「カタクリ」の花言葉は、「寂しさに耐える」
家からも眺められる米沢市内の山々。高校時代に自転車で通った通称『〇×山』の杉林の林道を抜けるとポッカリと野原があって、カタクリの群落がありました。どこをどう歩いたのかも記憶が曖昧なので、今行ってもたどり着けるか分からない。ましてや群落も残っているとは思えないのですが…。(何ったって、40年前のお話ですから^^;)
通い続けたのは「春の女神」と呼ばれる「ヒメギフチョウ」を探しに行っていたのですが…特定の女性を追いかけるか、チョウの女神を追いかけるか…ストーカー気質は、この頃に培われたに違いない。春のこの時期にしかお目に掛かることが出来ないチョウですから、運良く巡り逢えたのは一度だけ、曇り空で風の強い日だった記憶だけは残っております。興奮と感激…丁寧に展翅して貴重な標本となった訳ですが、大学に進学し、標本箱を放置した結果、衣類の食害でも有名な「ヒメカツオブシムシ」の餌食に…大きな落胆…それからは、昆虫採集と標本作りは行わないと決意したのであります。
個人のつまらないコレクションとするよりも、憧れの女神が飛び回る環境を大切にしたい。理念は崇高ですが、残念、環境保護運動などには参加しておりませんけれどね。今、行けば、また貴重な出逢いに恵まれるでしょうか?カタクリのお花畑は残っているだろうか?お年のせいで、別の意味の『お花畑』が近づいているような気もするが…^^;