購入苗で、私が花を咲かせた訳ではありません。
どうしても忘れられない味がある…それが幼児体験であれば尚更であります。『夢屋農場長』がご幼少の砌(みぎり)、農作業は手作業であったから、田植えや稲刈りといった家族総出の作業時には乳幼児は足手まといであります。(かの野口英世大先生も1878年4月に『飯詰め』から囲炉裏に落ちて大やけどを負っております。…余り関係ない^^;)託児所も無いから、そんな時、私はご近所の『母ちゃん(専業主婦)』に預けられていたらしい。後に「小さくて太いチン○ンの男の子だった。」と『母ちゃん』ちの嫁さんにまで暴露していたから、立派な大人となってからも頭が上がらないのでありましたが^^;
そんな『母ちゃん』に、おやつとして食べさせてもらったのが、練乳がけのイチゴでありまして、当時としては砂糖さえ貴重な時代でしたから、その甘さは今でも忘れられないのであります。したがって、農場長にとってイチゴは、裕福な家庭、幸せな家庭の象徴のような存在なのであります。畑の片隅には必ずイチゴを植えてはいるものの、換金作物にこだわり、忙しさを言い訳にして草に埋もれてしまうのでありますよ。(やっぱり、心に余裕がないと中々管理が出来ないでいる…時間という裕福さの指標でもありますなぁ^^;)品種が混在してしまったイチゴ畑を諦めて、今年も新たな苗を購入してしまいましたよ。
『第2サティアン』の幅が拡がった?
久し振りに積もった雪も午後には融けてしまうような陽気…埼玉の師匠から「イチゴを送りました。」というメールが入りました。毎年、ラ・フランスの返礼に、埼玉県内でも有数の名人作のイチゴを頂いております。いつかはこんなイチゴをなどと思ってはみるものの、残念ながら技術が追いつきません。今年は埼玉も温暖な気候で、イチゴの作柄が今イチなんだそうであります。明日届くであろうイチゴが楽しみであります。
さて、午後からは農業改良普及所(農業振興課)主催の「直売所における食品表示等研修会」に参加いたしました。いわゆる縦割りの条件強化で、農水省、厚労省、消費者庁が所管する案件なこともあり、表示ラベルを一枚作るにも保健所、農林振興課と渡り歩かなければならない…安心安全な食品を提供する意思表明としても、生産者として責任の所在を明確にすることは必要であるとは思いますが、お昼寝の時間帯の講義は眠い!!!(テキストをただ読み上げるだけだもの^^; 量目、重量表記を「質量」でと口走っておりますがホントかね?…計り検査は通産省所管かぁ。)まぁ、行政に文句を言っても仕方がない。「一期一会」…ただ一度だけのお取引であったとしても、商品に対する信用は失いたくない。良い物を安心して食べていただくために。『いちご一枝』今度は大切に育ててみようかな(笑)