世の中には、色々なダイエット法が氾濫しておりまして、トマトにヨーグルト、生姜ココア、酵素ダイエット…etc.
単純に言えば、食餌量(供給カロリー)に対して消費量(消費カロリー)が等しければ体重は増加しないのであって、食べたら消費することを繰り返せば理論上は増減ゼロなはずなのでありますが…。食餌量から排便量を引いたものが「見かけの消化吸収率」と言われるものの、人間は食べなくとも腸内細菌の死骸などが便として排出され、発汗もするので、それらをさらに差し引いたものが「真の消化吸収率」という概念になります。無理に食餌制限を負荷したところで、人間は供給されないエネルギーを補うために、脂肪などにしてエネルギー源を蓄積しようとするから、食餌量を減らしたところで体重は一向に減らないということが多々あるのであります。
いや、いつまで待っても供給されない食餌を待って、細胞は飢え、一旦給餌されると消化吸収率が逆に向上してしまうことだってある…スイーツは別腹といって一向に控えることが無いのだから、ここまで来ると無理なダイエット(?)は喜劇になってしまうのであります。
ダイエットを必要としない『夢屋国王』が、何故、本日ダイエットにこだわっているのかと申しますと、本日、3ヶ月ぶりに「北友会(へら鮒の会)」例会に参加したのでありますが、どうも池のへら鮒は極端なダイエットを実行しているようでありまして、朝6時から午後3時まで釣り糸を垂らしていたにも係わらず、釣果は朝一番にゲットした『虎の子の一枚』のみでありました。7時から3時まで浮をじっと眺めること8時間…その間、一切、浮が動かないのであります。「無理なダイエットは身体に毒だよぉ~!」と池に向かって呼びかけますが、ここ「長者屋敷」のへら鮒は一向に『夢屋ドクター』の忠告に耳を傾けないのでありました。ちなみに、へら鮒に耳ってありましたっけ?とほほ。
追記)虎の子の1枚…860gほどありまして、不名誉なブービー賞は免れたのでありました。な、な、な!極端な食餌制限を続けると、このへら鮒のように、ブクブクと太ってしまうのだよ…余計なお世話であります^^;