「ベニシジミ」の御夫妻ですが…
「遊んで来て良いですか?」と聞くオッカーに、「どうぞ」とだけ応え、年始の留守番を覚悟しましたが。(所詮、本日は二日酔いで一緒にお出掛け出来るような状態ではございません^^;)
早期退職を選択したとは言え、何らかの形で仕事(収入確保)はしなければなりません。先に退職し、専業主婦の道を選んだオッカーでありますが、炊事、洗濯、掃除と家事という名の仕事で、一日中、家という存在に縛られております。たまにはどうぞと解放出来れば立派りっぱ。置いてけぼりを食らったオヤジと『柴犬コウ(本名:さくら)』は、只々一日、来るか来ないか分からない年始の客を待って、コタツで居眠りを続けております。そして、その一日の長いこと長いこと。「まずは家でゆっくりと…。」などと、定年退職者のあいさつを何度も聞いて来ましたが、4月からこんな日が続いたら、精神的にも肉体的にも一週間ともたないような気もいたします。
そして、ぐうたらなオヤジが一日中家に居たら、オッカーも息が詰まるに違いない。やはり人間は、何かに打ち込む必要があると改めて悟ったオヤジであります。
「熟年離婚」という言葉に、日々恐怖を感じながら(一応、家事全般は出来るとの自負はありますが…。)今後20年間(それだけ健康で生き続けられるだろうか?)の目標は設定する。子育ても一応区切りが付いたお二人さまですから、当世風に「卒婚」という形態で、お互いがやりたいことに打ち込むのもプチ贅沢ではなんてね。(理想はすばらしい。)フムフム、しかし、生活費だけは確保しないとねぇ。(これが当面の現実である。)電気、水道、ガス料金とカレンダー裏に書き込まれた現実の方が、オッカーから突き付けられた「三行半」のような気もする。性格の不一致よりも「金の切れ目が縁の切れ目」と心に誓い、あてのない計画を練るオヤジであります。