菜の花や 月は東に 日は西に (蕪村)
無駄な努力と知りつつも残雪を押しやり、早出しを試みたクキタチ(菜の花)が食べ頃に成りました。(雪かきをしなかった場所より、1週間ほど早まった気がする…^^;)
ふきのとうを楽しみ、クキタチの辛子和え、次はウドの遮光栽培をして、コゴミ、タラの芽と春を感じる料理ネタが満載であります。こうした楽しみがなければ、朝早起きして畑仕事なんてやってらんないよってね。『夢屋国王』の朝のお仕事は、延々と続く畦塗り作業…機械があれば、人に頼めばアッという間なのに、延々と延々と…きっと性格的には「ドM」なのかも知れませんが…^^;
あと何回、こんな春が巡って来るのでありましょうか?昨夜は、若い頃にお世話になった出稼ぎ先の上司たちとの飲み会でありました。
朝はしっかり食べないと「ゼンマイ」が切れてしまいます。
昇任のお祝いと訓示をたっぷり頂きましたが…若かりし頃の先輩たちも良く働き、動いたものでありますが、腰が、膝がと体調不良を訴えるお年頃であります。私だって、あと10年同じように動けるのだろうか?我が家の古老は「大丈夫だから。」と言い続け、80歳位まで重い動噴を担いでいましたからねぇ。良くもまぁ、滑りやすい田んぼの畦畔を歩いていたものだと今頃になって感心している次第であります。男は我慢がまん…そんな一生だったような気がするなぁ…。狭いながらも田んぼがあるお陰で、幼い弟たちにひもじい思いをさせなくて済んだ。そんな思い入れのある田んぼだから、いつまでも続けられたのかも知れませんが…。
『夢屋国王』の場合は、忙しく働く両親や祖母と一緒に居られる場所…今の子どもたちのように遊びに連れて行ってもらえるような環境にも無かったし…今では、お父さんの隠れ家であり、昆虫たちとの出会いの場でもあるのですが^^;
また、今日の朝も15mほど畦塗りをする『夢屋国王』でありましたとさ^^;