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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ストーカー)

2012-11-17 12:37:03 | 夢屋工房

ストーカーstalker)とは、特定の他者に対して執拗につきまとう行為を行う人間のことをいうのだそうですが、警察庁の発表では2011年のストーカー行為の認知件数は14,618件だったそうであります。松任谷由美さんが歌う「まちぶせ」…恋する乙女の心情ならば、微笑ましい限りでありますが、「つきまとい」がエスカレートし殺人事件まで発展すれば見過ごせない行為であります。
さて、出稼ぎ先の『チーム夢屋』は、小さな事件の解決のために関係者を追い続けること半年、遂に最後のひとりに辿り着きました。まぁねぇ、特定の人物を待ち伏せ、追いかけている訳ではありませんから、ストーカーと言われる所以はありませんが、コツコツと情報を集め辿り着いたチーム員には最高の褒め言葉を贈らなければいけません。そこで、新人君に教えてあげました。「決してこういう性格のオジサンたちと恋愛をしてはいけないよ。恋愛感情が拗れたら、どこまでも追いかけるから…^^;」全然、褒め言葉になっていないのでありますよ。
野に咲く植物の中で、オナモミやアメリカセンダングサなどの種子にはトゲが生えていて、動物の身体や人間の服に着いて移動するという手段を身に付けております。作業服ならともかく、編目の粗いニットなどに着いた日には、取り払うのに厄介な存在であります。最近、外作業をしていて思うのでありますが、アメリカセンダングサのトゲもある一定の時期が来ると折れやすくなるのでありまして、オナモミのトゲだって、内向きにカールしており、着きやすくはなっているのですが、決して動物を傷つけるようなトゲの構造にはなっていないのであります。よくよく考えれば至極当然なことでありまして、彼らは移動手段を身に付けているのであって、いつまでも動物や人間にくっついていたら、新たな生育場所に落としてもらえない訳ですから、どこかで落ちる、あるいは、落としてもらう必要がある訳なのです。
片想いや一途な恋などというものは、恋愛小説の中の話題と思っておりましたが、人に纏わりつくトゲという熱烈さと、時が来れば意外にも簡単に落ちてしまう(折れてしまう)淡白さの両面を持ち合わせて、人間も生きているはずなのであります。しかし、精神的にそのバランスが上手に保てないことがストーカーの原因となってしまうのでありましょうか?厄介な秋の植物を見て、精神のバランス論を考える『夢屋国王』でありましたとさ^^;

ちなみに、オナモミの花言葉は「頑固」「粗暴」なんだそうでありますが、研究成果を上げ、ビジネスチャンスを逃さないといった意味においては、愚直なまでの頑固さと拘りが必要であります。一方では、辿り着くまでの方法論を、大胆に変えてみるといった柔軟さを求められる場合もある訳ですから、硬軟合わせ持った生き方が必要だということに改めて気付くのでありますよ。

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