「日本むかし話」の市原さんも亡くなりました。
「にっぽん昔ばなし」のオープニング曲…「坊やよい子だねんねしな~♪」寝る子は育つなどと申しますが、寝て欲しい時には寝ずに夜泣きをし、今夜は体力も万全、いつでも夜泣きはO.K.などと準備出来ている時は、何故かスヤスヤ眠ってくれる。意外と親の心理(精神的ストレス)は微妙に子どもに伝わるのかも知れませんねぇ。(遠い子育て時代を振り返る^^;)
「でんでん太鼓」を持った男の子が、龍の背中に乗って空を飛ぶオープニングで始まる昔話は、一体何のお話だったのだろう?どうやら「龍の子太郎」のようであります。各地の民話がベースになっているようですが、怠け者の『太郎君』が、沼地を龍となった母親とともに開田するところは共通しているようであります。乳飲み子の『太郎君』に自身の目玉をくり抜いて与えたり、自ら住めなくなることを承知で沼の水を抜いたりと、龍と化した母親は自己犠牲を覚悟で『太郎君』の提案に乗る訳でありますが…目出度しめでたし。(どこが、目出度いのか良く分かりませんが^^;)
勧善懲悪…母親の自己犠牲…大概、オヤジは飲んだくれか、約束を破る側なので、あまり追求しないことにしよう^^;
ほのぼのとしたお話と暗い音楽が象徴する残酷なお話と…教訓とは言いながら、意外と理不尽な村人たちの理屈があったりしてね。昨日は、恒例の神社の「しめ縄」造り…あと10年続くだろうかなどと語るのはいつものこと。「しめ縄」を奉納したからといって、ことさらご利益があったとも思えず、「しめ縄」が無くなったところで神罰が下るとも思えない。伝承活動といったところでありますが、無くしてしまった時に、元に戻れなくなるのが「伝統」というやつですかね。「龍の子太郎」のように村人のために…本来、怠け者なはずなので^^;