「尾脂腺」から出るフェーシャルオイルは保湿効果あり…?
水鳥は、どうして水に浮くのでしょう…「水上では平然とした顔をして、水中では沈まぬように足を盛んに動かしている。天才とは人に気付かれないところで努力しているものなのだよ!」と講釈する方もいますが、これはウソ。「尾脂腺(びしせん)」と呼ばれる分泌腺から出る脂を羽根に塗って水を弾くから、空気を羽根の間に溜め込んで浮かんでいるのです^^;
鶏を潰す(解体する)場合は、羽根を取る前準備として血抜きした体を熱湯に潜らせますが、鴨料理の場合は水を弾いてしまうので、そのまま羽根をむしり取ることになります。冬場の鴨は美味しいと言われても、皮下脂肪が厚いので、強引に毟ると皮膚まで剥がれてしまう…余り小気味の良い光景ではありません。(ジビエ・シェフ夢屋は語る。)したがって、肉塊として頂戴する方が有難い…鴨猟で得たお肉を頂戴できることなど、そうそうあるものではありませんが。そこで、デジカメのファインダー越しに、肉塊ウォッチングする『夢屋国王』であります。米沢市窪田町の「水辺の楽校」に集まるオナガガモは餌付けされているので人を怖がらない…餌をあげるフリをして、不用意に首を伸ばしたところを右手で捕まえる。イチ、ニッ、サン…イメージトレーニングは出来上がっていますが実行することは無いのであります。
今が旬のホタルイカ…そのまま頂きました^^;
「食」とは、ある意味残酷なものであります。毛づくろいするカモを見て「かわいいぃ~!」とはしゃぐ一方で、お肉は美味しいと食べちゃう。ホタルイカだって、産卵のために深海から海岸へと集まったところを一網打尽…釜揚げを食卓で頂いてますから^^;
オーストラリア・ビクトリア州政府が、「コアラのマーチ」を間引きのために殺処分したという報道がされ、絶滅危惧種に何という酷いことをするのだと一方的に糾弾するような記事を見ましたが、殺処分に至った背景も冷静に伝える必要があると国王は考えます。野生動物を「保護」しようという試みは、とても重要なことではありますが、そこは動物園ではないのだから、コアラが生息するための十分な環境(餌場…ユーカリ林)が必要なのであり、地方開発と野生動物の保護という対立軸の溝を埋めることは容易ではないのであります。自称野生動物愛護者にウケの良い側面だけを伝えるのは、某国営放送として如何なものかと…こんなことを書くだけで批判を受けそうですが^^;
話題は急に変わりますが、イネの育苗箱に「ネオニコチノイド系殺虫剤」を使用した苗を植えるようになってから、我が家の田んぼのヤゴが激減したような気がします。この殺虫剤を育苗箱施用していない『夢屋水田』…ヒメノモチの田んぼでは、昨年も相当数のアキアカネの羽化が見られました…これらのことは、ひとつの現象面を追っただけであって、「ネオニコチノイド系殺虫剤」がどのように影響を与えているかということを科学的に証明できた訳ではありません。感情に訴えて公表することも可能ではありますが、科学的農業を目指す『夢屋国王』としては、もう少し丁寧な観察が必要であると考えております。家に帰れば、長男『ポン太郎君』が、こたつでのんびりゴロ寝…我が子があら~、子、あら~~…「コアラ」の話題でしたけど^^;