その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋探偵社(ウコン)

2012-11-23 09:23:08 | 夢屋探偵

「人の病ばかりじゃねぇ。世の中の悪を直すのも医者の務めだ。荒療治をさせてもらうぜ…。」
これは30年前に里見浩太朗さんが演じた『松平右近事件帳』のキメ台詞でありますが、視聴率がイマイチだったようで、内容を良く覚えておりません。確か、幕府の止ん事無い方の落としだねとの設定だったような気がしますが、職業が医者だったことなど一切記憶に残っておりません^^;
江戸の悪を荒療治する『松平右近』に、落語の橘流寄席文字の家元『橘右近』…本日の調査課題は、「ウコン」であります。
某食品メーカーが販売する清涼飲料水が有名でありますが、商品情報にはどこにも「二日酔いに効果があります。」なんて書いてありません。CMだって「飲むなら…ウコンの〇〇〇」と叫んでおりますが、映像イメージでは『(酒を)飲むなら』という設定ですが、『飲むなら→ウコンの〇〇〇』という修飾語ですと言い訳されると、なるほどと感心して頷かざるを得ない上手な設定であります。
ウコンには、精油成分とクルクミンというポリフェノール類(また、苦手な亀の子が出て来ました^^;)が含まれておりまして、クルクミンという成分には利胆作用(胆汁を分泌させる作用)があることは確かなようであります。胆汁は肝臓で作られ、腸内で脂肪の乳化作用に係わる液ではあるけれども直接的な消化酵素を含んでおりませんから、クルクミンの効果によって二日酔いが防げるというのは、まったく根拠の無い話であります。(大胆にも、言い切ってしまうところがスゴイ)決して酒に強くない『夢屋国王』が、「ウコンの〇〇〇」を飲んでもまったく効果が無いばかりか、調子に乗り過ぎて、かえって酷い二日酔いに見舞われたことを根に持っているのかも知れません^^;
酒量などと言うものは、飲む相手や雰囲気、その日の体調によっても大きく変わるものだから、事前にこれを飲んだから…という過信は禁物なのであります。ちなみに、クルクミンによって分泌が促進されるという胆汁に含まれる色素は、体内で酸化されるとウロビリンという黄色い物質に変化し、尿が黄色いのは、このウロビリンによるものだそうで、腸内細菌によって還元・酸化されると茶色い便の素になると言われておりますから、ウコンは『ウ〇コの力』位になっていることは確かであります^^;
忘年会・新年会とお酒を飲む機会が増えますので、世の中のオジサンたちよ、飲酒の量はほどほどに…痴漢行為は「酔っ払っていたので記憶にありません。」という言い訳では、逮捕を免れないことを申し添えておきます。

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